9月某日 某所
シャダイさん(以下:目)「いや、あのね、この際わがはいのコトはどーでもいーよ?」
私「すいません・・・」
目「いや、謝るくらいならあーゆー扱いやめよーや、な?」
私「ごめんなさい・・・」目「だから謝るんじゃねーって言ってんの、この
おっぱいが。」
私「ええ、ワタクシはおっぱいでございます、他に何の取り柄もないおっぱいでございます・・・」
目「ったくもー・・・で?」
私「で?って?」
目「ここまでの流れで解るでしょーが、わがはいが言いたいのはね、この前キミが
おはなしにしたアレのことなんだけどさ。」
私「ええ、それは解ってるんですが・・・まさかシャダイさん
ビクンビクンに呼び出されるとは思いもしませんで・・・」
目「『じきじき』って言いたいのかなー?」
私「もうしわけございません・・・」目「動揺しとるなー、わがはいは別に怒ってないんだぞ。」
私「お、怒ってるじゃないですか!!あのおはなしで悪者にしたコトにお怒りなのでしょう!?」
目「だったらどうしようと思って、今ここにいるのだね、おっぱい。」
私「私はおっぱいをどうすればいいのですか。」
目「ホントにキミはおっぱいしか拠り所無いのか。」私「おっぱいではないのですか。じゃあドコですか。」
目「キミねぇ、わがはいを何だと思ってるの?」
私「・・・ハッ、失礼しました、肝心なコトを失念していた。」
目「うん。何?」
私「弟子を差し出すのを・・・」
目「わがはいはバックベアードの親戚じゃないぞ。」私「ちがうんですか!?
『このロリコンどもめ』って言う、あの方とはちがうんですか!?」
目「ちげーよ。」
私「くっ・・・おっぱいもロリもダメじゃどうしようもないじゃないか・・・」
目「おい。」
私「・・・はい。」
目「充分尺稼いだろ。」
私「さすがはシャダイさん。」目「えーあー、うん、本題。」
私「本題お願いします。」
目「キミがここで公表した
そうすいのラッパの件で、ちょーっとだけクチを出したくなりました。」
名作劇場 ~~そうすいのラッパ~~私「ワタクシはおっぱいをどうすればいいのでしょうか!?」
目「おっぱいをどうにかされたいのならしてやるけど。」私「だって、あのおはなしにシャダイさんはご不満があるから、ワタクシを呼び出したのでしょう?」
目「ご不満っつーか。」
私「・・・そうでしょ?」
目「いや、おはなし自体に不満はねーよ。むしろわがはいが必要悪みたいに扱われるのは慣れてる。それにな、少ないかもしれ
ないけども賛と否のどちらが上だと言えば賛になる意見の方が多く寄せられてるワケよ。それはおっぱいが一番解ってること
だろ?」
私「ええ、まぁ・・・」
目「話のデキとかの専門家じゃないけど、わがはいもキミの作った話にしてはイイんじゃないのと思います。」
私「本当ですか?」
目「はい。有言実行の大事さを題材に上手くまとめられてるんじゃねーの。
プレイアンドリアルのくだりも悪くない。」
私「おお、シャダイさんにホメられてしまった・・・」
目「そして話のシメの
『じぶんでならしたおとを しんじられるように』という一節は、札幌2歳Sに出走する
トラストにかかっている
んだよな?トラストって
信頼って意味だから。」
私「おお・・・さすがはシャダイさんです。おっぱいをどうぞ。」
目「いただきますよ、本当に。」私「なんていやらしい。」
目「ちゃんと話をさせてくれないか。」
私「・・・はい。」
目「で、札幌2歳Sをトラストが見事に勝利。この話をした後だから、ここを読んでた人には、その勝利がよりドラマチックに感じられ
たかもしれないな。」
私「ええ、ワタクシとしても
あの話を作って良かったと思えましたよ。」
目「わがはいがキミと話したいのは、その後のことだ。」
私「・・・」
目「レース直後に中央移籍発表。」
私「・・・」
目「そんでもって英ダービー出走撤回。」
私「うう・・・」
【札幌2歳S】岡田総帥トラスト超えるさらなる怪物の登場を示唆
目「とどめにラッパ上乗せ。」
私「やめてくれええええ!!」目「・・・あの話をした後にコレだ。あの時キミ、どんな気持ちだった?」
私「どんな気持ちも何も・・・どう表現したらいいか・・・」
目「まー困るわな。」
私「目の前でちゃぶ台を派手にひっくり返されたけど、ちゃぶ台が
見事に着地し、吹っ飛んだおかずがさっきと全然違うおかずに
なって皿に着地した様な気分でしたね。」
目「ごめん、何言ってるか全くわかんねぇや。」私「混乱しましたね、ええ。」
目「そりゃ混乱もするだろ、
あの話を無かったことにした様なモノだからな。」
私「まぁワタクシが勝手に作った話ですからね、岡田総帥の意思とは無関係であることには違いないんですけど・・・で、あの・・・
私からシャダイさんに質問してもよろしいのでしょうか?」
目「ああ、いいよ。今日はこの件についての意見交換をしたいと思っていたからな。」
私「シャダイさんから見て、この一連の流れって、どういう風に映ってるんですか?」
目「わがはいから見た総帥?」
私「ええ。」
目「ガンギマリですやん。」
私「ガンギマリですか。」目「トラスト勝った途端に
ガンガンにキマッてらっしゃいますやん。アドレナリンがピューピューですやん。」
私「あの勝利で総帥のテンションが勢い付いたということですか。」
目「明らかにそうだろーが。元より
コスモスについてはラッパを吹くつもりだったんだろーけど、トラストがあの勝利を飾った後で
それに上乗せしちゃったのは
ブレーキ壊れたとしか見れないぞ。」
私「そう見えますよね・・・」
目「複勝はよく転がすけどな、ラッパを転がすのはあの人くらい。」
私「アレって転がしになるんですか。」目「転がしでしょ。それこそ今総帥が吹いてるラッパは、キミの書いた話の中の
わがはいが与えたラッパだよ。有言実行と言う
よりは、単純に
吹いた者勝ちになるっていう。」
私「実際のところ、コスモスってどうなんです?」
目「実物見てないから解らないけどさ、父フリオーソで母父ゴールドアリュールなんだろ。」
私「こういう血統馬を見つけ出して、重賞ウイナーにしちゃうのは確かにスゴイところではあると思うんですが。トラストもかなり
渋い血統ですもんね。」
目「ブリーダーズカップなら、まぁ・・・」
私「コスモス、血統だけ見たら完全にダートですよね・・・」目「
トラストよりこっちをイギリスに持っていきたいって言ってんだろ。あの人ひょっとして英ダービーとBCクラシックを勘違いして
いるんじゃねーのか?」
私「それはさすがにちょっと・・・」
目「大体だなぁ、散々トラストに関しては吹いてたワケだよ。それで吹いてたコトに真実味が与えられる重賞勝利を果たしたのに
『実はな、諸君』って感じで別馬をあてがわれたら、重賞勝ったのにトラストの面子丸潰れやんけ。それは馬が可哀想だろが、
当人の意志とは無関係に持ち上げられて、急にポッと出のニューフェイスより下の扱いになるんだから。」
私「わあ!!シャダイさん、おやさしいのですね!!」
目「わがはいはああいうラッパは吹かないけどな、そういうコトを考えて、仮にわがはいが吹くとしたらこうだよ。」
シャダイさんならこう!! →
私「シャダイさんかっこいい!!」
目「えっへん♪」私「まぁ、総帥のラッパは競馬の名物の一つではあるんですが。」
目「プロレスラーのマイクパフォーマンスみたいなもんだからな。
こういうコトを言えちゃう人だから面白いと見ることができる人に
とっては魅力的に映るし、ギャグとして捉えても良しだと思う。そうできない人には嫌われるだろうな、無責任って。」
私「あんまり真に受けてはいないのが正直なトコロですけどね。」
目「しかしだな、キミの
『総帥にはこう想ってラッパを吹いててもらいたい』という願いは
完全にオシャカになったも同然だろ。この
ラッパはぶっちゃけ賑やかしだと思うぞ、わがはいは。」
私「別にそんなお願いをしたつもりはないんですけどね。」
目「ああそうかならいいや。」私「そうであった方が美談にはなるなぁと。まぁ、ここまでキレイにカットされるとは正直思っていなかったし、気持ちを裏切られた
って言うよりは
『アタイのおはなしどーしてくれんのー!!』ってカンジですかね。」
目「話を台無しにされた事はショックだけど、こうなっても不思議ではない人だと。」
私「
何度目だって言えますからね。」
目「何度目か、確かに。ただねぇ、わがはいとしては
何度同じことを繰り返せば気が済むんだって捉え方になっちゃうんだよ。
結局のところ総帥だってクラブ会員や一口を募集しているラフィアンの元代表であり、元とは言え未だに強い影響力を持ってる
んだよ。マイネルの馬で散々ラッパ吹いては既に信頼失ってる過去だって数知れずだ。」
私「ふむふむ。」
目「わがはいだってサンデーレーシングやキャロットといったクラブ経営をしているんだよ。ああいう行為は同業他社に対しては
迷惑なワケ。強引な客引きした挙句に客に迷惑しかかけない同業者は、この業種のイメージダウンにしかならんのだよ。
普通に競馬観戦を楽しんでる者にとってはプロレスラーのマイクパフォーマンスになるだろうが、わがはいにとっては全然
違う聞こえ方になるんだ。」
私「だったら何故あんなラッパを!!」
目「キミの美談の材料にされた上、フィクションを
現実の様に言われるわがはい超可哀想。」私「そうだった。総帥のラッパは天然素材だった。」
目「
マイネルレコルト以前から散々ラッパ吹いてただろうが。
カームはサイレンススズカの再来とか、
マイネルエクソンは朝日杯
楽勝した後に海外挑戦するから、不安な人は出資を控えてくれだとか。」
私「デビュー前にそれ言っちゃうのは確かに悪質と言えるのかもしれませんね、例えクラブ馬でなくても。」
目「そういうことは全然考えてないんだろうなー。わがはいのトコの高額馬や良血馬を目の敵にしてくれるのは一向に構わんの
だけど。」
私「ひょっとしてカームで騙したことを根に持っているのでは。」
目「騙してねーよ!!」※カームとは・・・2000年、総帥がシャダイさんとこの高額セリ、セレクトセールで3億2000万という超高額で落札したサンデーサイレンス産駒。
総帥がデビュー前にかなり豪快にラッパを吹いていたが2歳の調教中に故障してしまうトラブルに見舞われる。
なんとかデビューしたが結局中央未勝利→売却で地方行き。
私「騙したんじゃないんですか。」
目「総帥が勝手に高額落札して、勝手にラッパ吹いて不運に見舞われたんだよ!!人聞き悪いぞキミ!!」
私「あうう、ごめんなさい!!」
目「しかし、言われてみればあの頃から言うことがデカくなってる気がするな。」
私「ヤケを起こして自暴自棄になったとか。」
目「どっちかっつーと、その頃から自信が付きだしたんじゃないか?
マイネルマックス、マイネルラヴ、マイネルコンバットって
その辺りの年代だろ。
コスモバルクが2001年生まれだからその後。」
私「はああ、なるほど。」
目「なんか、馬を見れる様な気になってしまいラッパを吹くようになったと考えられるな。こういう血統馬見つけてくる辺りは大した
ものだと思うけど、だからと言って調子に乗ってこうなっちゃうのは、やはり同業としては・・・」
私「だったらシャダイさんとしては、ライバルとも言える総帥にはどうあってほしいと?」
目「キミはどうやら
『そうすいのラッパ』で総帥にこうあってほしいと本気で願ってはいない様だが、わがはいはあの話の中の総帥
であってほしいんだ。有言実行する為のビッグマウスなら重みがあるが、現実の彼のラッパには重みなんて感じないんだよ、
わがはいは。」
私「軽口なら叩いてほしくないということですね。」
目「パラッパラッパーだよ。」
私「古いです。」目「エンターテイナーとしては面白いかもしれんが、ホースマンから見たら、あれらの発言はエンターテイメントにも聞こえないし
内容によっては
くるくるぱーにも思えてくるんだぞ。」
私「くるくるぱーってのも久々に聞く単語ですよ・・・」
目「そうしなければならない、言ったことに近付けさせなければならないと、そう思ってたら安易には出てこないのが誇張だ。
どれだけ難しいことを言ってるのか理解してほしいよ、まったく・・・」
私「お困りだったのですね、シャダイさんは。」
目「困るって程でもないよ、なんだかんだ言っても
わがはいが最強ですから。」
私「わぁい、シャダイさんもラッパ吹いたぁ♥」※実際、管理人はコスモスが出てきた時ズッコケました
↑PLEASE 1DAY 1CLICK EVERYDAY!!
http://tiltowait0hit.blog.fc2.com/blog-entry-1241.html~~そうすいのラッパ The Day After Tomorrow~~
そうすいは、たくさんのきょうそうばをもつ おおうまぬし。
でも、きょうそうばはたくさんいるのに G1タイトルはあまりとれていません。
「ああ、おれもダービーとりたいなあ」
まいにちのように そうつぶやいていました。
あるひのこと、とてもつよそうなうまを てにいれたそうすいは、かれのかつやくをねがうために、
じんじゃにおまいりをしにいきました。
おさいせんをなげいれ すずをガランガランとならし りょうてをあわせ おいのりをすると、
じんじゃのとびらがひらき、
まばゆいひかりを はなちながら、なかから
きょだいな あおいめだまのオバケが あらわれました。とつぜんのできごとに、そうすいが こしをぬかしていると、あおいめだまのオバケが しゃべりかけてきました。
「きみのねがいを かなえてあげよう」
「あなたは いったいなにものですか?」
「わがはいは
シャダイ、けいばのかみさまさ」
けいばのかみさまときいて、そうすいは めをかがやかせました。
「わたしは、スーパーホースのオーナーになりたいのです いまいるうまに すごくきたいしていて、
ぜひともつよくなってもらい ダービーをかってもらいたいのです」
「なるほど なるほど それをかなえるには、きみのきもちの つよさがひつようだな てをだしてごらんなさい」
シャダイさまにそういわれ、そうすいが りょうてをさしだすと、
なにもなかった てのひらのうえが かがやきだして、なにかがすがたをあらわしました。
「・・・これは?」
「ラッパさ そのラッパを、かなえたいことを つよくねがいながら できるかぎりおおきく おとがでるように、そして できるかぎり
おおくのひとに ラッパのおとがきこえるように ふくんだよ そうすれば、ねがいがかなうんだ」
「それだけで ねがいがかなうのですか?」
「あとはきみの ねがいのつよさしだいだよ しっかりきもちをこめて、ちからづよく ふくんだぞ」
そういいのこすと シャダイさまはゆっくりと ぼやけるように すがたをけしてしまいました。

じゅんすいなそうすいは、うたがいもせず シャダイさまのいうとおりにしました。
すぐさま まちでいちばんたかい とけいだいの てっぺんにはしりました。
「ここでふけば、たくさんのひとに ラッパのおとがとどくぞ」
ちいさなラッパを ギュッとにぎりしめ、おおきく しんこきゅうをしました。
そして、かなえたいことを つよくねがいながら おもいきりラッパを ふきならしました。
なんということでしょう、ラッパからは ラッパのおとではなく、
おおきなそうすいのこえが ひびいてしまったのです。
「ああ、なんだこれは! はずかしいよう!」ラッパからでたこえは それはもうおおきく、まちじゅうにひびいてしまいました。
「おいおい、いまのこえはなんだ?」
「
マイネルレコルト? そうすいのところのうまじゃないか、そんなにつよいのか?」
「あれだけおおきなこえで いうのだから、これはそうとうつよいに ちがいないぞ」
「
ディープインパクトよりつよいのか、それはすごい」
まちをゆくひとびとは そうすいのラッパのこえを しんじてしまいました。
そうすいは はずかしさのあまり、まっかになったかおを てでかくしながら とけいだいをかけおりました。
そのようすを おそらのうえからみていた シャダイさまは、たのしそうにケラケラとわらいました。

でも、そうすいはラッパのちからを まだうたがっていませんでした。
これだけはずかしい おもいをしたのだから、きっとマイネルレコルトは ダービーをかってくれるだろう。
しかし、マイネルレコルトは あさひはいをゆうしょうすることは できたものの、ダービーをかつことは できませんでした。
「なあんだ、うそっぱちじゃないか」
「あんなうまに かてるなんて、だんげんしちゃダメだよな」
「でもG1のあさひはいをかったんだよ、あんまり ひどくいうのは、やめてあげようよ」
「あ、さんちゃくは しいだ! しーい!しーい!」
「うるせーよ、おい」
あくるひ、そうすいはラッパをかたてに シャダイさまにであった じんじゃにいきました。
「シャダイさま!シャダイさま!」
すずをガランガランならしながら シャダイさまをよぶと、
ひかりもせず、なかから めんどくさそうに
シャダイさまがでてきました。「どうしたんだね」
「どうしたんだじゃないですよ、ラッパをふいたけど、ねがいがかなわなかったんですよ」
「それはね、そうすいの きもちがたりなかったんだよ もっともっとつよくねがいながら ラッパをふかないと」
「もっとつよく・・・」
「そう、もっとつよく」
そのことばを、ふたたびしんじて、そうすいはシャダイさまと わかれました。
しかし、かえっていくそうすいをみて シャダイさまはクスクスとわらっていたのです。
そう、このラッパはシャダイさまのいたずら!
ただただ、きもちをつつぬけにしてしまうラッパなのです!こうなったらいいなというきもちを おおきなこえに かえてしまうラッパ。
そうすいは、そのことにまったく きづいておりません。
もっとつよく、きもちをこめて ラッパをふけば、きっとねがいはかなうんだ。
けっきょく、それからもそうすいは シャダイさまのいうとおり おおきなおとで、おおくのひとにむかって
ラッパをふきつづけました。
「マイネルスケルツィは あさひはいを かくじつにかって
ダービーまで むはいでつっぱしる うまになりますよー!」
「インパーフェクトでは イギリスのダービーをめざしまーす!」
「らいねんのダービーばの なまえをおしらせしまーす!
マイネルエクレウスでーす!」そのたびに シャダイさまは
「ああ、ゆかいゆかい」と、たのしそうに わらうのでした。
なんねんも ラッパをふきつづけてきた そうすいが、いままででいちばんの うまにであったのは、2013ねんのことでした。
ほっかいどうトレーニングセールで であった、いっとうのうま。
そうすいは かれに
プレイアンドリアルという なまえをつけました。
そして、そうすいのきたいを いっしんにせおった プレイアンドリアルは ちほうけいばで デビューをして、
ちほうざいせきばとして、ちゅうおうけいばに たたかいをいどむことになりました。
そうすいは かれに はてしないみりょくを かんじていました。
「プレイアンドリアルのために いままでで いちばんの、ラッパをひびかせよう!」いつものように、とけいだいのてっぺんから たからかにラッパを ふきならしました。

もう、そうすいには はずかしさは ありませんでした。
なんどもラッパを ふいていたので、なれてしまったのです。
しかし、それは まちじゅうのひとたちも どうようです。
なんどもラッパを きかされていたのだから。
「またそうすいが ラッパをふいているよ こりないなあ」
「どうせまた、いつもどおりな かんじになるんだろうね」
「せかいじゅうをさがしても そういないとは、ずいぶんと ふいたものだね」
ひとびとは ほとんどあきれがおで そうすいのラッパをきいていました。
しかし、プレイアンドリアルは いままでのうまたちとは ちがったのです。
あさひはいでは
やっぱりなかんじに なったものの、そのよくとしの けいせいはい。
プレイアンドリアルは このレースで、とてもつよいあいてに
とてもつよいかちかたをしました。
こういうきょりの じゅうしょうレースで、ちほうざいせきばとして しょうりするのは、そうすいごじまんの
コスモバルクいらい。
「こんどこそ、ダービーがとれるかもしれない!」と、そうすいはこうふんしました。 しかし・・・
げんじつは そううまくはいかない けっかをよういしていました。
けいせいはいのあとで、プレイアンドリアルは みぎまえあしに
けいじんたいえんをはっしょうしてしまいます。
かるいケガだ、すぐになおるよ ここでかてたんだから、あおばしょうでふっき、もしくはダービーちょっこうでもいいだろう。
そんなみんなの かんたんないのりは げんじつにうちけされて しまいました。
けっきょく、このケガがなおらず、11がつにプレイアンドリアルは いんたいすることになってしまいました。
いのりとげんじつ、プレイアンドリアルというなまえが ひにくにもかんじてしまう けつまつです。
そうすいは、プレイアンドリアルに あやまりました。
「ごめんよ、ひょっとしたら このラッパは
ならすとふこうになってしまうラッパなのかもしれない
いままで、いちどもラッパをふいて ねがいがかなったことがないんだ
アルゼンチンしきのちょうきょうにも むりがあったかもしれない
きみは、ほんとうはもっともっと つよくなれたかもしれないんだけどなあ ほんとうに ごめんよう」
うつむきながら くやんでもくやみきれない ひょうじょうで、そうすいは なんどもあやまりました。
「もうラッパをふくのは やめたほうがいいのかな」
ポツリと そうつぶやいたそうすいに プレイアンドリアルがいいました。
「ちがうよ、そうすい」
「ちがう?」
「
そうすいがラッパをふいたから、みんながんばったんだよ
そうすいのラッパの、おとのとおりにしようと、みんながんばったんだよ
そうすいも、ぼくも、だいちさんも、たべせんせいも、かわづせんせいも、きゅうむいんさんも、みんながんばったんだよ
それでもダメだった いちばん あやまらなければいけないのは、ケガをしてしまった ぼくのほうだよ ごめんなさい」
そのことばをきいて、そうすいのめから なみだがあふれました。
そして、このラッパの
あたらしいつかいかたを プレイアンドリアルから おそわることになったのです。
ラッパのおとのとおりになるように
がんばればいい。みんなにきこえるように ラッパをならしたら、ほんとうにそうなるように どりょくをしなければならない。
いったことが ウソにならないように しなければならない。
そうすいは いまもラッパを ふきつづけています。
みんなに
「またか」 と いわれながらも ふきつづけています。
ゆめをかなえるためではなく、ならされたおとを げんじつにするように。
じぶんでならしたおとを しんじられるように。
★おまけ
「ところで、またわがはいが
悪者扱いされてるんですけど、
皆さんどう思います?」※つーわけで札幌2歳Sは
◎トラスト シャダイさんをクリックすると、今回のおはなしの
失敗しちゃった部分を聞かせてくれます
↑PLEASE 1DAY 1CLICK EVERYDAY!!
http://tiltowait0hit.blog.fc2.com/blog-entry-1237.html名作劇場 ~~そうすいのラッパ~~