イタい馬券のハズし方

俺「ソルテくんにはねぇ、もう中央交流戦に出て
  もらわないと困るんですよ。」

弟子「変なフラストレーションをぶつけられるソルテくん・・・」


俺「強くなった。これで今年の南部杯に登録しなかったらヒドいよ、本当に。」
弟「本当に、この世代の出世頭になるとは思ってなかったですよ。スゴイなぁ。」
俺「ケイアイレオーネも流石だったな、今回は探り探りの試し走りだったろ。パッと見でレース内容はちぐはぐに見えたけれど、
  アレでこのタイムの2着になっちゃう辺りは能力だろうなぁ。」
弟「位置取りが意外だったもんね。あんな前に行けるとは思ってなかった。」
俺「自分のカタチを崩して粘り込んだんだから、外回りコースになってどんなレースをするか注目したいな。」
弟「セイントメモリーがまた惨敗してしまったのはショックです・・・」
俺「うーん、衰えかなぁ・・・ハナに行けなくなっちゃったんだよね。かしわ記念の玉砕が応えてしまったのかもしれないけど、ここは
  長めのリフレッシュを取るのも選択肢になってくると思う。」
弟「衰えと言っても、対照的なのが3、4着ですよ。9歳のカキツバタロイヤルに10歳のフォーティファイドだ。地方競馬は高齢馬が
  元気ですよね。」


俺「これが凄い悔しいんだ・・・」
弟「!?」



俺「いや、高齢2頭の活躍は嬉しいよ。なんか、高齢馬が暑い中で頑張ってるのを見ると元気がもらえるよ。」
弟「そうですよ、若い世代が1,2着で、それに続くのが大ベテランってのはイイ結果だと思います。」
俺「問題は予想ですよ。」


サンタアニタトロフィー 結果
1着 ソルテ → 俺&弟子◎
2着 ケイアイレオーネ → 俺◎弟子▲
3着 カキツバタロイヤル


弟「ハズしちゃいましたね、久々の予想だったのに。」
俺「ううー・・・」
弟「こういうときこそうまふくでしたね。」
俺「そういうことじゃないよ・・・」
弟「どういうこと?」
俺「俺は今回、危険だとは思いつつこの人気2頭から三連複を5点買ったワケですよ。」
弟「まぁ、師匠にしては珍しい買い方でしたね。」


◎ソルテ
◎ケイアイレオーネ
▲セイントメモリー
▲ガンマーバースト
▲グランディオーソ
▲フリートストリート
▲キスミープリンス

三連複◎2頭から



俺「一応狙い方としては、◎2頭が3着以内に入るであろうというのが前提ではあったんだけど。」
弟「うん、そう言ってましたね。そんでムサシキングオーは良馬場でこのメンバーじゃ軽量でも厳しいって読みでした。」
俺「で、お前がレオーネくんは脚質やブランクからも不安が大きいって言ってたでしょ。それは俺も覚悟の上だったの。沈む可能
  性は十分に有り得ると。」
弟「でも、見事2着になりましたね。」


俺「この▲5頭の内1頭が3着以内に来るだろうって
  のが、一番自信あった部分なんだよ・・・」

弟「あああああああああああ」


俺「・・・個人的にはこういうハズし方が結構ショックで。」
弟「流した中に入らなかった馬に割られるっていうパターンですね。」
俺「ある程度タテ目は覚悟してたんだよ、特にレオーネが圏外に消えちゃうパターンで。ソルテから▲2頭の決着はあるかもなって
  思いつつの予想だったの。このねぇ、流しからのヌケって結構キツいんだよな。俺的に。」
弟「例えば似たパターンで、今年の船橋記念と比べたらどうなんです?」
俺「コムスメが4着だったレースか・・・」


1着 ナイキマドリード → ▲
2着 マスターエクレール → ◎
3着 ピエールタイガー
4着 ハードデイズナイト → ◎


俺「このレースを今回に置き換えたら、マスタエクレール=ソルテ、ナイキマドリード=グランディオーソみたいな見立てになる。
  そんでハードデイズナイト=ケイアイレオーネって立ち位置は、あながち来ないかもなぁ・・・って目線を向けていた点は似て
  いるものの、やっぱり人気的な立場が違うじゃん。この時コムスメ11番人気なんだもん。」
弟「ふむふむ。」
俺「だから、このレースに関しては『くあああ悔しいいい!!なんでフミオさん(ピエールタイガー)頑張っちゃうんだよおお!!』
  って気持ちと、『コムスメよく頑張った!!』って気持ちになったのね。」
弟「今回はどんな気持ちに?」


俺「『あう?』って気持ち。」
弟「言葉にならないのか。」



俺「なんというか、これで3着にムサシキングオーが居たらデシちゃん当たってるでしょ。それはそれで整理が付くの。要は自分の
  中での▲の筆頭はグランディオーソ。この馬を大井マイルで負かせる可能性を持った馬の中にムサシキングオーは入らない
  わけではないと、俺自身も判断していた。来られたらしょうがないってコトね。」
弟「カキツバタロイヤルだって近走は悪くなかったんだけどねぇ。」
俺「それでもカキツバタロイヤルとフォーティファイドが大井マイルでグランディオーソより前でゴールするとは思ってなかったよ、
  つまり印はグランディオーソ基準で、この馬より前でゴールする可能性を持った馬を自分なりに選んだ様な予想なの。」
弟「結局、5着グランディオーソ、6着キスミープリンス、7着ガンマーバーストって結果ですよ。」
俺「で、3,4着がカキツバタロイヤルとフォーティファイド。」
弟「カキツバタロイヤルとフォーティファイドです。」


俺「あう?」
弟「ハトがマメデッポウ食らった顔って、こういう顔なんでしょうね。」


俺「・・・俺はこういうハズし方が、正直タテ目とかハナ差で馬券逃した時よりもズッシリ来る。特に1,2着が本線でしょ、これでねぇ、
  レオーネくんが4着あたりに沈んでたら結構アッサリ諦めつくんだよ。」
弟「流してヌケるパターンだね。」
俺「流しでヌケたパターンで言えば、昨年のNHKマイルでミッキーアイルから馬単5点で流して、それを怨敵三浦騎手にハナ差で
  破られるってパターンもあったけど、アレはアレでハナ差で負けてたのが12番人気のブザさんだったろ。」
弟「ブザさんもよく選んだものですよ・・・三浦騎手のタガノブルグに至ってはブービー人気でしたからねぇ。」


俺「アレはもう、予想の時にエビちゃんで遊び過ぎた
  と反省するしかなかったワケで。」

弟「それはウソです、反省してませんよね。」



俺「・・・あのハズし方はネタとして完璧に成り立ったので。」
弟「遊んだ蛯名騎手のブザさんで、三浦騎手に馬券を割られる・・・様式美だよなぁ。」
俺「アレはオイシかった。」
弟「芸人の様な馬券でした。」


俺「今回はオイシサすら無い・・・」
弟「生々しいよなぁ・・・」



俺「これで惜しい4着がキスミープリンスとかだったらオイシサも生まれたのだが。」
弟「オイシサを求めないようにしましょう。」
俺「三連複で軸が1,2着だからこそなんだよな、このイタさは。」
弟「5点流しってのがまた生々しい絞り方だよなぁ。」
俺「三連単で◎1,2着って買い方だったら、多分▲を5点にしてないだろうね。そうしなかったから余計に確実性を自分の中で
  高めたつもりになっていたので・・・」
弟「珍しく本気で悔しそうね。」
俺「レースはリアルタイムで見れてないでしょ。出先で結果だけスマホで見たんだけどさ。」
弟「うん。」


俺「1,2着見た時点で『当たった』って思ってたのに、
  目線を3着にスライドして『あう?』ですよ。」

弟「とっても想像しやすい説明です。」



俺「ハズし方でもさー、色々と人によって悔しさの質があるでしょ。そりゃ当然オッズの高い馬券をハナ差で覆されるとか悔しいに
  決まってるし、大張りした馬券も同様だとは思う。なんというか、予想そのものに対する悔しさみたいなのは別だと思うんだよ。
  タラレバにすらならないのに、俺はこういうハズし方が結構イタいんだよな。デシちゃんは?」
弟「どうだろうなぁ・・・キレイにタテ目食らうとやっぱ悔しいですけど。」
俺「惜しい予想は確かに悔しいよね。」
弟「微妙な着差のタテ目はキーッ!!ってなりますね。そんで、全く引っかかりもしない予想をしちゃった時って逆に清々しくて
  自分が笑えてきちゃう。」
俺「うん、それも解るね。レースを見終わった後でもコレは自分には取れないって言えちゃうレースでしょ。」
弟「でも、それで言ったら今回の5点流しにカキツバタロイヤルが入ってなかったのは、つまりそう言えるんじゃないの?」
俺「そうでもないよ、どっちかって言ったら5点に絞っちゃったって感じだから。まぁカキツバタロイヤルに手が回るとしたら・・・9番目
  くらいになるかなぁ。でも、さっき言ったとおり多分グランディオーソってのが頭にあったから、その固い三連複のオッズを考え
  たら、無闇に手数広げられないし、この5点でまず大丈夫だろうって判断しちゃったからねぇ。」
弟「オッズや賭け金云々じゃなくてハズし方でも悔しさに質はあるか・・・結構面白いですね。」
俺「今回も一点ひゃくえんで懐が痛んだワケじゃないけれど、結構自分の予想に対して悔しくなったなー。」
弟「その悔しさで予想が上手くなりゃイイんだけど。」

俺「もっとオイシイ結果を出さないと。」
弟「当てたいのか芸人になりたいのかハッキリしましょう。」

俺「ハズれりゃ悔いるのは当然だけどね。」
弟「意外だな、師匠がハズレてこんなに殊勝になるのが予想に対してだなんて。」
俺「ここ最近で一番悔しい、というかイタいハズし方だと思うよ。流してカキツバタロイヤルに手が届かなかったってのは。南関
  レースの方が中央よりこういうハズし方すると精神的に来るねぇ。」
弟「なるほど、知ってるつもりの部分が大きいからかもね。」
俺「デシちゃんが最近一番悔しかったハズレ馬券は?」
弟「一番悔しかったハズレかぁ・・・」
俺「惜しい予想とか結構してるじゃん。そんな中でさ。」
弟「・・・」
俺「考えてる。」
弟「・・・ふぐっ」
俺「・・・?」
弟「ふぐっ・・・ひぐっひぐっひぐっ・・・ひっく」
俺「泣くほど悔しかったのがあるのか。」




弟「だこおおおおおおおおお!!」
俺「いかん、ヤブヘビだ!!」





弟子の一番悔しかった予想

新潟大賞典
1着 ダコール → ◎

ダコール初重賞制覇の単勝未購入




弟「タイムマシーン作ってぇ!!
  だこーの単勝買わせてぇ!!」

俺「・・・次は買っとこうね。」





※ダコールの次走は新潟記念の予定です




[ 2015/07/31 00:45 ] その他 | TB(0) | CM(7)

サンタアニタトロフィーの予想

俺「えーっと、予想の前に突然なんですけど。」
弟子「ふぇ?」


俺「ウマスレイヤーが早くも頓挫しました。」
弟「早っ!!!!!!!!!!!!!!」



俺「・・・ニンジャスレイヤーっていうバイオレンス作品に馬達をあてがったら、どう足掻いても無理が生じまして。」
弟「・・・作り話とは言え、殺し合いさせるワケにはいかないって感じでレースに置き換えたんだろうけど。」
俺「その通りなのよねぇ、そりゃ殺し合いで成り立つんだったら続けられるんだけどさー。」
弟「そもそも安易なのです。」
俺「おっしゃるとおりです・・・」
弟「素直だ。」
俺「大体、コレをやろうって思ったキッカケがさー、ストーリー云々ではなく『このキャラをこう置き換えたら面白いな』って単純な
  部分で。要はキャラっていうパーツが先に沢山産まれたんだけど。」
弟「ふむふむ。」

俺「そのパーツがパズルとして全く組み上がらない
  というコトに気付きまして。」

弟「キャラの出し方が解らなくなったんだな・・・」


俺「無理矢理過ぎる初期設定の中に馬も人物も組み込まれて収拾が付かなくなりまして。」
弟「ニンジャスレイヤーの基本コンセプトは『ニンジャが出て殺す』って部分だよね。」
俺「キョーソウバが出て追い抜く。」
弟「『追い抜く』ってコトをベースにしたら人物はどうなるのってコトに
  なるもんね・・・」

俺「勉強になった。キャラ設定があってもレールに沿わなきゃ使えないのだ。」
弟「じゃあキャラは他にもイメージしてたんだ。」
俺「うん。いっぱい居るし、キャラ設定だけで言えば自信のあるヤツもあった。実際にそれを使おうとしても『どうやって』になって
  しまって、ああこりゃ続けるの無理だって結論になったんですよ。」
弟「御神本さんの扱いも自信があったのか。」
俺「ピッタリでしょう!!」

弟「・・・復帰に向けて頑張っている御神本さんを違法薬物呼ばわりしやがって。」
俺「ミカポンって単語が薬物っぽいじゃん。」
弟「貴様・・・まぁいいや、とりあえずウマスレイヤーはおしまいってコトですね。」
俺「うん、そうします。」
弟「ならばその、自信あったけど出せなかったキャラのこととか話してもいいんだよね。ちょっと聞きたい。」


俺「『フミオ天狗』は使いたかった・・・」
弟「『フミオ天狗』・・・」


俺「原作かマンガ読んでないと解らないハナシになるから、あまり詳しく話す必要も無いだろうけど、一応言っておくと原作での
  人気キャラにヤクザ天狗ってのが居ましてね。それをフミオさんにやってもらおうとしたのです。」
弟「味のあるキャラなんですよ、ヤクザ天狗は。」
俺「そのヤクザ天狗の紹介文で、『天狗とは日本に古来から存在するフェアリーの一種で・・・』ってくだりがあるの。」
弟「あるねー。」


俺「そこを『フミオとは、オオイに古来から存在する
  フェアリーの一種で・・・』って書きたくって。」

弟「フミオさんをフェアリーにするなよ!!」



俺「決めゼリフは『お前をフミオの国へ連れて行く』です。」
弟「想像するだけで壮絶なんですけど、その国。」
俺「まぁ、発想が出て気が向いたら書くけど、ここまでの設定の打開策はナシだわ。なら前に言ってた自作モノの方に取り掛かった
  方が良いかもってコトで。基本的には打ち切りでございます。」

弟「ついて行けない人が多そうだったし、いいんじゃないですかね。」
俺「お前はみかぽんさんの扱いが相当不服だったんだね・・・」




★ひさしぶりに予想だ!!サンタアニタトロフィーだ!!


俺「つーわけで久々の南関重賞予想~♪」
弟「いやっふぇぇぇぇぇぇい!!」



俺「・・・」
弟「フォオオオオオオオウ!!フォオオオオオオオオウ!!」
俺「・・・いや、まぁ確かに久々の予想ではあるけども、レースはリアルタイムじゃ見れないんだよ。」
弟「そうですけど、堂々と予想できるのだってひさしぶりじゃん!!」
俺「まぁね、マトモに競馬予想するのが久しぶりではあるな。週末にちょこまか買っていたとしても適当にザックリ選んだ様な予想
  だったし。」
弟「馬柱をじっくり見るのも久しぶりです。馬柱をじっくり見てもいいんですよね!!」
俺「当たり前だ、そうじゃなきゃ予想できないでしょーが。」
弟「よぉし、ボク馬柱見ちゃうぞう♥」
俺「・・・仕事漬けだったからなー、しかしここまでになるものかね。」

弟「えへへへぇ♥カラフルでカタカナがイッパイだぁ♥
  カラフルでカタカナがイッパイですよぉ♥」

俺「・・・なんだかお前に申し訳なくなってくるわ。」


弟「覚醒したソルテくんが居ますよ!!」
俺「いい枠引いたね、4番だ。」
弟「ううー、どう見てもソルテくんだけど、それじゃ本命が師匠とカブってしまう・・・」
俺「まぁ確かにここ2戦の内容見たら、能力はメンバーの中で抜けた物を持っている存在だもんな。もちろん私情も込みで本命。」
弟「だよねぇ。」

俺「でも単の頭にはしにくいかなぁ。」
弟「・・・不安持ちで本命にすると来なくなるよ。」


俺「三連複の軸ってカタチで見たいんだけど。勝つとしても前2走の様な圧勝じゃないと思う。」
弟「えええ、充実期って感じじゃん。」
俺「そうではあるんだけどさ、ここ最近スゲー暑いじゃん。そこが気になるんだよ。」
弟「暑さに弱いのですか?」

俺「7~9月は勝ったことが無いんだ。」
弟「!!!!!!!!!!!!!」


俺「そもそも出走履歴が少ないんだけどな、夏場の。こういう時に、過去レースデータに気温って項目あるとイイんだけど。一応
  負けたレースにはJDDなんかもあるから、一概に暑さに弱いと言い切れるものでも無いがな。」
弟「当日は猛暑になりそうだもんねー・・・」
俺「だから、ここ2戦をブッちぎったって絶対的には見えない印象なのよ。」
弟「ふーむ、そうなると三連覇に挑むセイントメモリーを見直すってのもアリか。」
俺「前走シンガリ負けしてるけど、あまりにもらしくない競馬だったって部分を逆に見れば全然走っていないと考えることもできる。
  老練な馬だからこそ初の船橋ナイターに驚いたのかもしれないし、そもそも船橋巧者ってワケでもないからね。大井の方が
  パフォーマンスは出せる馬だし夏場も強い。前走をどう見るかだよな。」
弟「年齢もあるから不安に取れちゃうよ。」
俺「もう8歳だからなー。」
弟「でも、勝ちの可能性を考えたらこの2頭かなって思えるんだけど。そんでセイントメモリーは沈む可能性も持ってて、ソルテは
  崩れないんじゃないかって気がする。」
俺「・・・すっごく禍々しいコンビが居るんだけど、コレは俺に対する罠なのかな。」
弟「ふぇ?ドレ?」


俺「ケイアイレオーネ的場文男。」
弟「禍々しいですね・・・」



俺「・・・まさかレオーネくんがフミオさん乗せて転厩初戦を迎えるとは。」
弟「約9ヶ月振りの実戦ですか・・・師匠は都落ち初戦は嫌うタチでしょ、しかもこのブランクを考えると様子見なのでは?」
俺「普通はそうだね。例え中央時代に好きだったレオーネくんだからとは言え、厳しい目で見たいんだけど。」
弟「そうなると思うけどなー。」
俺「でも様子見でオオイのフェアリー乗せていいのか?」
弟「フェアリーって言わないでもらえませんかね。」

俺「あんまり都落ち初戦の重賞挑戦馬とフミオさんというコンビに印象無いんだけどさー、要するにフミオさんってソフトな騎乗を
  するジョッキーとは言い難いでしょ。それだけでもういきなり狙ってるんじゃないかって雰囲気出てる。」
弟「なるほど・・・」
俺「約一ヶ月前の能力試験もフミオさんが騎乗してる。結構馬体を増やした状態での能試を上々のタイムでクリアし、ここまで
  出走を引っ張った点も臭い。同じく中央からの転厩初戦となるフリートストリートが中央時代の勢いを維持させてるかの様な
  急な出走に対し、かなりじっくりとした組立てなんだよな。」
弟「しかしレオーネくんは中央時代のレースっぷりを考えると、後方からエンジンを徐々に加速させる様な脚質だったハズです。
  大井内回りって合ってるとは思えないんだけど・・・」
俺「確かにそうなんだよ。おまけにこの後のスケジュール希望も出ている。どうやら叩き3戦目で東京記念を狙うらしいから、そう
  考えるとビッシリって仕上げでもないだろうと推測される。中央での実績も有り人気の一角にはなるだろうけど、ソルテと比べ
  たら危険なニオイは強いよ。」
弟「まぁ、師匠は中央時代に結構レオーネくんを推していたから、そういう不安な部分を取り除いての本命視なんでしょうけど、
  ボクは正直今回は重く見ない考えです。」


俺「だって鞍上が天狗なんだぞ。」
弟「フェアリーから天狗に・・・」



◎ソルテ
◎ケイアイレオーネ
▲セイントメモリー
▲ガンマーバースト
▲グランディオーソ
▲フリートストリート
▲キスミープリンス

三連複◎2頭から



俺「着順パターンがまとまらないんだけど、基本はこの2頭が3着以内になるんじゃないかって考えです。希望としてはソルテくんが
  強い状態のケイアイレオーネを負かす内容を期待したいけど、中央から転厩の芦毛2頭ワンツーというシナリオも考えられなく
  はない。この結果はあんまり期待したくないけどね。」
弟「なるほどなぁ、でもムサシキングオーは抑えなくていいの?軽量で勢いあるよ。」
俺「馬場が渋れば買い目に入れたいけど、あんまり良馬場でいいイメージ無いからな。」
弟「ボクはこの軽量は大きいと思うね。何せ最近のマイルのタイムがいい。翼君もこないだ中央経験してたくましくなったのです、
  ソルテくんとこの馬を軸にしますよ。」


弟子予想
◎ムサシキングオー
◎ソルテ
▲ト-センアドミラル
▲ケイアイレオーネ
▲グランディオーソ
☆セイントメモリー

三連複◎2頭から 馬単☆→◎
 


弟「そしてセイントメモリーの三連覇にも期待!!南関古豪は二連覇したら三連覇も四連覇もできるのです!!」
俺「フジノウェーブやナイキマドリードみたいになれるといいよな。」
弟「強豪達を引き連れて健在っぷりを示した先頭ゴールをしてほしいです。」
俺「セイントメモリーからソルテへの馬単となら、俺の三連複とのダブル的中も有り得るのか。久々の予想だからココは二人揃って
  当てられるといいねぇ。」


弟「イヤですよ、ボクだけ当たればいいです。」
俺「ひどいことをいわれた。」


弟「レオーネくんは、一応買い目に入れてますけどやっぱり半信半疑です。確かに中央成績を考えるとアッサリも有り得るんで
  しょうけど・・・」
俺「お前アレだろ、火曜最終でハイパワー勝てなかったからフミオさんを根に持ってるんだろ。」
弟「ふぐぅ・・・残念だったけどそんなんじゃないですよ。あのレースではハイパワーもフミオさんも頑張ってました、これからです。
  三連勝なんて簡単にはできないですよ。」
俺「ここでハイパワーと同じ芦毛のレオーネくんでフミオさんが勝ったら、なんかイヤだもんなー♪」
弟「むう、なんて陰湿なことを言うのですか。そんなコトを言う人はこうです。(指パチン)」
俺「?」



ピンポーン♪



俺「あ、誰か来た。はーい・・・」



ガチャ




フミオ天狗



天狗「フミオの国へ行きたいのはオヌシか。」
俺「ひぎゃあああああ!!!!!」
弟「連れてってあげて下さい。」

天狗「良い心掛けだ。これから毎日フミオ・スクワット
  で鍛錬すれば、オヌシも立派なフミオになれる。
  さぁ連れて行ってやろう、フミオの国へ!!」

俺「ひぎゃあああああ!!!!!」



おお、ナムアミダブツ!なんたるインガオホー!
ティルトウェイトは自身のイメージしたモンスター、フミオ天狗に攫われ、シゾーカ・シティの夜の闇に
消えて行った。

果たして彼女の運命は?戻って来られるのか?そして、戻って来た時に彼女はフミオになって
しまっているのか!?

取り残された弟子は不安そうな面持ちで夜空を見上げ、
懐から新しいオヤツを取り出し、それを開けて食べ始めたのであった





~たのしいウマスレイヤー おしまい~





[ 2015/07/29 00:37 ] 地方競馬予想 | TB(0) | CM(1)

ウマスレイヤー 06

【06】


「ぐー・・・ぐー・・・」
「・・・」


薄暗い安モーテル「ケムマキ」の一室、ひと組の男女はひとしきり前後上下し合い終えたところだ。
気だるそうに女は、自分の咥えたタバコの煙を目で追った。男は余韻も残さず疲れ寝ている。
物足りなそうに女はオモチャを手に取るも、事後の虚しさに苛まれる。彼女はこういうことが嫌いなのだ。
スイッチを入れて切ってを繰り返した後、オモチャをベッドの下に放り投げた。


「・・・ぐごっ」


やかましいイビキが断続的にモーテルの一室に轟く。
彼はサケに酔っている、彼女もまたサケの力を借り、日頃の鬱憤を晴らしていた。よくあることだ、他愛もない。
道徳?倫理?ファック。
彼も彼女も正論が嫌いであった。当たり前を振りかざす者が嫌いであった。
正論を語る権力者に苦々しさを感じると、彼らは発散するかの様に前後をする機会が多かった。



それを言って何になる?皆がそう言ってるのに何故そうならない?仕組みを考えよう、そうか、だから皆が言ってる
ことは具現化されない。

・・・そこを考えるのが、彼らの努めだから。
当たり前のことを、さも得意気に並べる者とは気が合わない、ひねくれた者同士なのだ。



タバコはなかなか減らない。彼女の愛飲しているタバコは無添加だ、可燃材が入っていない。
箱売り価格は高くても、吸うのに費やす時間が掛かるこのタバコを彼女は愛飲していた。「アメリカ魂」である。
ちりちりとセンコ花火めいて、少しずつ自分に向かってくる突端に「お前は安上がりだな」と、
自傷でもするかのように彼女は嘲笑した。また後で吸おうと、一旦火種を消す。


「シャワー、浴びてくるね。」
「んあ?」
「シャワーだよ。」
「あぁ・・・ぐぁ・・・」


寝言なのか、解って言ってるのか解らない彼に、彼女がクスリと笑う。
つまり彼と彼女の仲は、深からず浅からずといったところだろう。そういう関係だということだ。


「いいよ、寝てて。ゴメンネ。」
「んあ」


彼女は何故か彼に謝りベッドを降りる。
酔いを醒まそうと、頭や手足を振った。息を大きく吸い、そして吐き出した。
モーテルの窓から外に見えるネオンが、おぞましいアトモスフィアを紡ぎ、彼女の目に映る。

サケのせいにしたくはないが、彼女は自身で眩暈を感じていた。
ぐらりと歪む視界は、冷静になった今だからこそのものだろう。彼との戯れの時、彼女のニューロンはクリアだった。
脳内アドレナリンのおかげで快楽のみに重点が置けたのだ。今はそれが冷めている。
冷ややかな酔いの醒めを彼女は呪った。

なんで、何度も繰り返してしまうのだろうと・・・
しかし、その呪いは彼と彼女にとっては慣れであった。

一糸纏わぬ姿で頭をボリボリと掻きながら、彼女はバスルームに歩み進んだ。
そのモーテルのバスルームはまるで、モーテルとは思えない民宿めいたものだ。
小柄なバスタブ、ただ一つ付けられたシャワー、ショーワを感じさせるスケベイス、洗面器・・・
それは正にゼンの空気漂うチャシツの様である。
彼女はその、清潔感の乏しい殺風景が嫌いではなかった。

洗面台の鏡に映る自分は、目が死んだ魚の様だ。
しかし、それに対しても無感情だった。これだって今に始まったことではない。
こうなった仕組みを知っているにも関わらず、やめられないのだから。

誰が見ているわけでもないのに、彼女は洗面台脇に置かれたタオルで体の正面を隠し、
風呂のスライド扉に手をかけ、静かに開けた。


それが、いつもと違う惨劇の始まりになるとも知らずに。


唐突に声なきアイサツが、風呂場の右上の壁から彼女の肌にグロテスクに絡みつく。
それまで感じられなかった気配が、急激に存在感を増し、その姿が彼女の網膜に焼き付いた。


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「ドーモ、はじめまして・・・・・
 アシダカグモです。」




彼女は凍りついた。


「アイエエエ!?クモ!?クモナンデ!?」


声は出ていない。動くこともできない。彼女は現実から逃げるように風呂場の扉を閉めた。
フー・・・っと息をつき、うなだれ、頭をブンブンと振る。
こういう時、全裸の人間は無力だ。全裸であの禍々しいクリーチャーに勝てるはずがない。
絶望感、虚無感、背徳感、様々な負の感情が溢れる。男を呼ぼうか?いや、それはできない。
アイツのほうが確か、私よりもムシに弱い。
全く頼りにはできないだろう。

・・・意を決した彼女は再び風呂場の扉を開けた。


「ドーモ、アシダカグモです。」


微動だにしていない。全く同じ位置からクリーチャーは再び声なきアイサツをする。
彼女は知っていた、このクリーチャーは本気を出すととんでもないスピードを出す。もしもその
速さで襲いかかられたら、自分は手も足も出せずに蹂躙されてしまうだろう。

少しでも距離を取り、退散を願う彼女は武器を手にとった。スケベイスである。
これでクリーチャーを追い詰め、この場から去ってもらおう。しかしもし、手に持ったスケベイスに飛び移って
きたらどうする?想像するだけで彼女の目に涙が溢れる。しかし、やるしかない。

体の前側は左手に持ったタオルで隠し、右手に持ったスケベイスでクリーチャーを牽制する。

するとクリーチャーは壁を音もなく高速移動!!
「いっ」彼女が声ともつかない嗚咽を漏らし硬直する。


しかし、彼女の作戦は的確であった。クリーチャーは思った通りの方向に動いてくれた。
ハッ、所詮はクリーチャーだ!頭脳戦で負けるわけがない!
彼女はほんの少し自信を持った。あと少しで、この不気味な怪物を風呂場の扉から外へ追い出す
ことができる。戦ったら負けてしまうが、戦う必要などないのだ。

果たせるかな、彼女はクリーチャーに対し終始腰を引いた状態で、スケベイスを手に牽制する。
その姿は、傍から見たら凄まじく滑稽なものであったろうが、彼女は至って真剣だ。


作戦は速やかであった。クリーチャーは彼女に襲いかかることもなく、扉の外へ逃げた。
急いで扉を閉め、彼女は手に持っていたスケベイスを置き、大きく息を吐いて腰掛けた。


気が付くと、事後よりも遥かに多く汗が吹き出している。
まだ安心はできていない。ひょっとしたらまだこの空間には、別のクリーチャーが居るかもしれない。
先ほどのクリーチャーが再度侵入してくるかもしれない。油断するにはまだ早い。
神経を研ぎ澄ませながらも、彼女はシャワーヘッドを手に取った。
今度もし現れたら、このシャワーで殲滅すればいいか・・・残酷な想像が頭をよぎるものの、彼女は
幼き頃に「クモは殺してはいけない」と教えられ、それを守り続けていた。やはりクモは殺せない。

こんなにリラックスできないシャワータイムも、なかなか経験できるものではない。そう考えると彼女は
少しだけ自分がおかしくなり、一人で辛そうに笑った。
存在を確認しなかったら感じていなかったクリーチャーの気配、その幻が周囲に痕跡を残している。
今となってはどこから出てきてもおかしくない。彼女は研ぎ澄まされた。

手早くシャンプーを泡立て、頭を洗う。一番危険な瞬間だ、視界が無い状態なのだから。
この最中に、もしもあのクリーチャーが背後から襲いかかってきたら・・・そんなホラー映画めいたことを
想像しながら、彼女は素早く髪を洗った。強がっていても彼女の脳裏にはくっきりと、あのおぞましく巨大な
クリーチャーの姿が焼きついているのだ。
シャワーの水圧を一番強くしシャンプーを一気に洗い落とすと、彼女はまず周囲を見渡した。居ない。

「よし」

小さく呟き、身の安全を確かめる。視界の無い時間は終わった。
ようやく安心できる、今現れても何とか対応できるだろう。
彼女は先ほどの洗髪とは違い、今度は丁寧に体を洗いはじめた。


・・・しかし、戦いはまだ終わっていない。

「先ほど、私はあのクリーチャーを外に逃がした。風呂場を出たらまだ居るかもしれない。
 その場合のシミュレーションをしなければならない。」
彼女に油断は無かった。

タオルを固くしぼり、体を拭くと、彼女は意を決して扉に左手をかけた。右手には再び、金色に輝く
スケベイスが握られていた。


ガララッ!!
扉を開けながら周囲を確認!!
壁、床、天井、よし居ない!!

もう一度確認!!
よし、やはり居ない!!




安堵しながらも、彼女は舌打ちした。
実は、彼女はこの時、ある程度離れた場所に居るクリーチャーを確認したかった。
姿が見当たらないのは、それはそれで不安である。どこに居るのか解らないのだから。
離れた場所に確認できれば、その動向に注意しながら全裸状態とオタッシャできる。
つまり、姿が見えない今は、まだ油断できる状態ではないということだ・・・


そう、彼女は決して油断していなかった。油断などしていなかったはずだ・・・


とにかくすぐに服を着たい、やはり一糸纏わぬこの姿だから不安なのだ。衣服の有無は
人の強さにも影響するのかもしれない、哲学めいた禅問答を自分の中で繰り広げ恐怖を紛らす。
そして洗面台に置かれたバスタオルを手に取り、周囲を警戒しつつ広げた。



「ドーモ、アシダカグモです。」


おお、なんたるヒレツ!!クリーチャーは畳まれた
バスタオルの間に潜んでいたのである!!



「イヤーッ!イヤーッ!イヤーッ!
 イヤーッ!イヤァーッ!!」



至近距離に突如出現したクリーチャーに、彼女は冷静を失った。腰をぬかし脱衣所にペタンと
座り込み、必死にバスタオルを振り回し、絶叫しながらそれを放り投げた。

さすがにベッドで寝ていた彼が何事かと起き上がり、彼女に駆け寄る。


「どうした!?」
「・・・でっかいクモがいた。」
「でっかいクモ。」


彼は、涙を止めることができない彼女にやれやれといった表情を浮かべた。それは、たかが
クモで大騒ぎして・・・という意味ではなく、久方ぶりに彼女の女らしく弱々しい姿を見たからだ。


「クモとかだめなのか。そういうの平気だと思ってた。」
「だって・・・あんなでっかいの・・・」
「ははは、かわいいとこあるじゃん。」
「クモどこ?」
「・・・居ないぞ、お前の声に驚いてどっか行ったんだろ。あのブン投げたバスタオルは何?」
「そのバスタオルやだ。さっきクモがくっついてた。」
「世話のやけるこった。」


彼女もまた、彼を頼りにするのは久方ぶりである。自分の方が強いと思っていたから。
せっせと自分の世話を焼いてくれる彼に、なんだか心がくすぐったくなる感覚がした。
彼は洗面台に置かれたもう一つのバスタオルを取り、広げてクリーチャーの存在を確認する。
異常が無いことを確認し、彼は彼女にバスタオルを渡した。
「ありがとう・・・」彼女はそれを受け取り、ゆっくりと立ち上がった。まだ肌に水気を帯びたしっとりとした質感、
そして未だに涙で潤んだ瞳と、珍しく殊勝な態度に、彼は再び欲情した。


「続きしようか。」
「・・・」


彼女はむくれて、返事を避けた。彼はその様子を見てクスクスと笑った。
彼女の放り投げたバスタオルを片付けようと彼が拾い上げる。
「そりゃ体拭こうとして、コレにでっかいクモが付いてたら泣いてもおかしくな・・・」



「ドーモ、アシダカグモです。」
「アイエエエエエエエエエ!!」



なんたるヒレツ!!クリーチャーはまだそこに
潜んでいたのだ!!彼は恐慌状態に陥り腰を
抜かした!!パニックを起こし、咄嗟に動いた
弾みでスネをベッドの角に強打、悶絶!!



・・・再び放り投げられたバスタオルには、まだクリーチャーがしがみついていた。
服を着た彼女は、ハンガーで恐る恐るそれをつまんで部屋の外に出し、そのままハンガーを器用に
使いクリーチャーを廊下に逃すと、そのバスタオルを回収してゴミ箱に捨てた。
そして先ほど一旦消したタバコに火を点け、パニック状態の彼を見て冷静を取り戻した。


「・・・」
「アイエエエ、アイエエエ・・・」
「・・・続きする?」
「アイエエエ・・・」


結局その日、二人の前後上下が続けられることは無かった。



~つづく~




弟子「ウマスレイヤーじゃなくて、コレはアンタが
 日曜にラブホで体験したハナシじゃねーか!!」

俺「サヨナラ!!」




※でもアシダカグモ=サンはゴキブリ=サンを食べてくれる、とってもいいクモなのですよ♥
 ・・・まぁ、要するに、あのラブホテルにはどちらも居るってことにもなるんですが。




[ 2015/07/20 23:22 ] ウマスレイヤー | TB(0) | CM(8)

自分が馬主になったら

★セレクトセールが終わりましたが

俺「毎度のことながら、このセリのニュース見てると金銭感覚狂うってば。」
弟子「今年は大盛況だったみたいだね。」
俺「二日間の総売上額は131億7350万円で史上最高額だったそうだ。」
弟「ひゃくさんじゅういちおく・・・」
俺「すごいよねぇ・・・」

弟「ピノに換算すると何箱でしょうか?」
俺「ピノに換算しないでね。」


弟「アイスとおやつがいっぱいだ。」
俺「アイスとおやつで豪邸がいっぱい作れます。」
弟「しかし、どうもこのセレクトセール出身馬にはネガティヴイメージが強くて。セリで盛り上がった割にはデビューしたらアレレ?
  っていう子が多い気がするなぁ。」
俺「そだね、購入金額の元が取れる子はパーセンテージにしたら僅かって印象が強いよ。」
弟「記憶に新しいところではミッキークイーンが居たけどもね。」
俺「それもあって里見さんがムキになった感じあるけどな、ダノックスへの妬みっぽいヤツ」
弟「サトノの冠でおなじみの里見さんが、また狂ったように高額落札してたみたいだけど。」
俺「懲りないなぁって見方もできちゃうけどさ、もう元を取るとかそういうレベルじゃなくて、単純にG1レース取りたいって欲の方が
  暴走してる感じだよね。今年のダービー2,3着なのが拍車かけてる気がする。」
弟「悔しかったからってこのお金の使い方はなぁ・・・」
俺「それができちゃうんだから。」


弟「ピノいっぱい食べれるのに。」
俺「この圧倒的庶民感覚。」



弟「執念ってすごいね。」
俺「第一、里見さんはこれだけ馬買った上でピノもいっぱい食べられると思います・・・食わんだろうけど。」
弟「スケールが違いますねぇ。」
俺「来週のセレクションセールだってセレクトセールに比べれば金額低くなるけど、ひょいひょい出せる額ではないからな。」
弟「サラブレッドは高いんですねぇ。」
俺「更には維持費だって掛かるワケだし、夢を買うにしてもリスクがでかいよ。馬主になるには豊富な予算と知識が必要だ。」
弟「そうじゃなきゃ続けられませんよねー。ちなみに師匠は自分の馬を持ちたいって思ったコトは?」
俺「軽く思ったコトはあるけど、そういう現実的な部分が解ってくると諦めざるを得ないかな。」
弟「結構さ、レース見てホレる馬が活躍するパターン多いじゃん。案外向いてるかもって思うんだけど。」
俺「あくまでデビューした後でしょー、実戦での走りを見る前と後じゃ全然違うじゃん。買いかぶり過ぎだよ。」
弟「謙虚なのね。そう言えば新馬戦でお気に入りの2頭が既にデビューしてますけど、どうでした?」
俺「ロゴタイプの全弟のナイトインブラックと、ヒットくんの全弟のゴールドラッシュね。」
弟「どちらも新馬勝ちとはいきませんでしたけど。」
俺「正直ナイトインブラックもゴールドラッシュも、新馬戦であんなに人気になるとは思ってなかった。あんまし変に期待し過ぎる
  のもどうかと思うね。明らかに兄の影響での人気だったろ、この2頭は。」
弟「あら、随分キビしいのね・・・」
俺「そもそもナイトインブラックはロゴタイプの全弟って言うよりローエングリン産駒って見方が正しいと思うなー。そりゃもちろん
  見限れないし見守っていこうと思うけど、現時点ではロゴタイプがローエングリン産駒の中で破格の成績なんだから。そこを
  抜きに考えたらローエングリン産駒の全体成績って、ロゴ世代以降が結構ヒドいからねぇ。ただ、立ち回りは兄に似て上手い
  子だと思った。」
弟「ふむ、ゴールドラッシュはどうでした?」

俺「この血統に対し、2歳の7月で勝てっていうのが無理があった。」
弟「これがヒットくんファンの説得力です。」

俺「パッと見の馬体は悪くないけど、まだ全然だと思う。大体ラティール一族ってのはな、母の父のタマモクロスの晩成傾向が
  異様に強くて、ヒットくん含めて産駒の初勝利が皆3歳以降なんだよ。」
弟「おおー、そうだったのか。」
俺「早い時期からレース走らせて経験積まさせるってのはアリだけど、勝ち上がってからこその馬なんじゃないか?長い目で見る
  分には勝ち上がってからが楽しいと思うけど、いち早い勝ち上がりを期待するには時期早々な気がする。」
弟「なかなか冷静ですね。」
俺「こういう血統で早い時期にデビューできるってのは喜ばしいけどな。」
弟「そうだねぇ、セレクトセールで高額取引された馬でもデビューできないこともあるんだし・・・」
俺「厳しい世界だ。」
弟「ちょっと話を戻します。師匠は馬主になることは考えてないみたいですけど、そういうシビアな面が大きいからってのが最大の
  理由になるんですかね?」
俺「もちろんそうだけど、それ以外にも理由はあるよ。例え自分にそうなれるだけの資金があっても、なってないんじゃないかな。」
弟「一番大きい理由ってなんですかね。」
俺「じゃあ今日はそういうハナシをしよっか、もしも自分が馬主になったらってハナシ。」
弟「うん、ちょっと面白そうだ。」
俺「まずは、自分が馬主に向いてないと思える理由はコレね。」


・馬を大事にしようとし過ぎてしまいそうだ


弟「あああああ・・・」
俺「解るでしょー、要するに経済的に考えられないと思うんだ。」
弟「ペットじゃないんだもんね・・・」
俺「感覚がペットに寄っちゃうと辛いことが多すぎる。ただでさえ、自分とは遠い位置にある馬達の走りに一喜一憂してるワケだ。
  それが近くなるのって結構怖い。」
弟「実際、好きな馬に対して願うことって勝利より無事だもんね。」
俺「それが馬主になると勝利や賞金もしっかり考えなきゃならないじゃん。自分がお金持ちじゃないから金持ちの娯楽って観点で
  考えられないってのもあるけどね、想像すると職業としての馬主になっちゃうので。当然、勝った時の喜びを考えたら今よりも
  ずっと大きい幸福を得られそうではあるけど、もしもの時を考えるとさぁ・・・」
弟「確かにツライかもね。」
俺「そりゃ昔、ダビスタで架空馬主&管理者経験はしてますけどねぇ。」
弟「ゲームだね。」


俺「リセットできなかったら何度ハード燃やしてるか
  解ったもんじゃねぇよ。」

弟「ゲームでそれじゃダメだな・・・」



俺「『なんか様子がヘンです』じゃねーよ、即リセット。」
弟「インチキでしょうが・・・」
俺「でもそれができちゃうんだからな、ゲームは。現実はそうもいかない。」
弟「・・・」
俺「でもね、ならば世の馬主さんは競走馬たちに愛情を持たず、金の為だけ考えて走らせているのかって言えば、そうじゃないに
  決まっているんだよね。俺以上に馬が好きで愛している馬主さんはたくさん居るんだ。」
弟「当然、そういう悲しい事態はつらいことなんでしょうね・・・」
俺「そこを経て、それでもまだ先を見れるかだと思う。俺はそこに自信が持てないんだよなー。」
弟「一度そういうコトになってしまったら立ち直れないってコトですか。」


俺「かよわいのでね。」
弟「かよわい人は、他人を蹴りません。」


俺「なんにしろ、競馬が好きだから、あんまり親身に馬に歩み寄ると辛さも大きくなるのが怖い。そういう感じはあるなぁ。」
弟「解らなくもないですね、関わるということの大きさがあります。」
俺「馬主に限らず、競走馬に関係する立場に自分が立たされた時に、もしものことが愛馬に起こったって想像するだけでダメ。
  そんなんじゃ馬主なんかにはなれないよな。」
弟「なるほどなぁ。でもPOGやクラブ会員なんかはどう?」
俺「馬主とは全然重みが違うけど、それでもやってみようと思ったことはないんだよね。一競走馬の一ファンって立場でいいかな
  って感じなの。」
弟「例えば、なんですけどね。」
俺「はい。」

弟「競走馬が絶対にケガしない世界だったら馬主に
  なりたいと思いますか?」

俺「かなり斬新な発想だな・・・」


弟「要するに、師匠がおっかながってる部分ってソレでしょう。ソレが取り除かれたら、どうです?」
俺「まず有り得ないけども・・・」
弟「未勝利の概念も取り払ってしまいましょう。要は確実に馬は安泰。」
俺「故障も未勝利引退もイヤなものではあるが、そうなるとなんか一気にお気楽になるな・・・」
弟「わがままですねぇ。ボクはそれならば考えちゃいますよ、馬主になるの。」
俺「ふむ、まぁ気楽に考えるのもいいかもな。」
弟「それで、そうであれば自分はどんな馬主になるかってライトに考えることができると思うんですよね。」
俺「にゃるほど。」
弟「ここからはネガティヴイメージを取り払って、予算とかも考えず馬主になったら自分が何をするだろうかって考えましょうよ。」
俺「わかった。」


・主戦オリィ


弟「オメェふざけんなよ!?」
俺「いや、やるね俺は。」



弟「ここまで一気にトーン変えていいのだろーか・・・」
俺「そうさせたのはお前だろ!?未勝利の概念まで消したらこうなるわ、俺の主戦はオリィだわ。厩舎に騎手指定するわ。」
弟「いや、コレは何がしたいんだか意図不明です。」
俺「オリィに年間100勝させるんだよ。」
弟「一気に大物馬主になったもんですね。」

俺「超良血馬買ってオリィ乗せますよ。調教師の反対なんか知ったこっちゃないですよ。オリィ乗せる為に金積みますよ。」
弟「話のレベルを一気に下げてしまった気がする・・・」
俺「それこそダビスタと同じ感覚になっちゃうんだってば。リセットは無いにしても悲しい結果は回避できるってコトだろ、そうなると
  ギャグ寄りな意見が出てきちゃうって。」
弟「そうなっちゃうかぁ。」
俺「シリアスに考えるとさっきの話が重点だからねぇ。」
弟「・・・ボクの印象では、師匠が馬主になったら確実にこうなると思うんですが。」


・変な名前ばっかり付けそう


俺「あのな、ダビスタじゃねぇんだから。」
弟「さっき同じ感覚って言ってたじゃないか・・・」


俺「馬の立場は実在するんだろ、ゲーム内を走ってるプログラムではなくなるんだよな。だったら変な名前なんか付けないよ。」
弟「どーだか。そもそものセンスが怪しいんですから。」
俺「冠は欲しいね、和な感じの。うん、俺が馬主なら名前は和名にするよ。」
弟「ああ、それは前に言ってたね。確か冠3文字、名前4文字が好きだって。」
俺「バランスがいいのだ。」
弟「じゃあさ、馬主としての所有馬第一号に付ける馬名を考えて下さいよ。冠3文字、名前4文字の・・・」


俺「ドモホルンリンクル!!」
弟「ちょっと待ってくれないか。」



俺「ドモホルンリンクルでダービーを目指すぞう!!」
弟「アウトだし、言ってることと名前が全く合ってないから。」
俺「俺の馬第一号はドモホルンリンクル。最高の毛ヅヤを誇る白毛馬だぞ。」
弟「肌が白い人のアダ名みたいになっちゃってるじゃないか。冠3文字、名前4文字って部分くらい守ろうよ・・・」


俺「じゃあキミエホワイトだ。」
弟「なんでことごとくそっち方面になるんですか。」


俺「製品名はダメなんだったっけ。」
弟「どっちにしろ、ここまでの段階で師匠が馬主になってもロクな名前を付けないだろうって解りますよ・・・」
俺「実際にそういう時にならないと真剣になれない性格なので。」
弟「勝負服のセンスも怪しいですよね。」
俺「ああ、勝負服も考えなくちゃならないんだ。」
弟「そうですよ。」
俺「これはすぐにピンと来たね。」
弟「おっ。」



ド根性



俺「コレは勝てる勝負服だろ。」
弟「基本ルールくらい守ろうよ。」



俺「僅かに勝負服が前に出ています!!」
弟「マジメにやってください!!」
俺「でもシリアス性が抜けて一気にメルヘン方向に飛躍しちゃうとこうなっちゃうって。」
弟「・・・やっぱりその部分って大きいんですよね。お金であったり、命であったりって部分。」
俺「それが関わるからこそ真剣になれるんだと思うけどね。だから、それを受けて考えると自分は馬を大事にし過ぎてしまい、
  もしも馬との悲しい別れがあったら立ち直れなくなってしまう馬主ってコトに集約されちゃうの。」
弟「ふうむ、そこで行き詰まっちゃうんだ。」
俺「そーなの。デシちゃんはどーなのさ?」
弟「そうですね・・・そういう色々なことを考えた末に、ボクはばん馬の馬主って面白そうだなって思いましたよ。そりゃサラブレッド
  のレースに比べて賞金少ないし、範囲も狭いものですけど、まず故障が少ないじゃないですか。これまた現実があまり解って
  いないかもしれないけど、馬と共にって部分を考えたらアリなのかもなーって。」
俺「面白い考え方だと思うよ。」
弟「その上で、ばんえい競馬を盛り上げることができたらスバラシイことだと思うのです!!」
俺「おお、立派な志だ!!」
弟「実際にそれができるかって言えば難しいんでしょうけどね。」
俺「イメージする分には自由だ、それができる状態になったらそのイメージにチャレンジすればいいんだし。今はあくまでもしもの
  話だけど、俺はそうなったら面白いことができると思うなぁ。」
弟「えへへぇ♥」
俺「そんでデシちゃんの所有馬第一号のばん馬にはどんな名前を付けようか。」
弟「そりゃもうばん馬は馬力溢れる逞しい名前がイイですよ!!」
俺「お、そこも考えてるんだ。それはエライじゃな・・・」


弟「ジェロムレバンバです!!
  どうです、強そうでしょう!!」

俺「うん、お互いセンス的に向いてないってコトは、
  これではっきりと解った。」






※イチ競馬ファンでいいっすよ




[ 2015/07/17 01:11 ] その他 | TB(0) | CM(9)

弟子と細江さん

★日曜日は暑かったねー・・・


俺「仕事しててしんどかったよ。スゲー暑かった。」
弟「汗が吹き出る暑さでしたね・・・こないだ今年初めてセミの声聞いたし。」
俺「セミの声を聞いて『セミー!セミー!』って呼ぶの、お前ぐらいだと思う。」
弟「来てくれませんでした、セミ。」
俺「当たり前です。」
弟「競馬場も暑そうだったなー、中継見てて皆が心配になっちゃった。」
俺「中京と福島は真夏日だったみたいだからなぁ。函館も北海道とは言え暑そうだったし。」
弟「福島の気温、35度とか予想されてたみたいだよ。」
俺「完全に猛暑日だね、皆暑い中お疲れ様だね。」


弟「暑さで細江さんはノーパンでしたからね。」
俺「しつこい。」


※日曜のツイートの話です・・・
 弟子がずっと『今日の細江さんはノーパンだ』って言ってるんです・・・



弟「久々にリアルタイムで競馬を見れましたね。」
俺「仕事の合間だったけどな。ああいう感じで毎週時間が割ければいいんだけど。」
弟「予想できれば良かったんだけどなー。」
俺「大分、週末の仕事にも慣れが出てきて余裕も作れるようになってきた。ブログはムリかもしんないけど、ああいう感じで見れる
  となると予想したくなっちゃうよね。」
弟「でも休憩中とは言え堂々と競馬中継やスポーツ新聞の出馬表見るの、ちょっと恥ずかしいかも・・・女の子ばっかりだし。」
俺「正直、こそこそと競馬中継見てたからね。別に恥ずかしいってワケでもないし競馬を否定することもないんだけど、ちょっと職場
  環境的に大っぴらにはなれないっつーか、そういう部分はあるよねー・・・」


弟「そこに映る細江さんはノーパンだし・・・」
俺「うん、もうやめようね。」


弟「暑いから仕方ありませんけど。」
俺「なんでお前はそんなに細江さんをノーパンにしたがるんだ・・・」
弟「でも師匠はヒドイのです。」
俺「なにが?」


弟「七夕賞当てたでしょ!?」
俺「あの・・・自慢できませんよ・・・」



七夕賞予想


※ツイッター予想です・・・七夕賞だから7番っていう・・・マデイラのオッズ見て笑いながら複勝買いました・・・
  3着に来てビックリしてました・・・



弟「ボクに予想する時間を与えず、自分だけこんなクソ適当なカンで当ててしまうとは!!」
俺「・・・お前はずっと『この細江さん、ノーパンじゃないですか!?』って騒いでただけじゃないか。」
弟「ボクのは理論に基づいた予想ですから。」
俺「お前は細江さんの何を知っているというのだ。」

弟「当たっているのだ!!払い戻しはまだか!!」
俺「お前も暑さでおかしくなってるのね・・・」

弟「細江さんはノーパンだ!!大穴なのだ!!」
俺「俺が言う分にはいいけど、お前がそれ言うと痛々しいんだよ!!」

弟「どうです!!そう思って見ると競馬が楽しくなるでしょう!!殿方の気持ちになってイヤラシイ予想をしてみたのです!!」
俺「・・・それなら、細江さんじゃなくてもいいんじゃねーの?」
弟「なんですって?」
俺「他にもフジの競馬中継には色々なキャストが出ているじゃないか。」


弟「井崎先生か。」
俺「誰が喜ぶんだよ。」



弟「恐らく井崎先生自身がですね、ノーパンでまいちゃんの隣に居るんですから。」
俺「なんでノーパンでこんな話をふくらましてるの!?」
弟「井崎先生がノーパンであの席に座ってハァハァしていたら事件ですよ。おまわりさんを呼ばなければ。」
俺「井崎先生じゃなくて・・・」
弟「ああ、そうか。まいちゃんやまおみちゃんが居ますね。」
俺「まだ続けるのね・・・まぁ、うん。さっき俺が言った他のキャストってのはその二人なんだけど、せっかくノーパンを妄想して盛り
  上がるんだったら、その二人の方なんじゃないかなーと。」


弟「この二人はパンツ履いてますよ、何言ってるん
  ですか、いやらしい。」

俺「細江さんの立場が!!」


弟「なんて生々しくていやらしいコトを言うのですか!!彼女たちはアイドルなんですよ!?そんな妄想するのは中学生までにして
  おいて頂きたいものです!!」
俺「目眩がしてきた・・・」
弟「とにかく細江さんはノーパンだったのです。」
俺「もういい、異論はない、うんうん細江さんはノーパンでしたねぇ。すごかったですねぇ。」
弟「・・・なんかむかつくな。」
俺「そう言われても、俺だってどうすりゃいいか解らないし。」
弟「なんか証拠ないかなぁ・・・みんなのKEIBAって録画してないんでしたっけ?」
俺「録画してないよ。」
弟「見直せばきっと解るはずなのです。」
俺「お前は日曜の中継のドコをどう見て、未だに細江さんがノーパンだと言い張っているんだよ・・・そんな部分映ってないだろ?
  細江さんのおマタが一瞬でも映ったか?」
弟「細江さんのおマタなんて映ってませんよ、イヤラシイ!!」
俺「じゃあドコ見ればいいんだよ。」
弟「パドック中継に入る時に、パドック脇に居る細江さんが映るじゃないですか。」
俺「うん、映るね。」

弟「その時の佇まいがノーパンっぽかったんです。」
俺「コレで『解る!!』って輩が居たら、そっちの方が俺は怖い。」

弟「イヤラシイ師匠なら解るハズです。何せボクの師匠なのですから。」
俺「そういう意味での師匠はイヤです。」
弟「周りにも伝わっていたハズなんですよ。だって細江さん、近くに居た殿方にガン見されてたんですよ?」
俺「別にそれは細江さんだからであって、ノーパンだからじゃないだろーが。」
弟「いいや、違います。」
俺「だからぁ、そういう部分が見えていたワケじゃないでしょお?」
弟「実況だっておかしくなっちゃってたでしょ、それも近くに座った細江さんがノーパンだったからなんです。」

俺「グレンデッツァー・・・」
弟「細江さんのノーパンは破壊力バツグンです。」


俺「・・・この説明で説得力を持たせたつもりか。」
弟「グレンデッツァーは無いでしょう。グランデッツァは重賞ウイナーなんですよ。プロをも惑わす細江さんのノーパン攻撃は、
  非常に恐ろしいモノなんですよ。」
俺「福島の実況アナは細江さんのおマタ見ちゃって動揺しちゃったのか。」


弟「実況アナだけにネ。」
俺「・・・なんでドヤ顔なの。」



弟「違いますよ、そんなコトできるワケがないでしょう。デスクに向かい椅子に腰掛けてる細江さんのおマタなんか見ようとしたら
  大変なことになってしまいます。」
俺「そんな真顔で言うコトじゃないと思います。」
弟「やっぱりそこは、ノーパンの女から漂うモノがあってこそです。」
俺「・・・」


弟「なんかこう・・・ニオイ的な・・・」
俺「今日のお前こわい。」



弟「師匠だってね、ノーパンで居れば周りから『・・・アレ?』って目で見られますよ。雰囲気に出ますから。」
俺「そんなことしません!!」
弟「今日の細江さんにはノーパンの雰囲気があった。」
俺「・・・ノーパンの雰囲気を嗅ぎ分ける能力を、テレビ越しに発揮するとか最低だと思うんですけど。」
弟「自信あるもん。」
俺「じゃあ、もしも日曜の競馬中継で細江さんがパンツを履いているって証拠が出たらどうするんだよ。」
弟「有り得ませんね、ノーパンですから。」
俺「もしもって言ってるだろうが!!」


弟「その場合は審議ですね。」
俺「誰と何の審議をするんですか。」


弟「そのパンツは審議対象です。お手持ちの勝ち馬投票権は確定するまで大事にお持ちください。」
俺「なんだよぉ、本当に暑さで壊れちゃったのか!?」
弟「ボクは至って正常ですよ。というか、むしろ師匠の賛同を得られないのが悲しいです。」
俺「・・・審議って何するの?」
弟「パンツの審議です。」
俺「だからソレ何さ。」


弟「パンツが邪魔してるかどうかの審議です。
  写真判定を行います。」

俺「・・・・・」
弟「パンツが邪魔していたら降着となります。」

俺「・・・・・なんでドヤ顔なの。」


弟「恐らくパンツらしき物件があったところで降着でしょうね。パンツが失格及び降着になったら、繰り上がりで判定はノーパンと
  いうことになるのです。」
俺「なるのです、じゃねーって・・・」
弟「まぁ、十中八九ノーパンですよ。日曜の細江さんは。」
俺「ここまでムキになって語られるとは思わなかった。」
弟「だって信じてくれないんだもん。」
俺「信じるも何も・・・ああ、もういいや。キリがない。同じコトを繰り返すだけだ。」
弟「師匠は今、パンツ履いてるでしょ。」
俺「・・・履いてるにきまってるでしょ、矛先を俺に向けるな。」
弟「ブラはしてませんよね。」
俺「それは今に始まったことじゃないし、よく見りゃ解っちゃうかもしんないし・・・」
弟「ホラね、当たったでしょ。ボクは当てられるのだ。」
俺「よかったね。よかったよかった。」



弟「・・・なんか気に入らないので審議します。」
俺「降着させないで下さい・・・」




※今日の暑さで一気におかしくなった模様です・・・



 

[ 2015/07/13 01:02 ] その他 | TB(0) | CM(9)

ウマスレイヤー 05

【05】


「シャダイ=サン、本日は誠にお世話になりました。クラブ会員の暴徒化はおかげで沈静化致しました。
 蒸し返す無粋な輩は居ないでしょう。」
「ムハハハハ!気にするな、カタギ=サン。ニンジンサンにはいつも、無理な注文を通させているからな。」


談合ルームにシャダイの高笑いが響き渡った。

某日、ネオフナバシの経済中枢、ノーザン・ステート。
その最上階はシャダイの拠点となっており、一般人の立ち入りは固く禁止されている。
ここに足を踏み入れられるのはシャダイ直属のエージェントと限られた主要取引先の人間だけだ。
取引先の者は謀反を起こされぬよう、厳しいボディチェックを受けることになる。
暗い談合ルームで、シャダイと話をしているのはタブレット端末ただ一つを携えた、素っ裸の
ニンジンサンの役員である。

ニンジンサンはシャダイと深く関わりを持つマルチ企業だ。この日はニンジンサンの運営するブラック競馬予想サイトの
有料クラブ会員が、あまりの予想成績に悪さに徒党を組み暴徒化し、カタギでは手に負えずシャダイ・キョーソウバの
力により鎮圧。キョーソウバの力を以てすれば実に容易いことではあるが、それができるのは実際シャダイのみである。

「ときに、その件の礼としての手土産があると聞いたが?」
「はい、謀反の情報でございます。」
「ほお・・・」

シャダイの目が険しく細まり、地の底からマグマが沸き立つ様な野太い声で相槌を打つ。
カタギである役員はその威圧感に膝を震わせながら正気を保つのがやっとだ。

「ホースケサン・ウマヌシが、当社のバイオ・カイバとウマの購入を拒否致しまして。」
「ほほう。まるでキタノオカ・ファームの様ではないか。」
「はい。しかもホースケサン・ウマヌシは、これまで主に当社系列の払い下げのウマを購入して運営して
 いたのですが、これまで購入したウマを今後は生産に回し、地方競馬市場の独占に向けて動いて
 いるのです。」
「つまり、以前購入したウマを返さぬと?」
「はい。自社で生産するつもりです。これをご覧下さい。」

カタギがタブレットを操作し、ホースケサンの月別成績グラフを壁面にプロジェクションする。
ニンジンサンの売上が下がるのと比例してホースケサンの勢力が拡大しているのが一目瞭然である。
それはつまり、シャダイにも影響するものなのだ。

「ムハハハハ!愚かな奴らめ。インガオホーというコトワザを知らぬと見える。」
シャダイは絶大な自信と狡猾な知性をうかがわせる言葉で答えた。
「よろしい、ホースケサン・ウマヌシを襲撃する手はずを整えよう。貧民を扇動しウマヌシを襲わせるのだ。
 ニンジンサンにも協力願いたい。」
「ヨロコンデー!」
静かな殺気をたたえたシャダイの視線を受け、カタギは失禁しつつも平静を装い続けた。

「計画の遂行は迅速にな。なに、キョーソウバの力を以てすれば容易い。プランは明後日にお届けしよう。」
「アリガタヤー!」


こうしてホースケサン・ウマヌシへの襲撃が企てられた。
そして後日、同談合ルーム。同じく全裸のカタギがシャダイのもとを訪れていた。


「プランは先日送った通りだ、必要物資の協力は可能であろうな?」
「ヨロコンデ!違法薬物ミカポンを混入させたヨウブンドリンクをビバレッジ部門から500ダース提供させて頂きます!
 これを服用した貧民どもはケミカル反応を起こし、痛みも恐れも知らぬ暴徒軍団が完成致します!」

ニンジンサン・ビバレッジの主力製品ヨウブンドリンク。老若男女問わず絶大な人気を得ている商品だ。
このドリンクは一般流通こそしているものの、僅かに麻薬的有効成分が含まれており、用法用量を
守らず摂取すると非常にハイな気分になれる。

自信満々に話すカタギに対し、シャダイの顔が曇る。
「500?」
たったそれだけかと言わんばかりに、口調が突然カタナの様に切れ味鋭いそれに変わった。
命の危機を感じたカタギは、素早く自らの過ちを認めた。

「アイエエエ!大変失礼いたしました、1000ダースの間違いでございます!」
「ムハハハハ!1000!ムッハハハハハハハ!!」

シャダイは再び温和な口調に戻り、満足そうな笑い声を発した。カタギはほっと胸を撫で下ろす。
だが、それから数秒も経たぬ内に、再びシャダイの目元から笑いが消え、恐るべき暴君の目へと変わった。


「何かあったか・・・」


振り向きもせず、シャダイが呟く。するとシャダイの後ろに伸びる影の中に、いつの間にか一頭の
キョーソウバが立て膝の姿勢で控えているのだった。あの、猛禽類が如き眼をしたキョーソウバだ。

「報告致します、グランデッツァー=サンが戻りません。」
「・・・計画の遅れは許されん。奴が戻らぬなら、オヌシがヴァンセンヌに伝令を届けよ。」
「・・・御意。」

キョーソウバが再び影の中に消える。
「不安にさせたかな、カタギ=サン?」
うってかわって、シャダイが猫を撫でるように優しげな口調で言った。
「襲撃計画は必ずや実行に移される。ドリンクの準備を頼んだぞ。」
「ヨロコンデー!!」
出っ歯の小男はいそいそと談合ルームを出た。



++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


ヒロシと二人のヘルメット工場労働者はウマヌシ襲撃を呼びかけるチラシの地図に従って、ネオフナバシの
雑然とした繁華街を歩く。
「あたる」「これで食べ放題」「不正一切なし」、下品な配色の数々のネオンが夜の闇に踊り、路上では呼び子が
「アタルヨー、あっちよりアタルヨー、これはオフレコダヨー」と必死に客寄せをしている。

「ウマヌシ襲撃とは、物騒な世の中になったものだ」と、ヒロシが他人事のように呟いた。
「何がおかしいものですか」と労働者の一人がニヤつきながら返す。
「このヤオチョーの世ではそんなもの、チャメシ・インシデントですよ」
まるでオノボリのように諭されたことに対して、ヒロシはいささか不満を覚えながら、こう返した。

「待て待て、不思議なのはホースケサン・ウマヌシが標的ということだ。確かに非人道的なウマの利用法に
 映るかもしれないが、あのウマヌシが居ることにより成り立つ地方競馬界と、それにより生きながらえる
 ことのできるウマや人間がどれだけ居ることか。」

「まあ、それはそうですが」と、既に手持ちのサケでほろ酔い顔の労働者。
「今回の襲撃は何でも奪い放題らしいし、牧場を襲撃するのではなく対象はウマヌシです。
 だから、まあ、いいじゃないですか。」
これを聞いたヒロシの中に強い嫌悪感がこみ上げる。表情にこそ出さないが、彼はこの無思慮な連中を
侮蔑した。生かされる者を預かる存在の気持ちも知らないで、と。


そう、ヒロシが過去に酷使されていたのはホースケサンだったのだ。
そこでの経験は地獄ではあったが、我慢さえすれば生きながらえることができる地獄。
ヒロシは高みを求めての勤務だったが、それが故に破綻した。
ひょっとしたらホースケサンは、このヤオチョーの世に無ければいけない存在ではないのか・・・


このように、ヒロシの中ではまだ葛藤が続いていた。本当にかつての勤め先であるホースケサン・ウマヌシの
襲撃に加わるべきかどうか、彼はまだ決めかねている。そもそも、そんな事が本当に起こるのかを確かめに
来た、という気持ちが強い。
そうこう思案している内に労働者が「あそこですかね」と言った。

そこには地下駐車場に通じるエレベータがあり、手前にはにこやかな笑みを浮かべた黒服の二人組が
立っていた。背丈は同じ、体格も同じ、そのにこやかな笑みも、全てが奇妙なほどに同じ。まるで双子だ。
彼らは「ウマヌシ関連」と書かれた立札を持っている。
黒服たちにチラシを見せると、彼らはにこやかな顔で3人の労働者を品定めするように観察した。
それからエレベータのボタンを押し、ヒロシらに下に行くように無言で促した。
ガシャコンっという音を立て、まるで出来の悪いケイバ・ゲートのようにエレベータのドアが開く。
トラックマン時代の様な、鋭い直感が急にヒロシを揺さぶる、「何かおかしいな」と。
だがもう遅かった。
「わくわくしますね」「ヨウブンドリンクも支給ですからね、飲み放題らしいですよ」
ヘルメット工場労働者の二人は呑気に構えていたが、どうやらオノボリなのはこの二人の様だ。
閉鎖されているはずの地下駐車場に到着すると、再びガシャコンっとエレベータのドアが開いた。

薄暗い照明と埃っぽい湿った空気、そして労働者達の放つ汗やタバコやサケの臭いが、三人を迎える。
地下駐車場には既に数百もの人間が集結し、ごった返していた。奥を見やれば、二十台近くの大型
バウントラックが並び、駐車場出口のスロープ手前で縦列待機している。
予想外の規模に驚き、ヒロシたちはエレベータの中でしばし立ち尽くした。

意表を突かれたが、その群衆の中に歩み寄る。どうやらヨウブンドリンクの支給待ちらしい。
ヒロシたちの前には、頭髪を黄色と緑に染め分けた四人のサイレンススズカニストが並び、狂信的に
過去の英雄への賛辞を繰り返していた。一方で後ろには黄色と水色の衣装を身にまとったミーハーな
ウオッカーズが甲高い声をあげて騒いでいる。
彼らが「どちらが強いか」という口論を始めたら、恐らく聞くに耐えない禅問答がオールナイトで
繰り広げられるだろう、まさに一触即発の状態だ。

キンキンに冷えてやがるヨウブンドリンクの山が、駐車場の中央に運び込まれる。支給の開始だ。
駐車場には大音量でクラブミュージックが流れ出し、ウマヌシ襲撃前というよりも不潔なパーティピーポーの
不法集会のようである。
参加者たちの目がドリンクに釘付けになるのをよそに、ヒロシは冷静にこの地下駐車場内の様子を観察していた。
どうやらここに集められているのは、肉体労働者、ホームレス、マケグミ・サラリマン、ユトリ失敗者、貧困オタク、
チンピラ、ケイバ・ブロガーなどなど・・・実に多種多様ではあるが、ほぼ下層市民たちが占めている。

ヒロシと共に来た二人の労働者は早速、ヨウブンドリンクに少量の安ウイスキーを加え、ハイボールに
して呷った。喉を鳴らしながらグイグイと呷る。

「オットットット!たまりません!ヒロシ=サンも一杯やりませんか?」
「聞き忘れていましたが、ヒロシ=サンはどんなお仕事をされているんですか?私たちは白いヘルメットを
 ピンク色に塗ったり緑色に塗ったりする、くだらない仕事をやっています。」

ヒロシは労働者たちの相手をせず、支給されたドリンクを飲みながら、この異様な場所から逃げ出す
隙を伺った。ヨウブンドリンクの常習性を持っていないヒロシは未だに冷静であった。
「やはりおかしい。この規模は一体なんだ?気になりはしたものの、面倒はごめんだぜ・・・」
考えを巡らせるヒロシをよそに、駐車場内のボルテージはドリンク効果により上がりはじめた。
案の定、先ほどのサイレンススズカニストとウオッカーズは口論になり、結果の見えない禅問答を
ぶつけ合い始めてしまった。踊りだす者、奇声を上げる者なども居る。

そこへ不意に、派手なLED照明で「怒り」と側面に配された威圧的な大型トレーラーが、彼らの前に
乗り付けられた。派手なスモークを伴って荷台が開き、ウッドチップ敷きの特設ステージが出現する。

ズンズンズンズンズンズンポーウ!
ズンズンズンズンズンズンポーウ!


よりサイケデリック・トランスめいた音響が強くなり、参加者たちの酩酊度を進める。
出現した特設ステージの背面には、荷台の側面にあったものと同様のLED照明で「怒り」「激しい」「怒り」と
交互に点滅を繰り返していた。
そして、ステージ中央に影が現れる。どうやら一頭のウマのようだ。


「ドーモ」


重厚なウーハーの効いたスピーカーを通して、ウマが参加者に礼儀正しくアイサツをする。


「はじめまして。私の名前はヴァンセンヌです。」


彼の両後脚には痛々しく分厚い包帯が巻かれている。インパクトのある登場と、その哀れな出で立ちに
参加者の目が彼一点に集中するのを確認すると、音楽の音量が下げられ、ヴァンセンヌは語りだした。

「今回皆さんに集まっていただいたのは、あの憎い憎いホースケサン・ウマヌシに復讐を果たす為です。
 私の哀れな身の上をお話しさせてください。

 私は、数ヶ月前までホースケサンの所有ウマでした。安い賃金で強制労働を強いられ、賞金はロクに
 手元にも来ず、貧困な生活を送っておりました。
 使い続けられた上に、個人の私腹を肥やそうとするホースケサンの重役たちは設備投資をせず、老朽化した施設の
 中で疲労に喘ぐ私は、スシ詰めの様な牧場厩舎で転倒してしまい、両後脚の腱を痛め、走れなくなりました。
 わずかな退職金とカイバを渡され、私は引退させられました。
 私と同じような境遇の元ホースケサン所有ウマが、ほかに何千も居ると聞きます。

 しかし私は幸運でした。その退職金でサンレンタンを買い、爆穴大的中し・・・運良く、本当に運良くカチグミに
 なれたのです。今回皆さんにお配りしたヨウブンドリンクも、私のポケットマネーから出したものです。」

スピーカーのエフェクトが強まり、扇情効果は更に高まる。
ヒロシはヴァンセンヌの言葉に感銘を受けた。実存の意味を失いかけていた自分という点が、不意に無数の
点と繋がり、今ならどんなレースでもサンレンタンを当てられるような高揚感を味わった。だが・・・


ナムサン!彼は気付いていないが、その衝動の大半はドリンクに
混入された違法薬物、ミカポンによるケミカル反応なのだ!!



ミカポンは、その名の通り、欲望の開放を促す危険薬物である。これを摂取した者は善悪の判断も
無しに直情的になってしまうのだ!
LEDが激しく点滅する中、ヴァンセンヌが畳み掛けるように語る。


「ホースケサン・ウマヌシは暗黒メガコーポです。
 彼らの救済措置に見えるウマ雇用は偽善!
 皆さん、共に打ち倒しましょう!」



これを聞いた参加者たちのケミカル反応は最高潮に達した。ヴァンセンヌがその様子を見て不敵に微笑む。
洗脳完了だ、ホースケサンへの敵意の塊となった暴徒集団が、今ここに完成した。
急性ミカポン中毒者たちは理性なき猛獣と化し吠え猛り、にこやかな黒服たちに促されバウントラックに
分乗し始めた。

自制心を働かせてドリンクを一本しか飲んでいなかったヒロシは、急性中毒の手前で踏みとどまっていた。
だがもはや、無人バケン・バーに居た頃の枯れた静けさは微塵も漂わせていない。
理性が吹き飛ばなかったからこそ、ミカポンのケミカル反応が具体的に彼のニューロンを駆け巡る。
今、彼は敗北感に打ちひしがれていた、自身の予想に対する敗北感に。

彼の脳内では、無難かつ理論的なそれまでの自分の予想方法が炎によって焼き払われていた。
その代わりに、暴力的ながらもリアルな躍動感に溢れた予想手段の数々が、恐ろしい程鮮明に浮かび
上がってきていたのだ。

「俺のバケンは、なんと無価値で没個性だったことか!」

彼は心の中で苦々しく叫ぶ。
だが敗北感と同時に、ミカポンの化学反応による新たな勝利の希望が沸き上がってもきていた。



「俺はこの襲撃で鬼になろう。そこで見たものを
 糧とし、予想に活かすのだ!!」




~つづく~


 

[ 2015/07/11 00:24 ] ウマスレイヤー | TB(0) | CM(6)

今になって思う「フリオーソという馬」

★大雨の中、皆お疲れ様でした!!

俺「疑ってかかっちゃったんだから仕方ない、お見事でした!!」
弟子「最終的にはクロスクリーガーを突き放しちゃいましたもんねー、2000mもなんのそのでした。」


ジャパンダートダービー 結果
1着 ノンコノユメ → 弟子◎
2着 クロスクリーガー → 弟子◎
3着 ラッキープリンス

弟子 がみがみうまふく 配当210円


俺「トワイニングも喜んでるよ、ノンコノユメ優勝
  おめでたう!!」
弟「ルメール騎手もカッコよかった!!」



俺「・・・今年は事件性ナシですからご安心を。」
弟「見ればわかります。」

※昨年と一昨年は予想でハズしながらこっそり馬券取ってた

俺「案の定、後方からのレースにはなったけど仕掛けのタイミングがバッチリだったなぁ。」
弟「昨日の話を聞いたらクロスクリーガーの方に頑張ってほしいかなーとは思ったけど、完敗ってカタチですよね。」
俺「ここであとはゴールデンバローズが持ち直すことができるかって部分と、今年の3歳が古豪に通用するかって部分が注目
  されるわな。」
弟「どう見ます?今年の3歳ダート組。」
俺「・・・結構微妙かもなってのが正直なトコロ。雨が降っていたと言え、不良って馬場状態は時計が出やすいんだ。にも関わらず
  近年ではかなり遅い走破タイムだからなぁ、ここ10年で見ると2番目に遅い。」
弟「あららら・・・」
俺「とは言え、ノンコノユメに関しちゃ問題無いと思うのよ。前の流れを見て、タイムとか気にせず前をしっかり捕まえる競馬なん
  だから、タイムの具合は先行次第ってことになる。距離も長かったから慎重だったと思うし。」
弟「そうなると怪しいのはクロスクリーガーになっちゃいますよ・・・」
俺「環境がキビしかったのは間違いないだろうからな。大雨の中で逃げたらキツいのは自分に置き換えれば簡単に想像できる
  でしょ、そこに原因求められればいいんだけどさ。」
弟「ケチが結構付けられてしまうレースってことか。」
俺「まあ時計が全てじゃないからね。目安にはなるんだけど、あんだけ雨が降ってたってのも大きいだろ。とにかく皆、無事に走り
  切れて良かったよ。こないだ大井で5頭落馬する事故があったばかりだからさ。」
弟「そうだねぇ・・・ああいうの見ると怖くなっちゃうもんね・・・」
俺「しかし南関が頑張ったな。ラッキープリンスが見せ場たっぷりの3着、ストゥディウムはノンコノユメとの末脚勝負に遅れるも4着
  だからね。」
弟「やはり小久保厩舎侮り難しですね!」
俺「クロスクリーガーとの着差を考えるとねー、交流戦じゃやっぱりキツイかなぁって思えるけども。それでも中央馬相手に立派に
  戦ったと思うよ。何せこの2頭は血統が渋いからな。」
弟「インディウムもこっそり頑張ってた。」
俺「恐ろしいくらい消極的に狙ってたな、キムタケさん・・・」

弟「7着だ。」
俺「いや、こういうレースできるってトコに驚いたわ。もっと前に引っ張られるかと思ったら、ずーっと死んだフリしてやがった。」
弟「正に下がってきた馬を食う様なレースでしたね・・・離れた後方集団からの追い込みとは・・・」
俺「南関以外の他地方から来る馬のセオリーではあるんだけどな。それができる様な器用さを求めるのは難しいと思っていた
  けれど、コレ結構交流重賞で大事な部分だからさ。力量差が割れた中で人気馬が積極策に出て沈んできたところをガブー
  って捕えるレースは、勝ちは望みにくいけども着は狙いやすい。」
弟「そういう役回りになっちゃうのか、インディウム・・・」

俺「グランシュヴァリエという馬が居てだな。」
弟「お久しぶりです、グランシュヴァリエさん・・・」


俺「まぁ、ハッピースプリント級でもない限り、交流で勝ちに行ってイイ結果残せないのはしょうがないかもな。」
弟「・・・やっぱりそういうクラスの馬は今年は地方に不在と。」
俺「何度も言うけどオヤコダカロールボヌールはもったいなかった。ハッピー級は言い過ぎになるかもしれないけれど、正直な
  見立てではインディウムより上に見てたからねぇ。」
弟「そっかー・・・」

俺「木曜はちゃんと走れよ、オヤコダカ。じゃなきゃマジで門別なんか
  二度とやらねぇからな。」

弟「わぁい!!オヤコダカが帰ってくるんだね!!」

俺「木曜の門別第7競走、星雲賞に出走します。」
弟「オヤコダカー!!」
俺「ここでウルトラカイザー相手に圧勝なんかしようものなら、『なんでお前、北海優駿で阪野騎手ブン投げた・・・』ってプルプル
  震えながら失笑してやる。」
弟「いつか中央交流戦や地方交流戦で見たいですよ、本当に。」
俺「インディウムとオヤコダカが来たら黒潮盃はかなり盛り上がると思うからねー。」


弟「よって師匠はオヤコダカの馬券購入禁止。」
俺「安心しろ、俺は門別は二度とやんねぇって心に決めてるんだ。」



★ジャパンダートダービーを終えて思い出すこと

俺「しかし中央の壁は高いな、特にこういう距離だと。」
弟「本当に、マトモに相手できるのってハッピースプリントとサミットストーンぐらいですからね・・・」
俺「サミットもG1クラス相手だと勝ちは望みにくいもんな。」
弟「中央強すぎです。仕方ないんでしょうけど。」
俺「そもそも、このダートグレードってシステムが導入されたばかりの頃は、まだダートの地位が低くてね。中央の腰の入れ方が
  今と全然違う感じだったんだって。」
弟「ほほう。」
俺「えっと、フェブラリーSがもともとG3だったのは知ってる?」


弟「なんですって!?」
俺「わかりました・・・」



弟「今のチャンピオンズカップが新しいG1だってのは知ってた。」
俺「フェブラリーSがG1になったのは1997年なんだよ。そんで、地方と中央との指定交流競走が始まったのが1995年で、競走に
  統一グレード制が導入されてダートグレード競走という制度が誕生したのも1997年。つまり、1997年までダートG1馬ってのは
  存在していなかったんだ。」
弟「ほへぇ・・・」
俺「始まったばかりの頃は、わざわざその路線を歩ませようって育成してなかったと思えるんだよな。やっぱり芝至上主義が
  色濃く残ってる状況で、恐らくは『芝では話にならないから泣く泣くダート転向』って見方が強かったと思う。だから、南関で
  アブクマポーロが中央を迎撃して、メイセイオペラが中央に乗り込みフェブラリーSを制した。地方で強い馬は中央相手でも
  ダートで強かったんだ。」
弟「地方競馬ファンにはたまらない時期でしょうねぇ。」
俺「逆に中央で有名なのがホクトベガ。芝のエリザベス女王杯馬でありながら、晩年に転機を求めて挑んだ95年のエンプレス杯
  でとんでもない勝ち方をして、96年には完全にダートに専念して圧倒的な7連勝。これならばと挑んだドバイで悲劇的な最期を
  迎えてしまったエピソードは、あまりにも悲しく、有名なお話だ。」
弟「うん、知ってます・・・」
俺「と、こんな感じで結構カオスだったんだ。地方中央入り混じって激戦をくり広げられた時期。その理由は、まだ中央に於ける
  ダートのスタンスが微妙だったことにあると考えられるんだね。それが証拠に、この時期の中央のダートヒーローは種牡馬に
  なれていない。価値を甘んじられていたんだ。」
弟「でも今はそんなこと無いよね。ダートの地位が上がってきてる。」
俺「地位が上がったって言えば聞こえはいいんだけど・・・」
弟「?」

俺「要するに、ダート馬でも芝馬以上に賞金もらえる
  状況になっちゃったんだよな・・・」

弟「!!!!!!!!!!!!!!!!」


俺「・・・それがな、地方への救済措置みたいな役割だったら良かったんだけどさ。ある時、中央の皆様は気付いてしまうんだ。
  『強いダート馬を育てれば地方馬相手にお金を稼げるぞ!!ヒャッホウ!!』と。結局それまでは本腰を入れてなかった
  ワケで、ダート馬を目指す価値を見つけてしまった中央勢は本腰入れてくる様になっちゃったの。」
弟「その結果が現在ということか・・・」
俺「多分そんな感じじゃないかなーって思えるんだよねー。だからこそ、今更ながらスゲェなって思えるのがフリオーソだよ。」
弟「かっこ良かったねぇ、南関の総大将。でも、だからこそってのは?」
俺「要は『そういう状況になっても尚、中央馬と互角に渡り合えた馬』って考えると、短距離除いたら未だにこの馬ぐらいだと。」
弟「ダートグレードのG1競走、6勝してるんだよなぁ。」
俺「いや、あのさ。思い出すと解るんだけどさ、この馬が走ってた時期の中央馬がエグいんだよな。」
弟「・・・確かに。」


俺「ヴァーミリアン、カネヒキリ、サクセスブロッケン、
  トランセンド、スマートファルコン・・・」

弟「今でもダート・オールスターで通用する面々だよね・・・」


俺「交流戦って基本的に中央枠が決まってるだろ?その少ない枠にこういった面々が収まる中、地方馬として唯一気を吐いてた
  んだよなーって考えると、改めてスゴイ馬だったんだなってしみじみ思うんよ。」
弟「川島先生の手腕もありますよ。」
俺「偉大ですな。」
弟「そのとおりです!!」
俺「最終的には覚醒したスマートファルコンに誰も敵わないって状況になっちゃったんだけど、それでも今考えたらこんな頑丈な
  砦がまた欲しいって思えてしょうがないよ。」
弟「ハッピーはまだフリオーソと比べるには至っていないと。」
俺「そうなってほしいものだねぇ。」
弟「今は中央がホッコータルマエ&コパノリッキーという二大横綱を擁しているけど、この状況はどうなんですかね?」
俺「この2頭が抜きん出ている印象ある分、逆に彼らが居ないってだけで手薄な印象になっちゃうでしょ。やっぱりこの2頭に土を
  付ける様になってほしいって欲張りな希望はあるよな。ハッピーに限らず、これから出てくる地方馬達には。しかしその希望が
  今は本当に無謀とも言えるワケでねぇ。」
弟「今日のジャパンダートダービー見ても、やっぱり難しい印象強いねー・・・」
俺「芝路線で暴れてたコスモバルクもそりゃ格好良かったけどさ、この馬は中央に攻め入ってたじゃん。こうなると役割が違って
  くるからね。ダートグレード競走が中央の弱い者イジメに見えない、地方馬の迎撃の場になってほしいんだけどな。」
弟「ちなみに師匠の中でフリオーソのベストレースって言えばドレです?」
俺「そりゃ2010年の帝王賞でしょ。」


キレイな動画が無かったわー・・・



俺「カネヒキリは屈腱炎明け、スマートファルコンは覚醒前とは言え、このメンツはアツい。ここで3着に来るボンちゃんとフミオさん
  も何気にアツい。」
弟「すげぇメンバーだな・・・」
俺「グランシュヴァリエまで居る。」
弟「そうですか。」

俺「・・・」
弟「まぁ、ダートグレード競走はこうあって欲しいって希望が詰まったレースとも言えるでしょうね。」
俺「中央勢にとんでもない着差付けられてばっかりのダートグレードじゃ、地方ファンもうんざりしちゃうからなー。状況としては
  厳しいかもしれないけど、交流G1にこれくらいの熱気がまた感じられる様になるには、地方に期待しないとな。」
弟「期待してます!!オヤコダカに!!」
俺「・・・」



弟「砂のゴールドシップになるのです!!」
俺「・・・どおいう意味で?」





※砂のゴールドシップの勇姿をとくと目に焼き付けるがいい




[ 2015/07/09 00:25 ] その他 | TB(0) | CM(1)

ジャパンダートダービーの予想

★雨が続いております

俺「よく降るわー。」
弟子「洗濯物が乾きませんよ。」
俺「6月にあんまり降った印象無くて、5月に結構降ってた気がするんだけど。」
弟「6月は日中にそんな降ってなかったから、あんまり悩まされた感じしなかったんじゃない?」
俺「7月入ってからずっと雨だもんね。」
弟「日が出てくれないと、スッキリ洗濯物が干せません。」

俺「パンツがしっとりしたまんまだよ。」
弟「それは雨のせいじゃないと思います。」


俺「・・・何想像してるんだよ、イヤラシイな。本当にそうなんだもん。」
弟「くそっ、変な引っ掛けしやがって!!」
俺「でも不思議よね。」
弟「何が?」


俺「ブラはしっとりしてないのに、なんでパンツは
  しっとりしちゃうんだろう。」

弟「やっぱそうじゃねーか!!」


俺「何がだよ。」
弟「なんか雨の度にこんな話してる気がするんですけど、ビチャビチャだのしっとりだの。」
俺「お前がイヤらしく考えすぎなんだよ。」
弟「パンツがしっとりしてて、ブラがしっとりしてないとか、あからさまじゃないか。」
俺「そうなんだもん、なんつーか、しっとりしちゃって。」
弟「そりゃアンタが下半身から何か分泌しちゃってるからだろ!?」
俺「人を栓の緩んだ蛇口みたいに言わないでくれる!?」

弟「汁女め。」
俺「ちがうし。梅雨のせいだし。」
弟「ずーっとイヤラシイこと考えてるから、パンツがしっとりしてしまうのです。」
俺「そこまで言い切られる筋合いはないです・・・」
弟「だってブラはしっとりしてないのにパンツがしっとりしてるってコトは、つまりそういうことじゃないですか。」
俺「しっとり言い過ぎ。いや、でもさー、お前だって同じ洗濯環境で服洗ってるじゃん。なんか解るでしょ?どっちかって言うとブラ
  よりもパンツの方がなんかしっとりしてる感じするでしょ?」
弟「しませんよ。」
俺「えー、マジで?」


弟「しっとりしてる時は、どっちもしっとりしてますよ。」
俺「余計イヤラシイ気がする。」


弟「そりゃそーでしょ、どっちか片方がしっとりしてるってオカシイじゃないですか。」
俺「まぁ確かにねぇ。でもそんな感じするんだって。」
弟「マジメな話、勘違いだと思うよ。そうじゃなかったら師匠の下半身に原因アリってことになりますね。」
俺「そうなの・・・」
弟「実際、その可能性も結構高い気がする。」
俺「ヒドイ・・・なんでそんなコト言うの・・・?」


弟「最近『おとなしい』から。」
俺「それでオブラートに包んだつもりか!?」


弟「アサガエリも困りものですけど、お仕事ばかりで溜まっちゃうのも困りものですね。師匠の場合は。」
俺「それもう核心言っちゃってくれちゃってるやんけ・・・」
弟「その点でボクは優秀なので、朝から晩までしっとりすることなどないのです。」
俺「女としてカラッカラなのは、それはそれで大問題だぞ。」
弟「いいもん、そういうイヤラシイこと考えなくても生きていけますから。パンツもしっとりしなくて便利です。」


俺「おもらしする方が問題アリだと思う。しっとりどころじゃないし。」
弟「・・・きおつけます。」



★馬場状態もしっとり模様か 中央決着濃厚なJDD

俺「潤うのは財布の中身だけで十分だ。」
弟「わぁ、お上手。」
俺「棒読みで言うんじゃねぇ・・・っつーわけで、3歳ダート頂上決戦、ジャパンダートダービーです。」
弟「と言ってもですよ、ここは固い結果になるんじゃないかと思いますが。」
俺「・・・期待していた地方馬が不在だからなー、北海道のオヤコダカは北海優駿でスタート直後に落馬して権利取れずで、岩手の
  ロールボヌールは結局屈腱炎を発症してしまったらしい。」
弟「えー!?それは残念・・・」
俺「対中央の二大兵器となる存在だっただけにねー、ここに居ないのが本当に悔やまれる。」
弟「佐賀のキングプライドも居ないよぉ・・・」
俺「何気にイイ線いけそうな馬だと思うんだけどなぁ。残念。」
弟「で、インディウムは既に中央との力比べが済んだと見れちゃうし、南関組は正直今ひとつな印象だし・・・」
俺「ま、中央決着が妥当な予想だろーな。」


◎クロスクリーガー
〇ノンコノユメ
〇ライドオンウインド
▲ディアドムス

三連単◎1着→〇2,3着→▲3着



俺「ふぉいっ。」
弟「解説もせずに・・・」



俺「まぁ普通はこうなるんじゃねーの。クロスクリーガーに逆らうかどうかってトコだと思う。ノンコノユメは一着も考えていいけど
  追い込みで届くかどうかが不安、ライドオンウインドは要するに昇級戦で鞍上が古川騎手で不安、そう見ると不安が最も
  少ないのがクロスクリーガーだという安易なパズルだ。」
弟「むー、ほぼ同じ考えです。」
俺「あとはドバイ帰りのディアドムス。地方実績は一番良いし、ヒヤシンスSはトップハンデで、ドバイをノーカンって考えると案外
  1着の目も浮かぶんだけどなー。」
弟「ボクはディアドムスをここから弾いてしまい、最小限で勝負しますよ。」


弟子予想
◎クロスクリーガー
◎ノンコノユメ
▲ライドオンウインド

三連単◎1,2着→▲3着 うまふく◎同士 三連複



弟「むしろ点数がかさむくらいなら三連複一点でもいいかもしれませんね。」
俺「鉄板ぐらいに考えていると。」
弟「突っ込むなんておっかないことはしませんけど、勝つのはこの2頭のどちらかだと思います。」
俺「なるほど。」
弟「・・・終わっちゃった。」


俺「しかし、だ。」
弟「はじまった。」



俺「・・・そこまで鉄板かね?この2頭。」
弟「まぁ、ノンコノユメは脚質に不安があるけど、クロスクリーガーは前走の内容考えたら連はカタいって考えていいんじゃない?」
俺「まぁ、確かに連は固いとは思う。」
弟「でしょ。」
俺「でも前走の圧勝は真に受けていいものかどうか。どーも、この馬の父であるアドマイヤオーラの影がちらつくんだよな。」
弟「アドマイヤオーラですか、あんまし産駒を聞いたことがありませんが。」
俺「ウオッカと同世代だよ。昨年初年度産駒がデビューしたばかりだからな、産駒数も多くないし聞き覚えが無いのも仕方ない。
  でもいい産駒は出してるよ、こないだのユニコーンSで2着になったノボバカラとか、南関のコンドルダンスとか。」
弟「ダートで優秀な子が出てるのであれば、性能は疑えないでしょう。」
俺「惜しくも今年に亡くなってしまったんだ。この馬のラストランは鞍上が後藤騎手でね、後藤騎手の後を追うかの様なお別れに
  なってしまったんだよ。」
弟「そんな子の鞍上が岩田騎手なら尚更頑張ってもらわなくちゃ!!」
俺「確かにね。そういう気持ちもあるし、ここは本当に大きなチャンスだと思うよ。しかしここでイジワルなアタイがニョキニョキと
  顔を出してしまったのだ。」
弟「むー、水を差すようなコトを言うおつもりだ。」

俺「とにかく不運な馬って印象が強くてなぁ・・・」

弟「・・・そうだったんですか?」
俺「皐月賞ではフサイチホウオーと牽制し合ってしまい、一番人気ながら前残りを許す格好で4着、ダービーでは女傑ウオッカの
  覚醒に屈して3着と、大舞台でことごとくツキの無い馬だった。故障も多くて順調に使えなかったんだよね。」
弟「あらら・・・」
俺「こういう馬って、どこかで大きな仕事をする機会があったら盛り上がったんだろうけど、結局は故障も関係して成績は尻すぼみ
  になっちゃってな。だから残せた産駒は少ないんだよ、そんな中でこういう産駒に恵まれてさぁこれから・・・って矢先に天国へ
  逝ってしまった。競走馬時代も種牡馬生活のピリオドも不運な馬だったんだ。」
弟「確か、ノンコノユメのお父さんのトワイニングもこないだ亡くなったばかりで・・・」
俺「そうだね、この2頭は弔い合戦になる。」
弟「じゃあやっぱりがんばってほしい。ここは固い決着でいいのです。」


俺「そういう舞台をブチ壊すのが大好きなんだよな、
  アグネスデジタル産駒ってヤツはさ・・・」

弟「!!!!!!!!」


俺「思えば昨年、久々の地方馬制覇を期待されたハッピースプリントを抜き去ったカゼノコもアグネスデジタル産駒だ、遡れば
  札幌記念でブエナビスタの追撃を凌いで北の大地に悲鳴を上げさせたヤマニンキングリーもそうだし、何よりこの馬自身が
  何度もG1で1番人気馬を嘲笑うかのような勝利を演じている。ドラマクラッシャーなんだよな。」
弟「ってことはつまり・・・」
俺「ああ、ここのドラマは別角度で見る。古川騎手の17年ぶりのG1制覇だ。」
弟「さっきの予想は?クロスクリーガー本命の三連単。」
俺「まぁ、あっちが本線だよ。その分この予想は思いっきり遊ばせてもらう。」
弟「遊ぶってアンタ・・・」


◎ライドオンウインド
〇クロスクリーガー
▲ディアドムス
△ストゥディウム
△インディウム

三連単◎→〇→▲△ ◎→▲→〇



俺「ヒモをポケ〇ンで固める。」
弟「ポケ〇ンって言うなよ!!」



俺「ポケ〇ンの進化みたいだろ、インディウム→ストゥディウム→ディアドムスだ。」
弟「ややこしいのは間違いないけどねぇ・・・」
俺「さっきのクロスクリーガーの父アドマイヤオーラの話はオマケみたいなもんだよ、あの兵庫がいらなかったんじゃないかなって
  感じはする。あそこでは楽にレースさせてもらえ過ぎた、同じ様なことにはならないと思うんだよね。そんでもってノンコノユメ、
  極端な脚質な上に距離が伸びてイイとも思えず、JBCのカゼノコみたいなことやらかしてもおかしくない。」
弟「地方馬の後ろを追走しちゃうってか・・・」
俺「ルメール騎手だからこその不安だ、中央でならそれが通用しても地方ではそうもいかない。迂闊に同じ様なレースで連勝して
  いるのが気がかりだし、早めに行っても持たなそう。いい塩梅の位置取りが難しいんじゃないか?」
弟「でも、それで言ったら古川騎手で強豪相手になるライドオンウインドは・・・」
俺「昨年の東京大賞典で思いっきりヘタに乗ってる。だからこそいいんだ、教訓がある。馬自体も中央1800mでの持ち時計は
  トップだし、ここで鞍上を変えないってトコに粋なモノを感じるよ、古川騎手に勝たせるチャンスだ。」
弟「そう見ましたか・・・しかしディアドムスはともかく、その地方2騎は・・・」


俺「ポケ〇ンだ。ムサシとコジローとニャースだ。」
弟「違いますからね!!」


俺「まぁディアドムスは先述の通りってことでいいでしょ。」
弟「・・・ストゥディウムにもインディウムにも頑張ってほしいですけどねぇ。」
俺「まずストゥディウム。前走の東京ダービーで7着だけどな、アレは不発と見ることもできるんじゃないかと。」
弟「・・・ふむ、それはちょっと解るかも。強い時とのギャップが激しいからね。」
俺「南関組には申し訳ないが、今年は正直レベルが低く映る。オウマタイムも恐らく今後はマイル戦に徹してくるだろうし、こういう
  距離で中央と戦える素材は居ないと考えた方が正しいかもしれない。そんな中で普通、2番人気で7着に敗れた馬がここに
  駒を進めるか?波が激しい馬だけにそこがコワイのよ。」
弟「あやしいということか。」
俺「インディウムも同じくだ、兵庫CSで4秒離された相手が居るんだぞ。俺はてっきり尻尾巻いて地元戦に徹するかと思っていた
  けど、この勇気ある挑戦は無謀ではないかもしれないと思える。確かに前走の兵庫ダービーの時計はクロスクリーガーの
  足元にも及ばないけれど、ここで着を拾いに来ても許される存在になったのは間違いないだろ。」
弟「勝ちを考えなければ・・・ってコトですか。」
俺「制御の難しい馬だけに、簡単には行かないだろうけどな。掲示板狙いで競馬してて中央組に不発する馬が出たら出番アリだ、
  他力本願ではあるが、それでもしょうがない。今回は3着でも喝采浴びれるんだぞ。」
弟「卑屈~。」
俺「今回地方馬の勝ちを考えるのは難しいって。」
弟「じゃあもしも、ここでも小久保厩舎がワンツーしたり、フミオさんのパーティメーカーが勝っちゃったらどうするのさ?」




俺「・・・しっとりしてやんよ。」
弟「じゃあボクもしっとりする。」






※フミオさんにしっとりとさせられたいですね♥


 

[ 2015/07/08 01:45 ] 交流重賞予想 | TB(0) | CM(4)

厩舎内馬関係論

★一応見てるんですよ、中央競馬

俺「ちと土日のタイミングで更新する時間が無くて、リアルタイムでは見れないってだけで。」
弟子「今は週末がコワイ季節なのです。」
俺「リアルタイムで見れないってのは地方も一緒だからね。」
弟「レース自体は気になるもんね。」
俺「で、こないだの日曜のレースなんだけど。ラジオNIKKEI賞ね。」
弟「アンビシャス、強かったですね。やっぱり経験値の違いかなー、あのメンツの中では抜けてるんだって思った。」
俺「そうだねぇ。俺はオグリキャップの孫のストリートキャップ応援してたんだけどなー、派手に出遅れてたよ。」
弟「うーん、残念。」
俺「で、アンビシャスが強かったってのは間違いないんだろうけどさ。もう一個かなり気になる結果がここに残されちゃってるワケ
  ですよ。」
弟「ほほう?」
俺「今、JRAで最も勢いのある厩舎と言えば?」
弟「そりゃ堀厩舎でしょう。今年だけで重賞何勝してると思ってるんですか。」
俺「だよなぁ。」
弟「ですよ。」

俺「その堀厩舎がラジオNIKKEI賞で無敗馬2頭
  出して、シンガリワンツーってのは何事かな?」

弟「!!!!!!!!!!!!!!!」



キャンベルジュニア 15着
レアリスタ 16着 (最下位)



俺「気づいてなかった?」
弟「気づいてなかった・・・ボクはロジチャリスアッシュゴールド応援してたので・・・」
俺「そこそこ人気になっていたこの2頭、多分ポテンシャル通りの走りではなかったと思える。クラスが違うから買いかぶり過ぎた
  ってのも合ってるとは思うけど、こういう負け方をするとはね。」
弟「確かに。レアリスタは前走で500万下とはいえ古馬を撃破してるし、キャンベルジュニアが前走で勝利したキングカラカウア
  次の自己条件戦でアッサリ勝ってます。」
俺「キャリアが浅いとは言え、この2頭がシンガリワンツーってとこまで想像してた人はなかなか居ないと思うんだ。」
弟「ですよねぇ、堀厩舎なんだし。」
俺「そこっすよ。」
弟「ドコ?」


俺「『堀厩舎だから』なんじゃねぇのか?」
弟「どうしてそうなった。」


俺「・・・アタイが妄想じみたコトを抜かすのは、見てる方も重々承知してるでしょうけど。」
弟「ええ、意味が解りませんね。」
俺「ゴールドシップ論がさー、自分の中でやたらしっくり来ちゃってるんだよ。」
弟「ゴールドシップ論。」
俺「コレな。」


★ゴールドシップの勝因と敗因★
2015年 AJCC = 隣の馬房から親友ジャスタウェイが去り、傷心していた
これまでの京都コース不振 = ジャスタウェイも京都で勝ったことがなく、「あんなトコ勝たなくていい」って意気投合してた
でも今年、天皇賞春で勝利 = 生意気な京都無敗の後輩ベルラップに「きょうとでならセンパイにかてマス」って煽られた
三連覇がかかった宝塚記念で惨敗 = 生意気な後輩ベルラップが故障、放牧になり張り合いが無くなった


弟「しっくりくるのは間違いないんだよな・・・」
俺「だろぉ!?」


弟「しかしそれは、ゴールドシップという特異なキャラクターも相まってますし。」
俺「いやぁ、それをゴールドシップに限定しちゃいけないのかもしれないなぁと。」
弟「ほええ・・・」
俺「そもそもあの天皇賞の後のオークス思い出してみろよ。」
弟「オークスですか?」

俺「クルミナルが憧れの大先輩ゴールドシップの
  マネをしてゲート入り嫌いまくっただろ。」

弟「繋がるよねぇ・・・」


俺「やっぱ馬同士で、なんかそういうのがあるんだって!!」
弟「それは面白い考え方だとは思うけどさー・・・この堀厩舎のシンガリワンツーにも、そういう原因あったってコト?」


俺「ドゥラメンテ放牧中だろ。」
弟「!!!!!!!!!!」



俺「多分、今回の大凡走の原因コレだよ。ドゥラメンテの骨折による厩舎離脱。」
弟「・・・この2頭もゴールドシップ同様、同僚のケガに心を痛めていてマトモに走れなかったと。そこまで泣かせに来られても・・・」
俺「違うな。」
弟「ふぇ?」
俺「恐らくな、ドゥラメンテはああ見えて凄くマジメなの。皐月賞ではワープ走法出したりパドックで妙な歩き方をしてはいたけれど、
  それだって緊張で固くなっていたからなの。」
弟「問題児ではないと。」
俺「そもそも血統背景にアドマイヤグルーヴの最後の子っていう運命じみた部分あるからな。」
弟「まぁ、その子がヘンな子だったらなんかイヤですけどね。」
俺「いや、流石にあの歩き方はヘンだとも思うけど。」
弟「フォローしたりしなかったり大変だね。」

俺「それでもねー、そういう背景もありつつ、堀厩舎には同期に2歳重賞ウイナーのサトノクラウンが居てだ、その同期ライバルは
  2歳以来の復帰戦だった弥生賞を無敗で勝利してるのにドゥラメンテは共同通信杯で敗戦してしまい、そこからそれをバネに
  しての二冠制覇だったのよ。」
弟「厩舎内での切磋琢磨はありそうだよね。」
俺「皐月賞でサトノクラウンに迷惑かけながらも、とんでもない勝ち方をして一躍厩舎の3歳エースになったんだ。」
弟「パチパチー♪」


俺「そしてそこから生徒会長兼風紀委員長となった
  ドゥラメンテ様の圧政が始まるんだ。」

弟「その間は空白なの?」


俺「もう二冠馬抱え込んだ厩舎ってだけで大変なんだって。不良番長タイプのオルフェーヴルやゴールドシップならまだしも、ドゥラ
  メンテはマジメだからな。『俺が厩舎の代表だからビシッとしないと』って感じだったんだ。」
弟「ううう・・・アタマ痛くなってきた・・・」
俺「同期に対してはキビしかったと思うよ。オヤツや雑誌なんか没収しちゃってさぁ。」

弟「オヤツ没収はヒドイぞ、ドゥラメンテ!!」
俺「あ、感情移入した。」


弟「オヤツは大事なのです!!」
俺「そうだろう、しかしドゥランメンテ様はきびしいのだ。そして何より強かった。誰も逆らえなかったのさ。」
弟「強さこそ正義って感じなんですね。」
俺「その堀厩舎3歳組の秩序たるドゥラメンテが、ケガで放牧になってしまった。」
弟「むう。」

俺「ゴロツキのレアリスタとキャンベルジュニアは
  サボリ放題っすよ。」

弟「なんでその2頭はいきなりゴロツキになった。」


俺「今回の敗因ソレな。委員長居ないんだもん、負けても『お前ら!!堀先生の威信をかけてどーのこーの・・・』って怒る、おっか
  ないドゥラメンテが居ないんだもん。」
弟「・・・サトノクラウンは?」
俺「サトノクラウンも放牧してるだろ。そこもあると思うなぁ、有力馬がこぞって放牧してる時期だから。」
弟「叱りつける同期や先輩が居ないってことか。ああー、ドゥラメンテに限らずそういうのあるかも。強豪の先輩方が居ない状況で
  気が緩んじゃうって感じ。リアルインパクトモーリスも秋まで使わないだろうから放牧ってことでしょ。」

俺「モーリスなんか残ってたらアイツらの部屋は
  エロ本まみれになってしまうぞ!?」

弟「キャラまでそういう作りになっちゃうモーリスって一体・・・」

俺「多分モーリスはちゃらんぽらんなドスケベ先輩だからな。ゴロツキの後輩2頭と一緒になって何するか解らん。」
弟「モーリスはここでの扱いが元々アレだったからともかく、なんでレアリスタとキャンベルジュニアがゴロツキなんだよ!?」
俺「お前、レアリスタがどんな馬か解ってねーな。」
弟「どんな馬かって、そんなの・・・簡単に解るわけがないでしょ。」


レアリスタ


俺「絶 対 チ ャ ラ い 。」
弟「見た目じゃねーかよ!!」



俺「見ろよ、このド派手な栗毛、金髪のタテガミ、額の広い流星を!!盛ってますよ!!」
弟「キレイな馬はカッコイイじゃないか!!」
俺「マジメにゃ見えないでしょーが。遊ぶのダイスキって顔してるじゃん。」
弟「印象を押し付けるなよぉ・・・」
俺「ジャンプよりマガジンが好きなタイプだろうな。」
弟「どうして馬の顔でそこまで言い切れるんですか!?」

俺「そんでもってツレがキャンベルジュニアだもん。」
弟「・・・キャンベルジュニアもチャラいのかよ。」
俺「チャラいっつーか、オーストラリア産のマル外だろ。この馬。」
弟「・・・」

俺「天性のノリが日本のモノとは違うよな。」
弟「南半球に向けて土下座しろよ。」


俺「もうレアリスタが『おいおいキャンベル、今日は頑張らなくてもいいんだぜ』って誘ったらコロッといくわ。」
弟「つるんじゃってるのかよ・・・」
俺「オーゥ、レアリスタサァーン。リアリィィ?Hoo!!」
弟「師匠の馬に対するキャラ付けの基準って何なの!?」

俺「いやー、イイ線行ってると思うんだけど。」
弟「厩舎の中から強い馬たちが消えたことで、馬に変化が出てしまうって部分はいいと思いますよ。」
俺「本当かどうか知らないけどさ、ナリタブライアンって居たでしょ。三冠馬。」
弟「うん、知ってますよ。」
俺「逸話では『パドックにナリタブライアンが現れたら他の馬が完全に怖気づいちゃって、レース前から話になってなかった』
  なんてことも聞いたことがある。パドックという短い時間でそういうことが起きるなら、厩舎の中の馬関係になるともっと深みが
  出てきそうだよねー。」
弟「うん、まぁ師匠のは妄想がヒドイけど、そういう馬同士のやり取りはあるかもって考えると面白いです。」


俺「藤沢厩舎だってさ、魔王ペルーサが後輩達に『俺より先にG1
  取ったら食っちまうぞ』って言ってたワケですよ。」

弟「スピルバーグが食べられちゃう。」


俺「スピルバーグはオーナーが一緒だから許してもらえたのだ。」
弟「よくもまぁポンポンと屁理屈が出てくるよね・・・」
俺「でも、本当にそういうの気にしてみると面白いかも。」
弟「・・・予想に繋げるのは難しいけど、後付けでなんだかんだ言う分にはいいネタかもね。」
俺「いやぁ、先にそういうことに気付ければシメたものですよ。最も馬同士の距離が近いのが厩舎だからね、そこでのコミュニケー
  ションから予想ができるとしたら、コレは新しいぞ。」
弟「だからそこが読めないんだからしょうがないでしょーが。」
俺「読めないかなぁ?」
弟「ゴールドシップくらい出来事が積み重なっていれば『もしかして・・・』って気づけるかもしんないけどさー。」
俺「確かに先読みするのは難しいか・・・面白いと思ったんだけどなぁ。」
弟「レース後の妄想としては楽しい材料なんじゃないですかね。」


俺「とりあえず角居厩舎の牡馬は、あれだけ美人がいっぱい
  居るんだからドスケベに育つと思うんだけど、どうかな。」

弟「うん、予想の役に立たないし、やっぱ妄想すんのやめろ。」





※本当にあると思うんだけど、どうかな



[ 2015/07/06 23:52 ] その他 | TB(0) | CM(7)

ウマスレイヤー 04

【04】


無人バケン・バーは、ネオフナバシの下層モータルにとって典型的な娯楽施設だ。
大衆が好むウインズの様な喧騒は無く、他人と関わることもない。
無人が故にコストが削減できるのもさることながら、それを消費者に還元しているのが
最大の魅力であろう。要はブックメーカー方式なのである。
勝負師同士の純粋な勝負の場だからこそ、固い時はより固いオッズにもなるが、波乱が起こる時は
より破格のオッズにもなる。流されやすいもの、己が道を行くもの、その敷居はウインズよりも低くも
あり、高くもあるのだ。個の勝負の場としての意味合いは無人バケン・バーの方が強いであろう。

今日も無人バケン・バーには、人との関わりに疲れた男たちが集う。

「誠実」と書かれたノーレンをくぐると、そこには一人用のカウンターがズラリと並んで
いる。大体の無人バケン・バーはこの様な横長の作りになっている。
下層モータル相手の商売なので、店舗は一様にして不潔である。管理がしっかりしている
のはオッズコンピュータだけで、店内清掃員は雇用されていない。
足元には予想が書かれたシンブンシ、ハズレバケン、ウンコなどが散乱している。
壁に貼られた「ゴミはゴミ箱に」という標語が虚しさを増幅させているが、客たちにはどうやら
全く関係ないようだ。

今日も一人、また一人と眼の死んだ男たちがノーレンに吸い込まれていく。

彼もその無人バケン・バーの常連に、つい最近なったばかりだ。
空席に腰掛け、握っていたシンブンシをカウンターに広げると、今度はポケットから三枚の
百円玉を取り出して、カウンターに設置された「百円玉のみです」と書かれた現金投入スリットの
前に置いた。この街の下層モータルは紙幣など持っていないのだ。

虚ろな眼でシンブンシにペンを走らせると、百円玉を一枚スリットに流し込み、タッチパネルを
素早く操作して音声認識システムに言った。




「・・・ワイドだ。」



彼、マツモト・ヒロシの馬券師としての夢は、
おおかた潰え、狂ってしまった。



元々、彼は腕利きのトラックマンであった。
しかし、馬券師としての道を歩もうと更なる高みに登るべく向かった先で、彼は
酷使されノイローゼになり、過労死寸前まで追い詰められた。
その結果、ボロのように見放された彼のソウマ・アイは著しく低下してしまったのだ。
彼の予想はそれまでの輝きを失い、そのホンメイは「ヒロシズ・インパクト」と揶揄される程にまでに
成り果て、現在のケイバ・シティ・ジャンキーに彼の予想を信用する者は誰一人として居なくなってしまった。
むしろ今となっては昔の話、彼の存在自体が最早無かったかの様になり、周囲に気付かれもしない。
万が一気付かれても恥の上塗りであるが為に、彼は無人バケン・バーを訪れる。

おお、見よ、先ほどのワイドも見事に3、4着である・・・

彼は再び無感情にシンブンシにペンを走らせると、百円玉を一枚スリットに流し込み、タッチパネルを
素早く操作して音声認識システムに言った。



「・・・ワイドだ。」



今のヒロシに残されているのは、定期購読になっているエイト・シンブンだけだ。
エイトは、維持費もかさみ、アルバイトで稼いだ日銭はほぼ全てエイトのシューキンババアに回収される。
今月こそ断ろうと何度思ったことか、しかしヒレツ!シューキンババアは回収の都度、センザイやオモチで
彼を誘惑する。それでも購読を拒否しようとすると、彼女は放蕩息子の話を持ち出し、ここで契約が取れねば
家族一同路頭に迷うと、涙ながらに懇願するのだ。
そんなものはブラフだと解っている。だが結局断りきれず、未だに彼はエイト・シンブンを手放すことができない。

おお、見よ、このワイドも見事に3、4着である・・・

彼は再び無感情にシンブンシにペンを走らせると、最後の百円玉を一枚スリットに流し込み、タッチパネルを
素早く操作して音声認識システムに言った。



「サンレンタ・・・
 いや、ワイドだ・・・」




本当に買いたいのはワイドではなくテイスティ・ミョウを豊富に含んだサンレンタンだ。
だが今はそんなチャレンジができる程の自信が、彼には存在していない。このテイスティ・ミョウにニューロンを
支配された経験が無いわけではない、一度のサンレンタンでアドレナリンがフツフツとスキヤキめいて沸き立つ
感覚は確かに甘美だ。ワイドでは味わえない。
だが、世の中そんなに甘くはないと、彼は悟ったつもりだった。


・・・しかし皮肉なものである。こういう場合に限りサンレンタンとは
当たるものなのだ。まさにショッギョ・ムッジョとはこのことだ。あの時、
音声認識システムがサンレンタンを認識していれば・・・



ワイド切り替えなどという弱気さに、自身のコシヌケ具合を呪いながらヒロシはほくそ笑んだ。
多分、己がサンレンタンを買っていたら、あの3着のハナ差は裏返っていただろうと・・・

トラノコの百円はなんとか五百円になり、彼は深追いすることなくその場で天を仰いだ。
別に、今はバケンで生計を立てているわけでもない。これは馬券師への未練がそうさせているのだ。
残された道への利己的なウン・テストである。しかし・・・


腐っていても何も始まらない。今度こそシューキンババアの契約を破棄しよう。
このバケンが最後だ、恐らくブッダ・オオカワのおぼしめしだ。サンレンタンにしておけばよかったなんて、
馬券師を目指す者を嘲笑う結果ではないか。これを換金したら、次の仕事を探しに行こう。
そう考えて席を立とうとしたヒロシは、偶然にも隣の二人の客が仕切り板越しに話している
会話の内容を聞いてしまったのだ。

「本当ですか?」
「ええ、本当です」

その工場労働者と思しき二人の客は、酒に酔った勢いか、ウカツにもかなり大きな声で
密談を行っていた。


「悪いウマヌシへの襲撃ですか?」「はい」
「誰でも参加できるんですか?」「はい」
「炊き出しもありますか?」「ヨウブンドリンクの支給があるらしいですよ」


ヒロシは反射的に席を立ち、二人の肩に手を回した。


「なあ、あんたがた。俺もそのウマヌシ襲撃ってやつに参加
 したいんだけど、どうしたらいいんだい?」




++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


ネオフナバシ南部 ホウテン第二地区。

労働者をスシ詰めにした威圧的なバウントラックが往来し、吐き出される排気ガスが
闇の渦巻く都市の下水溝を湯気めいて流れていく。
まさに競馬四季報で予言されたヤオチョーの世の一側面だ。

ハズレバケンが風に舞いストリートを飛び交う中、1頭のキョーソウバが灰色のコンクリートスラム街の
屋上を飛び渡っていた。
キョーソウバの名はグランデッツァー。シャダイ・シンジケートの斥候だ。
彼らはウマソウルに憑依され、闇に落ちた者たちである。グランデッツァーが手にしたものは、通常の
ウマの三倍以上の脚力。だが、その彼がよもや敵から追跡を受けようとは、彼自身ですら予想だに
していなかっただろう。

しかしグランデッツァーは憔悴していた。何者かが自分をつけ回している。誰かに監視されている。
その焦りから、彼は屋上から身を隠す為にコンクリートスラムの地上に降り、ほの暗い地下馬道に潜り込んだ。
しかし運悪く、地下馬道はその先で行き止まりになっていた。


そこに・・・


「Fumikitte Jump!!」


禍々しくも躍動感のある掛け声と共に、彼を待ち伏せていたかのように地下馬道の天井にある
通風孔を突き破って、もう一頭のキョーソウバが飛来し、グランデッツァーの退路を塞ぐ。

闇の中で対峙する2頭のキョーソウバ。
彼らはお互いの中心点を軸にして、円を描くようにじりじりと横歩きし、スタートの間合いを探る。
構えにスキを見せぬまま、通風孔から現れたキョーソウバが言い放つ。


「諦めるがよい、グランデッツァー=サン。オヌシにもう逃げ場はない。」
「どうして俺の名を!?貴様はもしや、ヒットザターゲット=サン!!」


「ドーモ、ヒットザターゲットです。」
「ドーモ、グランデッツァーです。」



アイサツをしながらもグランデッツァーは考えを張り巡らしていた。
このキョーソウバの話は最近よく耳にする。シャダイのキョーソウバを全て追い抜くなどというビッグマウスを
叩き、組織に仇なすサックスブルーに赤いクロス・メンコのキョーソウバ。しかしてそのテマエは、ビッグマウスを叩く
だけのことはあるものだと聞く。
既に間合いは、このキョーソウバが現れた時点で相手にある。ならばここはアンドー・サシミの言葉を思い出せ!


「肉。切らしといて骨狙うと、相手は倍、痛がる
 かもしれんね。ようできてるわ。」



だが、アイサツをし終えてまず動かんとしたグランデッツァーの計画は脆くも崩れる。
それは0.02秒の攻防!ヒットザターゲットの右前がムチの様にしなり、いとも簡単にグランデッツァーは交わされた。
「イヤーッ!!」「グワーッ!!」

たまらず差し返そうときびすを返すグランデッツァー。
まだステッキを入れれば反撃はできるはずだ。

しかし機先を制する様に、ヒットザターゲットの右前がムチの様にしなり、再びいとも簡単にグランデッツァーは
突き放された。
「イヤーッ!!」「グワーッ!!」

まるで逆転のスキを与え、抵抗してきた獲物をいたぶるかの様なヒットザターゲット。
たまらずグランデッツァーが物言いをする。
「ま、待て、ヒットザターゲット=サン!俺を追い抜いても組織が貴様を・・・」
だが有無を言わせず、ヒットザターゲットの右前がムチの様にしなり、再びいとも簡単にグランデッツァーは
突き放された。
「イヤーッ!!」「グワーッ!!」


・・・ヒットザターゲットが接近する。
「洗いざらいしゃべってもらうぞ。シャダイのことを。」
だが・・・


「・・・サヨナラ!!」


グランデッツァーはそう言い残すと、彼は自らレースを捨てる様に馬群に飲み込まれていった。
ヒットザターゲットが忌々しい顔で舌打ちする。


・・・ヤラズだ。


邪悪なキョーソウバ組織、シャダイの秘密は聞き出せず、再び闇の底に沈んでしまったかの様に思われた。
だが、ヒットザターゲットはグランデッツァーの通過した芝の上に何かを発見し、手を伸ばした。
マークシートである。グランデッツァーは、これを何者かに届けようとしていたのだ。
イロハをマークされたマークシート。マークされた文字を順を追って読むと、それがシャダイの次のミッションであることが
判明したのだ。


「コヨイ ホースケ シウゲキダ」




~つづく~




※つづくよ!!ザンネン!!




[ 2015/07/05 00:00 ] ウマスレイヤー | TB(0) | CM(10)