俺「凱旋門賞の馬券が今年からもう日本で買える様になるそうな。」
弟子「オッズは国内販売独自のものになるんですね。」
俺「まぁ、そうなると日本馬にオッズが偏る様になるのは目に見えている。ここを国際レース観戦を趣味にしてる人が、偏りを利用
できるかどうかが焦点になりそうだな。」
弟「今年は
マカヒキが挑戦しますけど。」
俺「日本初の凱旋門賞馬の名前がそれでいいの
かと言いたい。」
弟「そのマカヒキに対する偏見をどうにかしろ。」俺「シャンティイ開催ってのはマカヒキにとってプラスになると思うけどね。」
弟「ロンシャンよりもクセがない印象だと言ってましたもんね。」
俺「海外競馬に触れる機会としては絶好だろ。やっぱり馬券買って応援したいもの。でも、やはりこういうところでこそ欲を出して
いきたくもなるよな。ある程度の海外競馬知識持ってる人はマカヒキの扱いに相当慎重になるでしょ。」
弟「同地のニエル賞を使ってのローテになりそうだから、まずはそこでどういう走りを見せるかですね。」
俺「そこでの対戦メンバーも予習しておかないと。ニエル賞は欧州各国のダービー馬が集うレースだからレベルが低くなることは
まず考えにくいんだけど、一時期から比べたらここの勝者の凱旋門賞成績はガクンと落ち込んでるからな。」
弟「・・・師匠はこういうレースでこそマカヒキをはずした予想をしそうだな。」
俺「まずそこを考えちゃうよねぇ。こういう販売形式ならば、マカヒキをはずした方がオッズが高くなるのは当然。まぁ、オッズで馬券
を買うワケじゃないけど、偏りが出るのなら敢えて嫌う考え方だってしやすい。」
弟「その為には対戦相手の予習もしとかないとならないか。」
俺「ちょっとカジってるヤツはフリントシャーの2着付けするだろうし。」
弟「それはやりたい。」俺「とにかく、こういう機会は面白いよね。是非とも率先して参加したいものです。」
弟「ここでも予想しましょうね♪」
俺「日本の競馬じゃ当たらないし。」
弟「・・・前にそれ言ってたな、海外競馬のエア予想なら当たるって。」
俺「待ってましたよ、こういう馬券が買える時を。でもとりあえず注意だけはしておきたいよな。」
弟「注意って何に?」
俺「ヘタに海外寄りな知識開けっ広げた、それこそ
妙に偏った知ったか予想をしない様にせねば。」
弟「出てきそうですね、そういう人・・・」★地方競馬も大事です、水曜日は帝王賞!!俺「さて、夏の大一番である帝王賞でございます。」
弟「中央枠が拡大して7頭が参戦、新旧世代の攻防って感じですね。」
俺「ここに
ケイアイレオーネが出ていればなぁ・・・南関勢の食い込みが考えにくい中央組のメンツではあるけど、この馬ならいい
線で勝負できてもおかしくないって考えてたのに。」
弟「やっぱり地方組はキビしく見えるか・・・」
俺「中央主体で考えるべきだろうなぁ。南関の
ジャルディーノや
ユーロビート、道営に移籍した
ナムラビクター辺りが好戦できたと
しても馬券圏内に来るイメージは沸かないよ。上位3頭は中央になると思う。」
弟「ですよねぇ。」
俺「ただし、その中央組の力関係は至って微妙だと思う。収拾が難しいのは古豪の方かなぁ。」
弟「若手の方が元気には見えるね。」
俺「このメンバー構成で考える展開だと尚更なんだよな。
コパノリッキー、クリソライト、ホッコータルマエという古豪3頭の先行争い
は決してユルくない。」
弟「確かにね、特にリッキーとタルマエは潰し合うことで有名ですから・・・」
俺「でも不良馬場って考えるとねぇ。脚抜きの良い馬場で、彼らが消耗せずに止まらないこともあり得る。末脚自慢の
ノンコノユメ、
サウンドトゥルーが悠長に構えてもいられない。ノンコノユメが不良馬場のJDDを制したと言っても、その時とはメンバーが違い
過ぎるからなぁ。」
弟「
アスカノロマンの勢いも魅力ですし、なかなか悩ましいですね。」
俺「中央7頭立てと見ても、その7頭が展開でどう転ぶかは結構予想するのに難しい部分だよな。」
弟「消耗戦になったら
アムールブリエのスタミナも活きるかもしれないし・・・」
俺「もう正直、予想とは言えないのかもしれないんだけどさ。」
弟「・・・なんでしょう?」
俺「帝王賞なんだから帝王でいいだろと。」
弟「そう来ましたか・・・」俺「帝王と言えるのはホッコータルマエでしょう。」
弟「それこそ、衰えという部分が最も気になってしまう馬とは思うんですけど・・・勝ったらカッコイイよね、このメンツで。」
俺「衰えというか、確かに勢いには陰りがある様にも見えるよな。川崎記念もかろうじての勝利で、勢いで言えばサウンドトゥルー
の方が上。そのサウンドトゥルーが東京大賞典を勝っているんだし。」
弟「うん、最後の直線で、悠々と後続を突き放すホッコータルマエを望むのはもう難しいのかなぁって思った。」
俺「・・・今回のレースで、ホッコータルマエが勝たなきゃならないのはどの馬だ?」
弟「勝たなきゃならないって・・・そりゃ当然、ライバル全てでしょう。」
俺「そう。」
弟「なんだこの質問は・・・」俺「簡単に言っちゃうとだな、ここ最近のタルマエと幸騎手は
勝とうとする相手を決めてレースをしていたんだよ。」
弟「あああ!!」
俺「東京大賞典では先行するコパノリッキーを潰さないと勝てない、川崎記念ではサウンドトゥルーの末脚を封じ込めないと勝て
ない、そういうレースをせざるを得なかった。じゃあ今回は?前にも後ろにも強敵が居る格好だろ。」
弟「つまり、勝とうとする相手を選べないんですね。」
俺「こういう風に相手をマークするレースをする様になったのも、ひょっとしたら衰えがあってなのかもしれない。相手の関係なしに
横綱相撲を取れる状況ではないのかもしれないからね。でもここではその相手が選べないんだ。だったらどうするかと言えば
自分のレースに徹するしかないんだよな。」
弟「その方がタルマエらしいレースができると。ドバイの敗戦によるダメージは無いのでしょうか?」
俺「戻ってきての動きは悪くないみたいだよ。ここで帝王賞に出れるって時点で問題ナシと見れるだろ、一昨年にシンガリ負けして
戻ってきて、間隔空けてJBCで復帰した時と全然違うと思うね。」
弟「昨年はドバイから戻ってきて勝ったんだもんねぇ。」
俺「これまでみたいに着差付けての圧勝劇を期待するのは酷だと思うけど、接戦こそこの馬の本領だと思えるんだわ。帝王は
帝王賞を譲らないだろうと期待しての本命にします。」
◎ホッコータルマエ
○サウンドトゥルー
▲アスカノロマン
▲ノンコノユメ
▲クリソライト
三連単◎→○→▲ 三連複◎○から 単◎弟「おめぇユタカさんバカにしてんのか!?」
俺「ユタカさんはクールイズビューティーに潰されて
しまうのです・・・!!」弟「同じことを何度もやられてたまるか!!」
俺「最内アスカノロマン、大外クリソライトですよ。この距離でこの2頭に突き回されたら大変だよ、そして突き回されないワケがない
と言えるでしょう。コパノリッキーが2000m戦で勝つのは、
前走で負けてちょっとナメられた時なんですから!!」
弟「かしわ記念で勝ったリッキーは警戒されてマークがキツくなるということか・・・それは考えられるな・・・」
俺「相手は前走で馬体が減ってロクに力が出し切れていないサウンドトゥルー筆頭。この馬とアスカノロマン、ノンコノユメに勝ちを
持ってかれる可能性は低くないと思うんだよな。それでも望むのは帝王の復権だ。」
弟「帝王賞ね・・・」
俺「そうだ。帝王の為の帝王賞なのだ!!」
弟子予想
◎コパノリッキー
○アスカノロマン
○ノンコノユメ
▲サウンドトゥルー
▲ホッコータルマエ
三連単◎1着→○2,3着→▲3着 単◎弟「帝王はユタカさんなのです!!」
俺「そんなにヤケになるなよ!!」弟「ヤケなど起こしていません、ユタカさんこそ帝王賞にふさわしい男なのです!!」
俺「ここでリッキー1着固定もなかなかチャレンジャブルだと思うぞ・・・」
弟「逃げなくてもいいのです、それはかしわ記念で実証済みなのだ。外からクリソライトが行こうが内からアスカノロマンが行こうが
帝王は動じないのだ。」
俺「いいペースで運べれば可能性は十分だと思うけどねぇ。」
弟「不良馬場もダイスキなのだ!!帝王の為の雨なのだ!!」
俺「・・・ユタカさん、帝王って感じしないと思うけど。まぁ帝王と言えばフミオさんであり、だからこそケイアイレオーネ鞍上で出て
きてほしかったんだけどさ。」
弟「フミオさんが居ないから、ここではユタカさんが帝王でいいのです!!」
俺「そりゃ夜の帝王かもしれないけどさぁ。」
弟「おめぇユタカさんバカにしてんだろ!?」※あぁ、夜の帝王はみかぽ
(グサグサグサグサッ)
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