カデナ(以下カ)
「はい!とゆーわけでね、今年も残りあと少し、ってタイミングでの
ノースヒルズ座談会。
MCの
カデナです。今年はコレが最後の放送になってしまうんです、いやー名残惜しい!
でも今日はね、ラストを飾るに相応しいゲスト2名を招いてのトークになりますので是非とも
最後までお付き合い頂けたらなと思います。では早速ご紹介しましょう!
クリンチャーとディープボンドのお二人です!」クリンチャー(以下ク)
「いやがらせだよな!?」
ディープボンド(以下ボ)
「いやがらせですよ!!」カ「二人ともレース終わったばかりなのに元気だね!」
ク「元気じゃねーよ!ヘトヘトだよ!」
ボ「ファイナルとか言ってますけどね!?
一番呼んじゃダメな二人呼んでニッコニコな
アンタはサイコパスですよ!?」
カ「ホラ、よく言うじゃない?鉄は熱い内に打てって。」
ク「そらもうホッカホカよ!!」ボ「なんなんすかもう、こっちはあとちょっとで念願のG1ってトコで負けて
意気消沈してるんですよ?」
カ「うらやましい意気消沈ですなぁ、私はG1で2着になったことありませんよ。」
ク「本当がんばれよお前。同期として頼むわマジで。」
ボ「え!?お二人同期なんですか!?」
ク「そーだよ、コイツ弥生賞馬なんだぞ。」
カ「えっへん。」
ボ「クリンチャーさんの方がずっと上だと
思ってました、苦労感が滲んでて…」
ク「目尻のシワがやばい。」
カ「ねぇ、僕そんなに楽天家に見えるの?」ボ「いや、カデナ先輩なんかいつも
パドックで半笑いしてるし。」
カ「してないでしょう!?」
ク「飄々とし過ぎなんだよ。」
カ「いやぁ、年末のG1で2着に輝いたお二人の猛攻がグッサグサ刺さりますな。」
ク「てんめぇ…」
カ「いやでも、ボンちゃんとクリちゃん似てるじゃん、戦績が。だから話したら
面白いんじゃないかなって。」
ボ「そすか?」
ク「お前菊花賞何着だっけ。俺2着だったんだけど。」
ボ「4着っす。勝ったの
大将。春の天皇賞が2着でしたね…って、え!?」
カ「どしたの?」
ボ「クリンチャー先輩、芝走ってたんすか!?」
ク「若い子は知らんかー。」カ「クラシックで大活躍してたんだよ。皐月賞4着、菊花賞2着。翌年は京都記念で
同年のダービー馬と皐月賞馬を相手に優勝!」
ボ「すげぇ…!!」
ク「俺のことをやたら嬉しそうに話すな、弥生賞馬が。まぁ、そこまでは良かった
んだけどな。芝で不振に陥って血統からダート転向して今に至るってことだ。」
カ「スゴいね。二人ともG1で二度連対してるし凱旋門賞にも出てるし。」
ク「あーそうか。」
ボ「凱旋門賞にも!!すげぇ!!」
カ「で、惨敗してるし。」
ク「よぉーしボンド、コイツ
羽交い締めにしろ。」
ボ「よろこんで。」カ「暴力はよくないね。」
ク「お前はなんだ、俺らをオモチャにする為に今日呼んだのか。」
ボ「帰っていいですか。」
カ「僕だって自分の立場くらいわきまえてますよ、お二人に失礼なコトなんて
言えるわけがない。」
ボ「もう散々言い散らかしてますけど。」
カ「いやぁ、さっきの趣旨は本当なんだよ?二人で話してみたら面白いだろうって。」
ク「傷でも舐めあえってか?」
カ「そうツンケンしないでって。まぁクリちゃんの場合は戦績がかなり特殊じゃん?
成績で似てる部分はあるけど実は全然違うっていう。そういう部分で、先輩と
してボンちゃんになんかアドバイスできたりしないかなって。」
ク「俺みたいにはなるなよ。」ボ「どんだけネガティヴなんですか!?」ク「カデナみたいにはもっとなるな。」
ボ「わかりました。」カ「なんてやさしいアドバイス。」
ク「お前もちっとは傷ついたりしてくんねぇかな!?」
カ「しかしまぁ、なんか解っちゃうのが切ないね。ボンちゃんは僕達みたいになるなって。」
ボ「え?」
ク「
ノースヒルズの体質だわな、俺らもう7歳なんだよ。お前まだ4歳だろ?」
ボ「はい。」
カ「ノースヒルズはねー、僕らみたいな古豪と言われる馬の管理に長けてるんだよ。」
ク「そうそう。」
ボ「それのドコが悪いんです?いいことじゃないですか。」
ク「全っ然よくねえよ。G1タイトルよりも、如何に効率よく賞金を取れるかって方向に舵を
切られてるんだから。」
カ「まだクリちゃんはいいよー、ダートに路線変更したことで再びタイトルが見えてきて
いるんだから。」
ク「そうかねぇ?ドコまで本気かよく解らんわ。まぁ今日は確かに惜しかったけど…あー、
思い出したらまた悔しくなってきた、
オメガパフューム、バケモンだわアイツ…」
カ「でもダートは層が古馬寄りじゃん。クリちゃん自身もベテランではあるけど、目の上
のタンコブみたいな世代の動向次第ではG1イケるんじゃない?」
ク「そりゃお前、自虐か?つかお前よりボンドがかわいそうだろーが。」
ボ「…」
カ「へ?」
ク「大将引退したと思ったら
エフフォーリアて。」
カ「Oh…」
ボ「No…」ク「お前よくがんばったよ、大将倒した相手にアレだけ食い下がってさ。」
ボ「ありゃ強いわ…」
カ「一個下が強いのはキツいんだよね、古馬になったら延々とG1で対峙することに
なるから。」
ボ「アイツ春の天皇賞来るかなぁ?俺が自信持てるのってソコになるんですけど。」
ク「大阪杯には出そうだけど天皇賞は出ないんじゃね?菊花賞には出てないんだし。」
ボ「あ、そうか!なんか希望が見えてきました!」
カ「そこで勝たなきゃだね。」
ク「そうだな、そこしかない。」
ボ「へ?」
ク「そこで勝たないと俺達のようになる。」
カ「僕達の世界へようこそ、ボンちゃん。」ボ「ひぃい!!」
カ「要するに
G1タイトルを早く取れないと長々賞金を稼ぐ働きアリみたいに
なっちゃうよ、ってコトです。それも悪くないんだけどさ、大事にして
もらってるし。」
ボ「お、俺もダート行っていいですか!?」
ク「お前ダートなめてんだろ!?」カ「僕も僕も。」
ク「お前はやめとけ!!」ク「芝G1だから意味あるんだよ、ダートG1が無意味ってコトでも無いが。」
カ「大体ボンちゃん、あの凱旋門賞は凄くもったいなかったと思うよ。前哨戦で
あんな強い勝ち方して、なんで本番で全然だったのさ?」
ボ「馬場がぐちゃぐちゃで力が入らなくて。それで前にも行きにくくて、
ああ
この状態で無理したっていいことはないなと安全策を…」
ク「ああ、ボンドこっち側だわ。」カ「ようこそボンちゃん!!」ボ「どうしてそうなるんです!?」
ク「力の抜きどころが上手な馬は長~く走れるぞぅ。」
カ「サボるのが上手な馬はケガもしにくいんだぞぅ。」
ク「たっくさん働けるぞぅ。競走馬に定年はないんだぞぅ。」
ボ「コレ、7歳馬が4歳馬にしていい話ですか!?」
カ「素質あるぞぅ。」ボ「なんで年末にこんな話を聞かされなければならないんだ…!」
ク「全部カデナが悪い。」
カ「僕は悪くない。」
ク「大体だな、年末ファイナルとか言って俺ら呼んでる時点でおかしいんだよ。
フツーに考えてみろ、ノースヒルズの今年の顔は大将だろ!?」
ボ「そうですよ!!ジャパンカップでの復活勝利、同期としても感動しました!
話せる話題もいっぱいあるでしょう!!」
カ「大将。」
ク「そう大将!!大将呼んでコレやれ!!」
ボ「そうするべきでしょう!!」
カ「恐れ多い。」
ク「お前本当に俺らを何だと
思ってんの!?」カ「座談会には重いね、大将は。」
ク「俺らが軽いみたいな言い方してるんじゃねぇよ。」
ボ「確かに重いですけども。」
カ「さて、なんやかんやでそろそろシメなんですけども。」
ク「あー、やっと終われるんか。」
カ「最後にお二人に来年の抱負なんか頂きたいのですが。」
ク「抱負かぁ。」
ボ「俺はさっき言った通り
春の天皇賞制覇です!!」
カ「力強いね。」
ボ「そっちに行かない為にも!!」カ「おいでよボンちゃん。」ク「俺もそっち呼ばわりされない様な成績挙げねぇとな。今更芝に戻ることは
無いだろ、ダートで軌道に乗ってきたからこっちで頂点狙うわ。」
カ「おお。」
ク「もう来年は8歳になっちまうけどさ、今日3着になった
ウェスタールンドさん なんて来年10歳になるんだよ。
サウンドトゥルーさんなんか10歳でS1競走
勝ったし、ダートならまだまだこれからって思える。」
カ「え?何?去勢すんの?」ク「あ、二人ともセン馬か…いやそういう
意味じゃない。」カ「
違う意味でのそっちに行きたいのかと。」
ク「真面目に言ってんの!!まだ自分にはチャンスがあるって!!」
ボ「クリンチャー先輩なら来年にもG1取れますって!!がんばりましょう!!」
カ「クリちゃんなら、って僕に対する皮肉にも聞こえますよ。ボンちゃん。」
ク「じゃーカデナの抱負も聞かせろよ。」
ボ「そうです、皮肉に聞こえたんなら見返すくらいでっかい抱負を掲げて下さいよ!」
カ「僕の抱負は毎年変わりませんよ、目標だけは常に一点で。それを守ることで大きな
ことを成し遂げられるかもしれないと信じてますから。」
ボ「ほう!意外な答えが聞けそうだ!」
ク「これまですっとぼけたコトばっかし言ってたからな、よし聞かせてもらおう。」
カ「怪我なく。」
ク&ボ「大事だけどさぁ。」※よいおとしを
http://tiltowait0hit.blog.fc2.com/blog-entry-1454.htmlノースヒルズ座談会2021ファイナル
[ 2021/12/29 19:20 ]
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CM(-)
俺「えー、皆様。」
弟子「…」
俺「あけましておめでたうございます。」
弟子「だからおかしいんだって…」俺「今年もイイ年になるとイイですね。」
弟子「残りわずかです。」
俺「そんなワケあるか、明けたばかりなんだぞ?」
弟子「どっちかっつーと
今年初めてブログ管理画面を開けたばかりでしょうが。」
俺「年明けはブログ管理画面と共に始まる。」
弟子「一年って一週間無いんだ…」俺「年明けの恒例行事って言ったのお前じゃん。」
弟子「皮肉ですけど。」
俺「…」
弟子「…」
俺「このネタだらだら引っ張ってもしょうがないよね。」
弟子「師匠はかしこいな。」俺「つーわけで一年振りの更新です、俺達には東京大賞典しか無い。」
弟子「しかしなんでまた東京大賞典の時は更新しようという気に今年もなったんですか?」
俺「労力かな、ここは労力を費やせる日程にあるし。流石にもう普段はムリじゃん?」
弟子「まーそうですね。」
俺「暮れだからバーっと振り返る話題にも事欠かないし、ネタ切れどころかネタ貯めができている。
普段やる労力もモチベも今は無いけど、せめてここぐらいはね。」
弟子「お、振り返りもやっちゃうの?」
俺「まーそうね、今年の競馬界と言えば…」
弟子「暮れに来て盛り上がりも一層増したもんなぁ、
グランアレグリアと
コントレイルの有終の美、
ソダシのダート参戦、横山武史騎手の大躍進にユタカさんのG1完全制覇リーチとか。
あ、
ラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌのBC制覇も大きな話題になり」
俺「ウマ娘ですかね。」
弟子「うわぁ…」俺「皆さん、ウマ娘は捗ってますか?」
弟子「いきなりソコに持ち込むのはいかがなモノかと…」
俺「かくいう私もね、当初は
なんでも美少女化すりゃいいってもんじゃないだろって意見を持って
いたクチでね。」
弟子「なんで牡馬が美少女になってるんだーみたいなコト言ってましたね。」
俺「で、ゲームより先にアニメがオンエアされて。どらどら話のタネにはいいだろうって、軽く流し
ながら観るつもりだったんだけど。」
弟子「返り討ちでしたね。」
俺「討ち死にしてしまいました。」弟子「いやぁ、ウマ娘には意外過ぎるくらいヤラれたなぁ…」
俺「二期は結構ガチで泣いたから。」
弟子「
ツインターボのオールカマーとか震えたもん!」
俺「10年前の自分に『お前、10年後にツインターボの
オールカマーで泣くことになるぞ』って言っても
絶対信じないと思う。」
弟子「あの脚色はホントよく思いついたよねぇ。」俺「アニメ観てなかったらゲームに手を出してなかったな。」
弟子「そうかもしんないですね。で、満を持してリリースされたゲームが出色のデキという。」
俺「ソシャゲってツムツムもソシャゲになるの?だったらそれ以来のダウンロード。」
弟子「要はオンラインスマホゲームってことですから、そういうことでしょうね。」
俺「キングヘイローをこんなに好きになる
日が来るとは…」
弟子「いやマジでね、皆さんね、この人の
キング愛がおかしいの。引くの。」俺「史実をなぞったシナリオだけど、そこにオリジナルの解釈が加わってるのよね。どの
ウマ娘のストーリーもよくできてる。その中でもキングヘイローのシナリオが特に好きで…」
弟子「現役時代のキングヘイローに対してそこまで強い思い入れあったっけ?」
俺「そりゃーあの高松宮記念には思わず拍手したのを覚えてるよ。でも当時大好きだった馬かと
聞かれると、うーんそこまで…って感じ。」
弟子「不思議ですよね、当時好きだった馬こそウマ娘で愛着沸きそうなものなのに。そう言えば
師匠が競馬好きになったキッカケって
ミホノブルボンでしょ。ブルボンはどうなの?」
俺「持ってねぇんだわ。」
弟子「ごめんなさい。」俺「でもさ、
エアグルーヴだって思い出深い馬なんだけど、ウマ娘のキャラはツボじゃないんよ。
かっこいいんだけどさー…やっぱキングヘイローなんだよね、ウマ娘の場合は。」
弟子「ふむ。」
俺「お前はどうなんだよ、好きなウマ娘と実在馬がリンクしてるの?」
弟子「水着マルゼン姉さんとブライアンとタイシンと
セイウンスカイと」
俺「実用性じゃねえか。あと俺、全部持ってねえよ。」弟子「課金せぇや。」
俺「その分馬券買うわ。」弟子「どちらが正しいかわからない。」
俺「どちらも間違っている気がする…」弟子「…この調子でウマ娘の話をしていたら東京大賞典の予想なんてできませんよ、とっとと
切り替えていかないと。」
俺「…そうだな、せっかくの年イチの恒例行事が本題を迎えずに終わってしまってはいかん。」
☆あけましておめでたうございます、新年の東京大賞典予想です俺「始めておいて言うのもナンだけどさー、もう俺、ツイッターで本命言っちゃってるのよ。」
弟子「知ってますよ、
キャッスルトップでしょ。」
俺「うん。」
◎キャッスルトップ弟子「あのJDDは本当にビックリしましたけど。」
俺「誇らしいわな、あそこで本命打てた自分が。」
弟子「でもその後の成績を考えると、
相当ナメられていたからJDDで逃げ切れたって見るのが妥当
なんじゃないかって思えるんですけど。あと、その後の中央勢の成績を見ると、
そもそも
今年の中央ダート勢はレベルが低かったと、失礼ではありますけどそう思えるのですが。」
俺「デシちゃんや。」
弟子「はい?」
俺「予想の冒頭で正論を
言うなよ。」
弟子「ごめんなさい。」俺「何も言えなくなるだろ、泣いちゃうよ?俺泣いちゃうよ?」
弟子「泣けばいいと思うよ。」
俺「じゃーさ?逆に聞きますよ、君の今年の東京大賞典の本命はどの馬さ?」
弟子「お、まずは本命の出し合いに持ち込みますか。いいでしょう、まぁボクの予想も大方の皆様に
読まれているとは思いますが…」
弟子◎ミューチャリー弟子「御神本さんなのです!!」
俺「なるほど!!一番無いな!!」弟子「ア゛ァ゛!!??」俺「…ちょ、ちょっとデシちゃん?デシちゃんさん??」
弟子「フゥーッ!!フウゥウーッ!!」
俺「お前、俺の予想で切られると結構キャッキャするでしょーが!?」
弟子「それはそうですが、南関代表として挑むミューチャリーと御神本さんに対し!!
一番無い と言い張るとは見損ないましたよ!!師匠は南関勢にそんなこと言う人じゃないもん!!」
俺「そりゃそうだよ。俺の本命がキャッスルトップで
ある以上、そう言わないといけないんだもの。」
弟子「へ!?!?」俺「そうなるんよ、主軸をキャッスルトップに据えたが上に考えた予想なんだから仕方ない。
キャッスルトップが上位入線する場合、ミューチャリーは届かないと見るべきなんだ。」
弟子「キメ打ち予想?ここで?」
俺「そうなるな、まず持論だけど。」
弟子「はい、出ましたね持論。」
俺「俺キャッスルトップ好きなんだけどさ。」
弟子「ストレートだ。
モジアナフレイバーの時と同じだ。」
俺「ありゃ疫病神なんだ。」
弟子「!!!!!!」俺「キャッスルトップは一緒に走る馬達を不幸にする天才なんだわ、特に自分を潰しにきた
馬には容赦ない。」
弟子「アンタ、自分の好きな馬に対してなんてことを…」
俺「それの最たる被害者が
ギャルダルとみかぽんさん。森騎手と
ケラススヴィアもそうだね。」
弟子「ああ、戸塚記念とダービーグランプリね。」
俺「要はキャッスルトップに楽逃げさせたらJDDの様になるけど、マークし続ければ潰せるという
判断でのレース。まぁそりゃ当たり前なんだけど、その上で勝てるとも判断していたハズ。」
弟子「ふむ。」
俺「よく考えてみ?」
弟子「何を?」
俺「それで森騎手とみかぽんさんが潰れたんだぜ?」
弟子「南関名手二人がってコトか…!」俺「で、その前のJDD。あのレースに出走していた中央3歳勢がその後パッとしないこともあって
今年の3歳はレベルが低いと言われることとなったんだけど、実際そうなのかな?」
弟子「いやー、まあ、しょうがないんじゃないですかね…?」
俺「
あんなレース経験しちゃったから皆おかしくなったとは見れないだろうか。」
弟子「それはどういうこと?」
俺「テンの入り2Fとラスト1600~1800mで11秒台って
かなり頭おかしい流れなんだよな。」弟子「師匠が
らしい数字データ出してくると感覚狂うな。」
俺「まぁ全体のタイムのまとまりとしては秀逸とは言いにくいのかもしれないけど、JDDのラップ
タイムって要は逃げたキャッスルトップの刻んだタイムそのものでしょ。そうなると特に
おかしいのが1600~1800mの11.9秒。ここでこのスパートは道中のタメが効いたとしても
普通は逃げで出せないんだよ。」
弟子「えーと、つまり端的に何が言いたいのかと。」
俺「おかしいんだよこの馬。」
弟子「おかしいらしいです。」俺「じゃあそんなおかしい馬が何故、JDDの後に何故負けたんだ?ってなるじゃん。理由は簡単、
JDDに勝った馬だから警戒が強まっただけ。ただし、負かすのに費やすリスクは尋常じゃない。
それをもうみかぽんさんが重々承知しているとなれば。」
弟子「例えギャルダルがミューチャリーになったところで、自分で動いてキャッスルトップを
止めるという考えにはならないだろう、ということか。」
俺「そゆこと。そうなるとJBCで吉原騎手が見せた様な騎乗はできない。だからキャッスルトップを
本命にする以上、ミューチャリーに重い印を打ちづらいんだ。」
弟子「まぁ確かにJDDがフロック視されていればナメられた単騎逃げは叶いそうだし、その場合に
勝てる要素というのは、珍しく師匠が出してきたラップタイムに基づけばなんとか。」
俺「まず直線入口まで先頭が必須になるけどな。逃げ馬ってのは
スキルで走ってるから。先頭でないと
活かせないスキルがたくさんあるものだ。」
弟子「スキルってアンタ、ウマ娘じゃないんだから…」
俺「JDDの1600~1800mの加速な。」
弟子「はい?」
俺「あれ、アングリング×スキーミングな。」
弟子「セイウンスカイの固有スキルじゃねーか!!」※アングリング×スキーミングとはウマ娘のセイウンスカイが持つスキル。終盤のコーナーで先頭に居ると加速力が上がるという
内容だが、
これが目に見えて強い。今や逃げウマ娘育成では必須とも言えるスキル。
俺「コーナーでまくられると出ないアングリング×スキーミング。」
弟子「キャッスルトップがなんでセイウンスカイの因子を継承してんだよ!?」
俺「母父のマヤノトップガンから『ひらめき☆ランディング』
も貰ってるけど全然発動しない。」
弟子「出ないよねぇアレ。じゃねぇんだよ!?」※ひらめき☆ランディングとはウマ娘のマヤノトップガンが持つスキル。最終コーナーで前の方で競り合うと直線で抜け出し
やすくなるという一見強そうな内容だが、
コーナーで競り合いになるシチュエーションがほぼ
無い為、発動自体が珍しい。
俺「やはりアングリング×スキーミングは大事。アレが出ればパラメータ足りてなくても勝てる。」
弟子「だから!!持ってないっつーの!!」
俺「よーし、じゃあレース見直してみようぜ。キャッスルトップがアングリング×スキーミングを
繰り出す様を見るがいい。」
~~~JDD見直し中~~~弟子「…」
俺「…」
弟子「あの。」
俺「はい。」
弟子「これ、『グッときて♪Chu』じゃね?」
俺「『グッときて♪Chu』だね、コレは。」※グッときて♪Chuとはウマ娘の水着マルゼンスキーが持つスキル。スキルで持久力を回復するとレース後半で
前の方にいる時に速度を上げるという、何やらややこしい内容だが、
要するに反則技。
◎キャッスルトップ
○アナザートゥルース
▲オメガパフューム
◎単複 ◎○うまふくワイド 三連複俺「中央勢にナメられての出走が大前提だからな、強気にゃなれないんだけど。」
弟子「キャッスルトップ本命となるとそりゃ
アナザートゥルース対抗の前残り予想になるか。」
俺「アナザートゥルースがキャッスルトップの一つ内ってのはたまらなくイヤなんですよ。」
弟子「そうだねぇ、出方次第で松山騎手ならハナ狙ってもおかしくないもんね。」
俺「
オメガパフュームの東京大賞典4連覇は、今年は素直に期待してるんだよ。ここまで来たら
って感じするじゃん?」
弟子「まぁ確かにね。でも今年の東京大賞典のゴールを1着で駆け抜けるのは違う芦毛です!」
弟子予想
◎ミューチャリー
○オメガパフューム
▲ロードブレス
△タービランス、アナザートゥルース
◎単勝 ◎○馬複 三連単◎→○▲→○▲△俺「いやミューチャリーって本当に芦毛?」
弟子「それ言い続けるのやめてあげて!!」俺「年々黒くなる芦毛なんて聞いたことねえよ。」
弟子「いつかちゃんと白くなるから!!」
俺「しかし君、久々にしてはいっぱい買うんだねぇ。」
弟子「たまの予想ですし、今年は去年と違って割と自信持って御神本さんに本命を打てるので!」
俺「それでもちゃっかりオメガとのうまふくは抑えると。」
弟子「ふぐっ…ま、まあ芦毛対決が濃厚なんじゃないかなーと。」
俺「芦毛かぁ…」
弟子「またミューチャリーにイチャモン付ける気ですか?」
俺「キャッスルトップに騎乗している仲野騎手って知ってる?」
弟子「ふふん、ボクだってそれなりに南関競馬の知識はありますとも。あのJDDの勝利の時に
誰だアンタ!?なんてコトにはなりませんでしたよ。そこまでは詳しくないけど…」
俺「ふぅん。」
弟子「なんですか、不気味だなぁ。」
俺「メジロマックイーンって知ってる?」
弟子「脈絡がよくわからないけどバカにしていること
だけはよくわかった。」俺「ウマ娘じゃないよ。パクパクですわじゃないよ。」
弟子「そうでなくても知ってます!!ユタカさんを背に菊花賞、春の天皇賞を2連覇した名ステイヤー、
強すぎてつまらないとまで言われた存在です!!」
俺「じゃあメジロマックイーンの毛色は?」
弟子「芦毛に決まってるでしょーが。」
俺「その、強すぎてつまらないとまで言われた芦毛のメジロマックイーンがねぇ、あるレースで
とんでもない穴馬に負けちゃうんだけど、それは知ってる?」
弟子「ふふん、そこまで言われても知っておりますよ。
有馬記念でダイユウサクに負けちゃう んです!!」
俺「ほおお。」
弟子「さっきからなんなんですか!?」
俺「構図がね、似てると思って。暮れの大一番、芦毛の人気馬。そしてダイユウサク。」
弟子「…?」
俺「もう一度聞くけど、仲野騎手のことはどこまで知ってる?」
弟子「いや、まあ名前くらいはって程度で…」
俺「じゃあさ、仲野騎手とダイユウサクを画像で検索かけてみ。」
弟子「?…わ、わかりました、やってみます…」
カチャカチャカチャッカチャ弟子「あああ!!!
あああああー!!!」
俺「ちょっと本気で楽しみにしていいかも。」※あけましておめでたうございました
http://tiltowait0hit.blog.fc2.com/blog-entry-1453.html東京大賞典の予想