スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

雑感10 「もらう」

競馬好きの戯言だと思って頂きたい。


この木曜、金曜の豪雨による甚大な災害は、静岡でのほほんとした麗らかな天候の下に居た私に
とって信じられないものだった。
木曜にスマホのニュースで「豪雨により鬼怒川が決壊した」という文字を見て、最初は「ほう、どれどれ」
みたいな感じでテレビをつけた。


・・・まさかあんな映像を見るとは思っていなかったです・・・


川から溢れ出す大量の土砂と水が、唸りを挙げながら町を飲み込んでいた。
・・・河川の決壊って、こういうレベルの災害になるのか?
にわかに信じられなかった。

一階部分がほぼ水没し、今にも流されてしまいそうな家屋の屋根で助けを待つ人々。
足元間近まで水面が来ている中、電信柱の下に集まったガレキを足場に堪える男性。
そんな皆を一人ずつ、細心の注意を払いヘリコプターで救助する自衛隊の方々。
生々しい天災の現場を、報道ヘリがつぶさにとらえていた。

電信柱の男性は特に目を引いた。もう数cm水面が上昇したら流れに飲み込まれそうだ、
テレビに映る被災者の中で最も危険な状態に見えた彼の元に、ヘリコプターがようやくといった感じで
駆けつけ、彼の救助に成功した瞬間はツイッターでも喝采の声が挙がっていた。

でも、あの光景だよ・・・町が消滅したかの様な、あの光景。濁流。
あの東日本大震災の時に見た、津波の映像が鮮明に蘇ってくる。
皮肉にもこの大雨は、その震災の被災地を襲っていた。金曜には福島、宮城、山形で
河川が氾濫を起こしていた。そして未だに茨城の常総市には多くの行方不明者が居る・・・

この大雨は50年とか100年に一度と言われているけれど、もう現代にその言葉は通用しない
のではないかと思えます。昨年の広島県の土砂災害にしてもそうだ、雨の降り方がおかしい。
ゲリラ豪雨も多発してるし、台風の規模も年々巨大化して、尚且つ数も増えている気がするんだけど・・・
要するに地球温暖化が影響しているのだろう。海面水温が高くなると台風って巨大化・強力化
するって聞いたことがある。多分ここから先、降雨災害って多くなるんじゃないかなぁ・・・

しかし、日本にとって最大の驚異となる天災は、やはり地震ということになるだろう。

あの東日本大震災が起きた時、私は仕事で横浜のとある会社に用事で来ていた。地震が起こった瞬間の
揺れは小さく、誰かが「あっ、地震だ」と言う程度。その揺れが徐々に、ゆっくりと大きく、最終的には社内の
資料棚を倒し、皆が悲鳴をあげるほどに恐ろしいものとなった。
社内は停電を起こしていた為、私はすぐに携帯電話でワンセグテレビをつけた。徐々に揺れが巨大になった
ことで解ったのだ、「ここが震源ではない」と。
テレビに映し出されたのは火の手が上がるお台場の光景、そして震源が東北であるという情報、まだその時に
津波という恐ろしいものが来るとは思っていなかった。しかし、それでも「これは大変なことが起きた」と充分に
感じた。その僅か数分後だ、海から押し寄せる濁流が街を容赦なく飲み込んでいく光景が映し出されたのは・・・

今でも、あの時の記憶は多くの人の目と心、そして体に焼きついているだろう。

しかし、その記憶を蘇らすと、必ずもう一つの記憶も一緒になって蘇ってくる。
ここからが競馬好きの戯言ね。


あの時、自分に一番元気を出させてくれたのがドバイワールドカップ。
日本から参戦したヴィクトワールピサとトランセンドがワンツーフィニッシュをした、あのレースだ。


正直、私はあの時、注目を集めていたブエナビスタやヴィクトワールピサよりもトランセンドを強く
応援していた。明らかに芝のG1馬2頭よりも見下された人気だったのだ、走るコースは芝ではないと
言うのに。その鞍上は先日引退した藤田伸二騎手。純日本のこのコンビに、世界に一泡吹かせて
もらいたいと祈っていた。

・・・トランセンドも藤田騎手も、本当によく頑張ってくれたと思う。しかしこのレースの主役は、ご存知
デムーロ兄貴の手綱に導かれたヴィクトワールピサ。

悔しいのと嬉しいのと、そして何よりも感謝の気持ちが強く込み上げ、その深夜に一人で泣きながら
祝杯を挙げたのを覚えている。
馬上インタビューを受けるデムーロ騎手。その右肩には喪章が携えられていた。
泣きながら「日本の為に勝ちたかった」と言い続けた彼に、何度画面越しに「ありがとう」と言ったか。


・・・私が、何を言いたいか。
多分、競馬が好きだからこその感覚なのだろうが、私は要所で馬達、騎手達に大きく励まされていたのだ。


・・・自分自身、こんなブログをやっていてよく思う事があります。
「競馬見てる場合じゃないだろ」
実際そうだと思う。今回の大雨の被害を受けている人に「ふざけるな」と言われてもしょうがない。
しかし本当に私の場合、そういうことが珍しくない気がする。だからこういうブログを続けられているんだろう。

競馬を見ていると悲しいことにブチ当たってしまうこともあるが、それを乗り越えさせてくれるのも競馬だったり
する。弟子がフジノウェーブとの別れと同時にハイパワーに出会った様に。

後藤騎手の突然の訃報に、心に穴が開いた様になった、その直後の日曜日。
喪章を握り締め頭を深く下げ、その代役を務めた三浦騎手の姿があった。
因縁の岩田騎手が操るヌーヴォレコルトと、後藤騎手とローエングリンの思い出の舞台を踏みしめ、産駒の
ロゴタイプが火花を散らすデッドヒートを演じた。

色々なことが重なり、もう今年でブログをやめようと考えていた時、そんな私に喝を入れるが如く、目黒記念を
ヒットくんが鮮やかに突き抜けた。


「こんな時に」と言われるかもしれないけれど、
「こんな時だけど」と言わせてほしい。

ひょっとしたら、本当にひょっとしたら程度ではあるけど、馬達のレースから何かをもらうことができる、
そんな人も居るかもしれないよね。


競馬の何が魅力か、それは人それぞれ答えが違うと思う。
ロマン派が居てリアル派も居て、双方が互いを否定しあって・・・なんてこともあるけれど、私はどちらの言い分も
正しいと思う。まぁ、私はこんなコト言ってる時点でドライではいられないロマン派なんだけどさ。
だから、私の場合は単にギャンブルとして見ることができない人間で、そうなると何が魅力かと言ったら馬そのもの
であることに尽きるんだな。
私はかなり感情的に馬を見るから、そういう物事に馬達を繋げることができてしまう。それだけかもしれない。
でも、馬が走る姿からは感動と元気を「何故か」もらえるって人は、競馬ファンに少なくないって感じる。
だから、もらった物が大きかった馬との別れが寂しい、辛い、苦しい。そう思えるってことは、その馬にそれだけの
ものをもらえたからとしか言い様がない。


この前、ペルーサが5年3ヶ月振りの勝利を飾った、あの時。
ツイッターのタイムライン、フォローしてる競馬好きの皆は完全にお祭り騒ぎだった。
私はペルーサの勝利も当然嬉しかったけれど、それに対しこれだけ喜べる競馬ファンの愛情に、何かを
もらうことができたと思う。
あの瞬間、改めて競馬が好きで良かったなーって心底感じたから。


ここ何日か、「夢の第11レース」のことを取り上げてきたけれど、あのアンケートで皆が熱くなれたのは
思い出の力だと思う。もちろん興味という部分もあるだろうけど、「あの時」を振り返り、そこに居た馬を大事に
想って投票してくれた方が多かった。
多くの読者さんが、馬達から何かをもらっていたってコトだよね。


トウカイテイオーやオグリキャップの有馬記念ラストラン
ナリタブライアンとマヤノトップガンの一騎打ちとなった阪神大賞典
色の濃い夢を見させてもらったエルコンドルパサー、オルフェーヴルの凱旋門賞
「バブルか、エアか」のデッドヒートの末、女帝エアグルーヴが掴んだ天皇賞秋
牡馬を撫で斬る轟脚が炸裂したウオッカのダービー
強さに憎らしさすら感じたディープインパクトの飛翔
香港のラストランで、最初で最後となるG1の栄冠に輝いたステイゴールド
あまりにも強すぎ、あまりにも儚かった悲運の名馬サイレンススズカ
11歳の白い仙人、フジノウェーブが飾った驚愕の東京スプリング盃4連覇・・・


実際にその時に見ていないレースでも、後から知って見たって何かがもらえるレースは沢山ある。
数え上げればキリがない。実は私は何かしら気分が滅入ると、よく今年の目黒記念を見ているのだ。
弟子も、馬券は悔やまれるけれど今年の新潟大賞典でのダコール初重賞制覇の瞬間はしょっちゅう見ている。


「こんな時だけど、競馬見てみませんか?」


・・・不謹慎で、現実じゃなかなか言えないよね、こんなコト。
でも自分が実例なので・・・アリなのかもなーと思い、こんなことを話させて頂きました。
「こんな時だからこそ」まで行くと、ちと押し付けがましい気もするんですけど、考えようによっては「こんな時だからこそ」の
見え方もあるかもしれない。

この雨で美浦トレセンもかなり大変なことになってしまった様ですが、それでも今週末、馬達は全力を尽くし走ります。
「こんな時だけど」競馬を見たら、ひょっとしたら何かをもらえるかもしれない。

何かをくれる馬に出会えるかもしれない。

今週末の競馬が、こんな災害が起きた今に元気をくれる競馬であることを願います。






















テナンゴくん


9/13(日) 阪神10R 西宮Sにケツァルテナンゴくんが出走します!!



テナンゴくん
「プレッシャーがすごいです。」

俺&弟子
「テナンゴくん頑張って!!」







※シリアスにシメられない管理人をお許し下さい・・・でも、言ってるコトは結構本気です。
 そして何より、各地の被害が最小限であることを心より願います。
 北関東、東北の皆さん、頑張って下さい!!

テナンゴくんからのおうえん

↑PLEASE 1DAY 1CLICK EVERYDAY!!

[ 2015/09/12 00:48 ] 雑感 独り言 | TB(0) | CM(10)

希望

師匠さん、弟子さんこんばんは。
また、今回の大雨で不安な夜をお過ごしの皆様、心よりお見舞い申し上げます。

自然は、恐ろしいです。ただ、助かった皆様。前を向いて生きましょう。
今回のブログ、感動すら覚えました。
確かに、こういうときだからこそ競馬など観て一興するのもいいと考えます。
生きる活力になります。希望が生まれます。

では、グッドラック。
[ 2015/09/12 02:04 ] [ 編集 ]

出来るかぎり普通の生活を

東日本大震災当日、
急なドタキャンで仕事がなくなってふてくされて散歩していたくらい暇な時期でした。
当時は競馬をしていなかったのもあり、近所で食事しようとしたら臨時休業で、
公園を歩いている途中、人生で感じたことのないめまいにおそわれた!と思ったら、
近くの耐震の建物と思われるビルが、あり得ない音を立てて左右にふれていました。
人生終了のお知らせ!?とビビりまくっていたところ、
近くにいた幼稚園くらいの子がお母さんに、
「ママー!トイレ行きたい!」と言いだしてちょっと和みました。

春が近づき今年は花見している場合じゃないかもね、と思っていたら、
東北の酒造業者さんが「普通の生活が出来る方は普通の生活をしてください」
と言っていたのです。
その言葉に触発され(本当は暇だっただけ)、何回もお花見しました。
今はマナーが悪くて荒れてきつつあるという噂の代々木公園でも、
時々地面が揺れる中の花見では、
見知らぬ方と乾杯したり地震について話したり、
いい雰囲気でお花見が出来たのを思い出します。

土日はお天気もいいようですし、なるべく普通の生活をいたしましょう。
震災直後に、名前しか知らないシンディー・ローパーがコンサートをすると聞き
会場に足を運んで号泣したり、
会場に設置された透明のケースの募金箱にお札しか入っていなくて驚いたり、
こんな時だからと営業を続けた行きつけのバーで飲んだり、
なるべく普通の生活をしました。



テナンゴくんは ぶじに ちからを だせると しんじていますよ。
がんばって!!!
[ 2015/09/12 02:13 ] [ 編集 ]

仰る通りですm(_ _)m
[ 2015/09/12 02:21 ] [ 編集 ]

思うこと、思い出したこと、たくさんあります。
でも、ひとつだけ。

中越沖地震で街が崩壊し、ライフラインが止まっている中、たかだか200㎞先の新潟競馬場ではその週もレースが実施されました。
たしか土曜のメインで人気薄のゴージャスディナーが絡んで、避難所でラジオを聴いていたおじさんが「人が配給のおにぎりでしのいでるってのにゴージャスディナーだってよ」と言って笑っていました。人の笑顔を見るのは何日ぶりだろう、と思いました。

僕たちは何気なく生きてます。けど一生懸命生きてます。馬たちもそうだと思います。いつも何かに追われて、自分のことで精一杯だったりもします。

けれど、それは、ひょっとしたら、どこかで、誰かの笑顔や勇気に繋がっているのかもしれません。

僕は、そう思っています。


[ 2015/09/12 08:11 ] [ 編集 ]

師匠ありがとうございます。
それしか言いようがありません。
[ 2015/09/12 22:58 ] [ 編集 ]

>トリゴボウさん

アレをしちゃダメってことでもないからね。
楽しめる手段であれば、それはやっちゃった方がイイってコトだと思う。
[ 2015/09/13 01:38 ] [ 編集 ]

>conorさん

酒造業者さんのお言葉、ありがたくも重いですね・・・

やっぱりあの時の記憶も人それぞれ。だけど普段通りってことが本当に
いいなって思えるのは、あの時があったからこそ噛み締められるものでしょうね。

それにしてもシンディ・ローパーのくだりが壮絶だな、オイ。
[ 2015/09/13 01:42 ] [ 編集 ]

>ドスケベさん

ほめてもなにもあげないからな。
だってドスケベさんはドスケベだからな。
[ 2015/09/13 01:43 ] [ 編集 ]

>猫ヘッダーさん

そのおじさんの笑顔も、救われる様な笑顔だったみたいで良かった。
そういう皮肉を本当に苦々しく笑いながら言う方も居ますし・・・

自分のやってることが、人の為になってるんだなーって実感できる瞬間は結構スキ。
それが、なんというか「勝手にそうなってた」みたいな感じだと、余計にビックリ
できるからうれしいんだよねー。
[ 2015/09/13 01:47 ] [ 編集 ]

>たちけんさん

礼にはおよばねーゼ!!
[ 2015/09/13 01:48 ] [ 編集 ]
立札4

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://tiltowait0hit.blog.fc2.com/tb.php/1002-b720629c











上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。