俺「いつものノリで言えば悪ふざけ記事が多い月曜更新なのだが、今日はちょっと
アレな話だ。」
弟子「アレって何です?」
俺「
アレ。」
弟「聞くんじゃなかった・・・」
俺「本来は触れるべき話題ではないだろう。」
弟「危険な話なんですか?」
俺「先週の話だが、
タップダンスシチー行方不明事件を知ってるか?」
弟「・・・知ってますよ。」
タップダンスシチー行方不明事件 あるライターが自身のブログで
タップダンスシチーの行方が解らなくなっているという記事を書いたことが発端。文面の内容が
最悪の結果をほのめかす内容だった為、読者の大半が早とちりするハメに。しかも大きく拡散されてしまい2ちゃんでもスレが立ち議論を読んだ。
結局2ちゃんにてタップダンスシチーの生存が確認され、友駿ホースクラブが事態の収拾の為に今週ホームページにてそのことを公開するという動きになっているらしい。
弟「生きてて良かった。」
俺「それは確かにそうだが、普通に考えて
ジャパンCと宝塚記念を勝った馬に起こり得る事態ではないよな。」
弟「あってはいけない事ですね。」
俺「ここから先の話なんだが・・・」
弟「?」
俺「恐らく、俺のブログの人気が落ちる内容になるだろう。」弟「・・・どうして?」
俺「はっきり言って、読んで気持ちのいい内容にはならないだろうからな。」
弟「この事件に関する内容なんですか?」
俺「そうだな。それと、この事件の影響についてだ。」
★タップダンスシチーが生きていて良かった。が・・・俺「正直、俺はこのライターに対して憤りを感じている。」
弟「早とちりで思わせぶりな文章を広げてしまったことに対して、ですか?」
俺「ああ、正確には
そのせいでって点だな。」
弟「そのせい?」
俺「タップが生きてて良かった、では済まないんだよ。」
弟「現にこのライターさんのブログのコメント欄、大荒れしてるじゃないですか。」
俺「論点が違うな。」
弟「論点?」
俺「多くの人間が、この文章を端として、
他の馬の現状を調べたんだよな。」弟「そうですね、他の馬の名前もあがってました。」
俺「事実的に昔からある問題なんだが、タップダンスシチーともなると
格が違う。だから大騒ぎになった。」
弟「ダイタクヤマトなんかも出てますけど、タップとは実績に差がありますね。」
俺「ダイタクヤマトだってG1馬だ。こんなことになってはいけない馬ではあるが、
ネームヴァリューに歴然とした
差があるのは事実。」
弟「ダイタクヤマト行方不明って記事があがったのって、8月でしたっけ?」
俺「そう。それを追うようにしてタップの記事も書かれた。ダイタクヤマトの記事自体の注目度はさほど
でもなかったのだが、今回のタップ事件で
簡単に掘り起こされる結果になったんだ。」
弟「・・・この論点のドコが危険なんですか?」
俺「
氷山の一角って言葉があるだろ。」
弟「はい。」
俺「この事実は正にそれ。引退後の競走馬問題とか、種牡馬引退後問題とか、正に
暗闇の氷山なワケ。」
弟「暗闇?」
俺「競馬業界としては、明るみに出てほしくない問題だろ?残酷な結果がほとんどなんだから。」
弟「まぁ、確かに。そこまで理解して競馬を楽しめるかって言ったら・・・結構キツイかもしんない。」
俺「タップ事件はこの氷山に
思いっ切りライト当てちゃったんだよな。」弟「そういうことになるか・・・」
俺「タップ程の実績馬ともなると、ただの氷山の一角では済まないよ。早とちりで"生きてて良かった"では
済まないよ。次に続いちゃうんだよ。」
弟「でも、こういう事が明るみに出ることで
救われる馬ってのも出てくるんじゃないですか?そういうコメントも
ちらほら見られますけど。」
俺「無くはない。だがそれ以上にこの問題の表面化は危険なんだよ、
その部分をこのライターは軽視している。」
弟「その部分?」
俺「競馬批判。競馬人気の下落。」弟「・・・」
俺「引き金になり兼ねない。これだけのビッグネームの馬で、これだけの騒ぎになっちまったんだ。まあ幸い、
そこまでの影響も無く事態は終結しそうだけど。」
弟「確かに
触れる怖さを感じますね・・・」
俺「救われる馬が出てくるかも、ってお前言ったろ?それってつまり
誰かが救うことを望むだけで、俺ら自身は
何も動けないじゃん。結構無責任な拡散だよ、それは。」
弟「はい・・・」
俺「拡散によって広がる救いの手以上に、競馬に対する嫌悪感の方が強く広がる。そういう問題なんだ。」
弟「そう考えると、2ちゃんでの
ドライな意見てのは正論なんですか?」
俺「あの直接的な
『種牡馬引退したら金食うだけだから、殺処分になるのは当然』とか、
『産業動物なんだから
利用価値が無いなら処分になる』みたいな意見か?」
弟「はい、あまりいい表現ではないとボクは思うんですけど・・・」
俺「正論だよ。正論だけれども。」
弟「だけれども?」
俺「デリカシー無さすぎだよな、
この発言だって人気落とす要因になるんだから。」弟「ですよねぇ・・・」
俺「愛護精神豊かな人たちを説き伏せる為に、こんな発言する必要性は皆無だろ。」
弟「余計に競馬が叩かれちゃう・・・」
俺「前に俺が
ゴルトブリッツが亡くなってしまった時に、このブログで大騒ぎしたろ?
『なんで他の上位
ブロガーはこのニュースに触れないんだ!!』って。それとは質が違う。この話題は競馬の
恥部だ。」
弟「恥部・・・」
俺「
『こういう事実も知っておく必要がある』って言う人も居るが、大々的に広める必要は無いと俺は判断
する。知ってしまったなら、胸の内に潜めればいい。いや、潜めておくべき問題だ。」
弟「拡散すべきではないと。」
俺「このライターは迂闊にも程がある。競馬バッシングをしているつもりは無いのだろう?だからこそ余計に
憤りを感じる。バッシング目的で書いたなら理屈が解るんだが、
早とちりで暗部に触れて、公に拡散されて
しまった事実はもう隠しようがないよ。しかもカテゴリとしては一般であり競馬ではないブログで。
その点は反省してもらいたいもんだ。内容というよりは、その行為に。」
弟「つまり、
今この内容を話している我々も競馬人気を落とそうとしているってことになっちゃいませんか・・・?」
俺「そうなるな。」
弟「!!!!!!!!!!」俺「まぁ待てよ!!俺は競馬の人気落とす為にこの話題やってるワケじゃないんだから!!」
弟「でも理屈で言ったらそうなっちゃうって自分で認めたじゃん!!」
俺「確かに、今正に俺たちは競馬の暗部と向き合っている。完全に悪影響だ。イメージの悪化だ。」
弟「ダメじゃないですか!!」
俺「ここでもう一度考えてみろよ。どうすればこういう事態を防げる?」
弟「そんな方法あるの?」
俺「正直、馬の殺処分全てを防ぐことはできない。これも一種の競馬における
プロセスだ。だが、重賞勝利馬には
少なくとも必ずファンがいるだろ?
ペルーサとか
リーチザクラウンとか。」
弟「例がおかしい・・・」
俺「人の為に頑張った馬が、無事に余生を送れる為に考えなくちゃならないこと。やらなくちゃいけないこと。」
弟「考えてるんですか?」
俺「馬券を買うことだな。」弟「直球だ!!!」俺「競馬という産業を盛り上げて、競走馬の地位ってモノをもっと上げなくちゃならんのよ。俺はこの程度の
反競馬論ごときで嫌気差すような男じゃないぞ。」
弟「まぁ、そりゃー競馬の売上が上昇すれば功労馬に対する助成金も確保できるだろうけど・・・」
俺「だから今回の件で、名馬の現状を由々しき事態だと判断した人は、実際どうなのか調べ、直接手を差し伸べて
くれればいい。
俺は貧民だから無理だ。」
弟「なんで偉そうなんだ・・・」
俺「そして、今回の件で競馬に嫌気が差したって人は、
馬券を買うことで名馬達を救うことができる可能性って
ものを考えてほしい。寄付しろって言ってるワケじゃないんだ、
競馬を楽しむ人が増えれば増える程、この
氷山は小さくなっていくと思ってほしいんだ。」
弟「なるほどね。いい捉え方だと思いますヨ。」
俺「とにかくたくさん馬券買え!!
そんでたくさんハズしまくれ!!
みんな俺より不幸になぁれ!!!」弟「・・・あ、人気落ちた。」
※ウソだよ!!みんなシアワセになぁ~れ☆キャッキャッキャ☆
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今回は深いね~
闇も深そうだね。
なるべく馬券は買ってるぞ!
2006年の私のブログ記事です
http://okapikeiba.blog69.fc2.com/blog-entry-577.html
よろしければご覧になって下さい
悪意があってあの様な記事を書いたのではない様なので、コメント欄の誹謗中傷や擁護に作者さん自身戸惑っていらした様ですが・・・・・この様な解釈もあるのですね。
私はタップが無事との報を知り、とりあえず胸を撫で下ろした時点で完結しておりました。この騒動が果たして管理人さんの言う通りの危険性があるかどうか定かではありませんが、そこまで危惧するべきなんですよね。
でも、最後の締め方がいつも通りで安心しました(笑)。
やっぱ主のこういう記事はいいね、いい感じに感情がこもってるよ 特に最後の一言w
ところでさ、もう一個のブログの方とのギャップはなんとかできねーの?wwww
今日初めて気が付いて読んだけど、何えらそうな口調で超クダラネー事書いてんの?wwww
馬券買いたくても最近は競馬場に行く気になれない。
小奇麗な博打場なんてさ。。博打場で分煙!?
アリエナイ!
やってることは博打なのにイメージばかり気にしてる。
すばらしいです。
さぁお互いハズしまくりましょう!!
目を背けたくなる事実ではありますよね。
でも正直、向き合わなければならない問題だとは思わないんですよ。
こういう事例、掘り返すとキリが無いもの。競馬に嫌悪感を与える話題なのは間違いない内容だし。
なんとかラストでフォローに持ってこうとしたら、こんな終わり方になってしまったwww
この人はライターだからラストをミステリアスに飾ってしまったんでしょうね。文章としての盛り上がりを意識したのでしょう。
簡略化すると
「タップに会いに行ったのに見つからなかった。探しても探しても見つからない、ひょっとして・・・」
ってことなんですけど、この「ひょっとして・・・」がキモ。「知ってる方居たら情報下さい」だったら、こうはならなかったんじゃないかなぁ。
最後のはウソですよ。ウソウソ♪
いつもコメントどうもです~。
・・・感情込めてねーって!!
あっちのブログですか、気にしないよーに。
ビックリする程内容と無関係なコメント、誠にアリガトウゴザイマスwww
分煙?仕方無いんじゃないですかね、俺もタバコ吸うけど。
博打だからこそイメージ気にしなきゃなんないんですよ、しないと衰退する時代ですからね。
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