Happy Sunday

弟子「だこぉうだこぉう♪」
俺「本当によく頑張ったねぇ。」




日曜の小倉大賞典。
午前中から天気は晴れ、土曜の雨で湿った馬場は日曜開幕時に稍重まで回復していた。
前日の予想では良くて重馬場かなと考えていたけど意外だったねぇ。

日曜の日課である昼のラーメンを食べに出かけ、帰ってきたら8Rまで稍重だった小倉の
芝は10R前に良馬場発表となった。


俺「小倉、良馬場になっとるわ・・・」
弟「おおう!!」


弟子にとっては稍重か良かは大きな差だ。
大好きなダコールはディープインパクト産駒、馬場が渋いのは得意とは言えない。
なのに毎回の様に雨に降られてしまう、そういう部分もまた彼の愛らしいところなんだけど。
しかし、ここのところのダコールは確かに雨男ではあるけど自分が走る時に雨が関係しないパターンが
多い気がする。
日経新春杯の時は雨予報が出てはいたけど、開催中はなんとか降らずにもった。
今回は前日に春の嵐、当日は晴れ渡り自分が走る時には馬場が回復。
なんというか、こういう部分での悪運の強さは以前よりも強くなってるんじゃないだろーか。

個人的には渋った馬場で予想していただけに、ここまでの回復は想定外。
おまけに本命を打ったネオリアリズムは馬体が+20kgと来ている。
うわぁ、コレどうしようかな、そもそもあんまり自信無かったしなぁ・・・って感じで思案していると、弟子が隣で
プルプルしていた。
ダコールも-14kgだ、前走が+22kgだったとは言え、最近馬体の増減が激し過ぎる。


俺「なんとかならないものかね、ダコールの増減・・・」
弟「だこおおお・・・」


馬場回復の朗報に喜び、馬体重の発表でどう捉えればいいのかと不安にさせる。
もう8歳になるディープインパクトの初年度産駒は、優等生なのかそうではないのか未だにはっきりしない。
ひょっとしたらこの年齢にして、タイトルへの可能性が高まったのではとすら思えてしまう。
このマイナス体重は単純に絞れたと考えていいのではないか、そう考えたら予想の上でダコールを浮上
させたいが、昨日の予想の手前、そんなことはできない。
だってコイツ、昨日俺が予想でダコール切ったら喜びやがったもん・・・失礼な・・・

結局、昨日の予想と同じ内容の馬券を購入。
弟子はもう予想を変えるとかまったく考えていない。ただひたすらにダコールだ。

そもそも弟子がダコールをこんなに好きになった理由とは何か?
昔からの読者さんならばご存知だろうが、その理由は単純を上回るものなんだよね。



弟子がダコールのことを好きな理由 →   CLICK HEAR!!



レースになれば後方待機、先頭をなかなか捕まえられないが堅実な末脚を見せる彼に、
次第に弟子は感情移入していった。
彼女にとって、応援しててこんなに楽しい馬は居ないのだろう。
私がヒットザターゲットが大好きなのも、やっぱり応援してて良かったと何度も思わせてくれたから。

でも、弟子は今、本当に自分に不安を抱えていた。
昨日の内容の通りだ、自分が応援するからダメなんじゃないかと結構本気で悩んでいた。
正直、今日のレースも不安いっぱいで見ていたらしい。
競馬をやっているとこういう時にぶつかることがしばしばある。弟子は結構、好調時とスランプが明確
なんだよね。その中でも今はかなりのスランプだと思う。

おまけに弟子はダコールに対しての未練がある。
初の重賞勝利となった新潟大賞典、彼女はダコールを2着や3着が好きな馬として単勝を買わなかった。
そこでダコールが勝利したことで、大きな後悔を残してしまったのだ。
勝利を喜びたい気持ちよりも、ダコールに謝りたい気持ちが、その時は大きくなってしまった。
テナンゴくんにも思いっきり説教食らってたな・・・
それ以来、ダコールは勝利から再び遠ざかっている。

フェブラリーSのコパノリッキーも、もちろん弟子にとっては大事だ。でもその理由はユタカさんにある。
騎手に向ける愛情と、競走馬に向ける愛情は多分なんだけど質が違う。
まず、騎手は怪我や事故さえ無ければ、騎乗数の多い騎手はほぼ毎週見ることができる。
それと違って1頭の競走馬を応援できる機会は年に限られた回数しかなく、尚且つ現役期間も騎手と
比べれば遥かに短い。

1年の内で最初のG1であるフェブラリーS、皆が偉業達成か世代交代かの見解に注目している中で
小倉大賞典は言わば前座レースだ。
しかし弟子は、明らかにフェブラリーSのコパノリッキーよりも小倉大賞典のダコールを案じていた。

応援はしているがもう8歳だ、おまけにトップハンデ。良馬場になったとは言え、少し前までは稍重だった
馬場。激しい馬体重の変動。
そして自分が◎を打ったことに、何よりも不安を感じていた。

「だこー大丈夫かなぁ・・・」「ちゃんと走れるかなぁ・・・」
と、期待しているというより、不安でしょうがないという感じだった。


俺「とにかく応援すりゃいいんだって。お前が不安がると逆効果になっちゃうぞ。」
弟「もちろんそのつもりだよ。頑張ってほしいです。」


苦笑いに似た表情を浮かべ、テレビの前でゲート入りを見守る。
おそらくギュっと握られた手には汗をかいているだろう。
G1の前座レースとも言えるローカル重賞なのに、今回の小倉大賞典前の我々には妙な緊張感が
あった。

いざスタート。最内からダコールはいいスタートを決めた。「よしっ!!」とまず弟子がつぶやく。
好スタートは決めたが日経新春杯の様に前に行かず下げる。本来のダコールの追い込みスタイルだ。
内でじっと辛抱強く、最後方集団にまで下げて脚を溜めている。
弟子がゴクリと唾を飲む音が聞こえた。コイツはいつもレースを真剣に見るけど、ここまで真剣なのも
珍しい。視線はもうダコールしか追っていない。
向こう流しで一緒に買っていたマイネルフロストが早めに動いたことなんてまるで気にしていない。

そして3コーナー手前からダコールはポジションを上げ、まくり気味に4コーナーで先団直後の外側に
まで押し上げてきた。

「だこぉ!!だこぉ!!」

手応え充分で外側からダコールが伸びてくる。
弟子が言うには、この瞬間が一番スキなんだってさ。ここからダコールはいつもいい伸びを見せてくれる
けれど、なかなか先頭まで届かない。その姿もまた、応援したくなる理由なんだろう。
小倉の直線は短くスリリングだ、小牧騎手は絶妙なタイミングでダコールをエスコートしたと思う。
外側の伸びのいい集団の中でダコールは一際イイ脚を使って伸びてきた。


「だこおおおおおおおお!!」


弟子が両手を握りながらテレビに叫ぶ。これは勝てる!!私もそう思った。
しかし内外のアングルの差か、ゴール直前では内側の馬が思っていた以上に伸びていた。
同じ白い帽子、同じディープインパクト産駒のアルバートドックのイン強襲。
それでも脚色はダコールの方がいい、届くか、届いてくれるのか。


「だこおおおおお!!だこおおお
 おおお!!!!!」



ゴールライン、弟子は懸命に応援したが、僅かにアルバートドックが前でゴールしていた様に見えた。
「ああぁぁ・・・」と、私は心の中で溜息をついた。きっと弟子もこれではまた落ち込んでいるだろうと。

しかし、弟子は嬉しそうにレース後も「だこー!!だこー!!」と連呼していた。
勝ったと思っているのだろうか?


俺「あの・・・デシちゃん?」
弟「だこ?」
俺「多分ダコール、届いてないよ・・・?」
弟「だこ!!」


どうやら2着になってしまったであろうという結果は解っているらしい。それに馬連とワイドの相手だった
マイネルフロストは馬群に消えている。


「だこー、頑張ってくれた!!」


嬉しそうにダコールの健闘を称えている。そういうことね・・・
単純に、自分が応援しても頑張ってくれたダコールに、本当に嬉しく思えたってコトね。
昨日、自分が言った言葉のまんまだ。不振とも言える状況を、好きな馬や騎手が覆してくれるのが嬉しい。
馬券は複勝だけだけど、そういうコトじゃなく嬉しい。
負けてしまったけども、自分が応援してダコールが頑張ってくれたことが嬉しい。


弟「今日はいっぱい叫ばせてもらえたし!!」
俺「当たった馬券は複勝だけだろ、全部同じ金額で買っちゃった?」
弟「うん。ぜんぶひゃくえん。」
俺「・・・払い戻し260円じゃガミっちゃったな。」
弟「別にいいです、だこーが頑張ってくれたので!!だこーが馬券をくれました!!」
俺「そっか。」


直後のフェブラリーS、コパノリッキーは見せ場なく敗退。勝ったのは新進気鋭の若武者モーニン、2着には
ここから来るかという脚を使ってノンコノユメという4歳のレコード決着。
ここで私は少々野暮なことを言ってしまった。


俺「やっぱユタカさんと相性悪いなぁ。」
弟「いいです、だこーが頑張ってくれたから!!今日はそれだけでいい日曜日!!」


なんとなく、昨年の目黒記念の時の自分を思い出してしまった。
馬達を応援しているつもりが、何故か馬達に励まされることになっている。それは単に思い込みなのかも
しれないけれど、私はそう思える瞬間ほど競馬が好きで良かったなーって感じる。
あの目黒記念の時の自分と同じように、弟子は先ほど終わったばかりの小倉大賞典を愛おしそうに
リプレイして見ていた。
こういう、ちょっと自分に元気が無い時に大好きな馬に頑張られると、確かに凄く励まされた気分になるん
だよね。下手に人から励ましの言葉をもらうより何倍も何倍も。


弟「今度こそ!!単勝を取らせて頂きたいです!!」
俺「あの時、相当悔しかったんだな、お前・・・」


複勝ではあるけど、新潟大賞典の時に感じた悔しさをちょっと取り返せた気分なんだそうだ。
私としては、弟子が元気になってくれてホッとしてる部分もあり、ヒットくんがダコールから小牧騎手を取られ
ちゃうのではないかと冷や汗垂らしてしまう部分もあり、ちょっと複雑だけど・・・



「だこぉうだこぉうだこぉう♪」



・・・ま、いっか。





弟子 複勝アタリ♪ 配当260円



↑PLEASE 1DAY 1CLICK EVERYDAY!!

[ 2016/02/21 23:58 ] 結果 | TB(0) | CM(5)

はじめまして
僕もダコール大好きです弟子さんと違い2着固定で買いますが
いつも楽しく読んでます
[ 2016/02/22 11:15 ] [ 編集 ]

弟子ちゃん だこー、良かったね!

師匠の文を読んで、久しぶりに、暖かい気持ちにさせて頂きました。
応援する馬が頑張った姿を見たときに、競馬をやってて良かったなと思うというのは、まさにそうですね。同感です。

自分が競馬をなんで好きか、再認識させてもらいました。ありがたう!
[ 2016/02/22 13:06 ] [ 編集 ]

弟子チャンおめでたう!

わたくし久々に競馬をするも土曜日に続き2戦全敗でした(≧∇≦)

小倉は馬連だったら…

フェブラリーはデムちゃんのモーニンは?

と思って2着→3・4・5着…

やっぱり競馬は難しい(^。^;)

でも面白いですなぁ

弟子チャンも運気上がりそうやし又コンスタントに当ててください
[ 2016/02/22 18:31 ] [ 編集 ]

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[ 2016/02/22 18:33 ] [ 編集 ]

吸うか吸われるかの狭間で、吸った揉んだはありませんでしたね。イイ話だったので、脱いだパンツをそっと穿こうと思います。
[ 2016/02/22 22:26 ] [ 編集 ]
立札4

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