密着!!馬券警察24時

★まさかの続編

警官「人騒がせな素人ですよ、まったく・・・」
刑事「いや妙に引っかかるな、その素人。」
警官「そうですかねぇ?」
刑事「当然素人病院に運ばれたんだよな?素人として。」
警官「そりゃ素人ですからね。」
刑事「・・・ちょっとカルテ出たら取り寄せてくれ。イヤな予感がする。」
警官「了解しました。」


2016年3月9日 PM5:00

二人の女性が突然倒れた。
通報により駆けつけたのは素人病院のドクターカーと、念の為の事情聴取に訪れた馬券警察の警官のパトカー。
現地の医師と救急隊員により2人は重度の素人病と診断され救急搬送。
その時に居合わせた警官が署に戻り、たまたま居たベテラン刑事に、その模様の話をしていたのだ。


刑事
冷めてるシャダイさん


「刑事としての勘・・・と言ったらいいのかな。上手く説明はできないが
 この素人、何か裏がある。そう感じたんだ。」

 


後日、その2人は無事に退院。
警官は刑事に言われた通り、2人の診断書を素人病院から迅速に取り寄せた。
刑事は眉間にシワを寄せながらカルテに目を通す。

刑事「おい、本当にこの診断でいいのか?このTILTOWAIT(仮)って女。」
警官「病院の先生も驚いていましたが、どうやら事実の様です。」


有り得ないだろ、一ヶ月も払い戻しが全くないのに
競馬予想を続けられるワケがない・・・



刑事「この女から薬物か何かは検出されなかったのか?」
警官「そこまで私自身は聞いていませんが、診断書にはその様な特筆事項はありませんよ。」
刑事「あの病院の医者がウソをつくとは思えないが・・・一ヶ月か。」
警官「にわかには信じられませんね。しかし、認めざるを得なかったのでしょう。」
刑事「的中欠乏症:進行度Xという表記は、長年この仕事やってて初めてお目にかかる。」
警官「居るんですね、こういう人って。よくやめないなって思いましたよ。」


現場に出向いた警官はその診断に疑いを持っていない様だ。倒れている様を見たから仕方ないだろう。
だが刑事はその他の目撃者の証言に違和感を感じていた。
2人の発症した発作症状が全く同じだったというのだ。


・・・刑事はこう語る。


「素人病と言っても様々だ。医師の診断に間違いがあるとは思えないが、2人の発症に至るまでの
 経緯には差異がある。特に払い戻しの空白期間は大きい。

 TILTOWAIT(仮)は死んでいてもおかしくないはずだった。

 だが、結果的に発症内容はほぼ同じ。周辺の聞き込み結果からも謎が残る。


 『弟子(仮)は確かに病んでいたようだが、TILTOWAIT(仮)にはそんな予兆は無かった』
 『はずれたことをオイシイと言いふらしていたが、妙にわざとらしかった』
 『見た目ではあるが、余裕はあったように思える』
 『最近、ニラの臭いがする』 etc・・・



 引っかかる部分が多い。この女、何かを隠しているに違いない。」


警官からのまた聞きでは聞きたいことが明確に自分の元に帰ってこない。
刑事は医師に直接話を聞くことにした。

医師「ええ、間違いありません。払い戻しの無かった期間は約一ヶ月です。」
刑事「ならば何故、弟子(仮)と発作症状が同じだったのでしょうか?」
医師「TILTOWAIT(仮)はちょうど一ヶ月前にそこそこの馬券を手にしています。クイーンCの三連複です。」
刑事「ほう。」
医師「恐らくはその分の余裕なのでは?今年に入り、彼女ら2人の間での的中履歴では最も高い配当でしたから・・・」
刑事「その履歴はどの様に調査を?」
医師「彼女達の足跡が明確に示されていました。ブログとして。そこと照合してもTILTOWAIT(仮)の払い戻しの
    空白期間は約一ヶ月と断定できます。」


おかしい。明らかにおかしい。
だからと言ってTILTOWAIT(仮)と弟子(仮)の症状が同じであることの証拠にはならない。
薬物反応が無かった分、余計に疑いが強くなる。これは調べねばなるまい!!


そして、なんやかんやでTILTOWAIT(仮)の
家宅捜索令状が発行された!!



・・・ここから先は、彼女の家の家宅捜索の一部始終の模様の記録である!!



ピンポーン♪


弟子「えうー?」
刑事「TILTOWAIT(仮)さんのお宅ですね。」
弟子「えう。」
刑事「私、こういう者です(警察手帳を見せる)。今、TILTOWAIT(仮)さんはご在宅でしょうか?」
弟子「えうっ!?えうーえうー!!」
TIL「えうー?」
刑事「・・・あなたがTILTOWAIT(仮)さんですね。今、あなたにはある疑いがかかっております。」
TIL「えうーっ!?」
弟子「えうえうーっ!?」
刑事「解りますね、コレ令状。もう許可はおりています。ただ今より強制家宅捜索をさせて頂きます。」
TIL「えうーっ!?えううーっ!?」


複数の警官、鑑識班が雪崩込む。2人の女性はあわあわと慌てふためいた様子だったが、指揮を取る刑事は
その様子を見逃さなかった。
弟子(仮)は何がなんだか解らない様子で涙目で狼狽えているのに対し、TILTOWAIT(仮)は
まるで演技の様な白々しい狼狽え方をし、その最中で苦虫を噛み
潰した様な表情を滲ませ舌打ちしたのだ!!



本棚、DVD棚、デスクの中から次々と物品が掻き出される。
警官達は一品一品くまなくチェックし、それらを容赦なくダンボール箱に詰め込んでいった。しかし・・・


警官「刑事、デスクの引き出しからこんなものが!!(カチッ ヴ―――――)
鑑識「刑事、広辞苑の裏からこんなものが!!(カチッ ヴ―――――)
警官「刑事、『釣りバカ日誌12』のDVDケースの中からこんなものが!!(カチッ ヴ―――――)
鑑識「刑事、ベッドの枕の下からまだあたたかいこんなものが!!(カチッ ヴィヴィヴィヴィヴィヴィ)


こんなものしか出てこない!!


相変わらず取り乱した様な素振りを見せつつも、刑事の目にTILTOWAIT(仮)はどこか冷静に映った。
まるで「これならバレない」と悟ったかの様に・・・

次第に焦りの色が濃くなる。未だに怪しい物品は出ずにこんなものばかり出てくる。
しかし、刑事はしぶとくTILTOWAIT(仮)を観察していた。彼女の目線のやり場や挙動を注意深く見張る。
彼女もまたその気配は解っているのだろう、だがどこかでスキは必ず生まれる。研ぎ澄まされた刑事の感覚は
次第に鋭敏になっていく、その時だ。


・・・ニオイ、なんだこのニオイは?

・・・食欲をそそるニオイがするが、台所に料理をしていた痕跡は無かった。


そこで刑事に電撃が走る。聞き込み情報にあった内容だ、
これはニラの匂いだ!!



刑事「冷蔵庫の中を調べろ、餃子があるハズだ!!
    全ての餃子の中身を調べるんだ!!」

TIL「えうーっ!?えううーっ!!」



明らかにTILTOWAIT(仮)の顔色が変わり、動揺が見られる。
何かは解らないが、そこに何かがあるのは間違いない!!

刑事の勘が示した通り冷蔵庫上部の冷凍庫には餃子があった。その数は150個
警官達が冷蔵庫の餃子を一つ一つ調べていく。そして遂に・・・


警官「ありました!!隠し馬券です!!」
刑事「やはり出てきたか・・・!!」



これだ、これがあったからTILTOWAIT(仮)は的中欠乏症の症状が弟子(仮)とほぼ同程度で済んだのだ。
その様子を呆然と眺める弟子(仮)、彼女はこの事実を知らなかったらしい。

その隠し当り馬券の末端価格合計は、およそ
2万3000円にも登る!!


全てが見つかったと同時に、一瞬は呆気に取られていたTILTOWAIT(仮)が、今度は大きくため息をつき、
そして開き直る様な態度になった。


TIL「えうー、えうえうぅー?」
刑事「当りを隠して何が悪い、だと?」
TIL「えう。えうえうえうーえうーえうー。」
刑事「・・・確かにな、偽造馬券でもあるかと思いきや、ただの当り隠しとは。」
TIL「えうー、えうーえうーえうーえうー?えうえうっ!!」


ブログで予想を綴る者としてのポリシーだと彼女は言った。
当人が予想も無しに当たった当たったと言いふらす者を嫌っているのだから、自身だって予想を見せていない
当りで喜ぶわけにはいかない。自分が感じる不愉快さを周囲に撒き散らさない為に隠した。

当りを隠すことは罪に値しない・・・むしろ道理は理解できる。
しかし、まだこれで終わりではないのではないか、だったら何故TILTOWAIT(仮)はここまで隠さなければ
ならなかったのだ・・・?


警官「しかし・・・少点数のワイドや、複勝1点の馬券が多いですねぇ。この隠し馬券。」


少点数のワイドや複勝1点・・・?
彼女のブログで見せるスタイルとは大きく異なる馬券だ。
本当に勝負している馬券がこういうスタイルになるのか・・・いや、まさか!?
刑事の勘が、ここに来て彼女が何故馬券を隠していたかを解き明かす!!


刑事「鑑識!!検査薬を出せ!!」
鑑識「了解しました!!」



検査薬という言葉に、TILTOWAIT(仮)の顔から虚勢も消えた。
彼女の隠していた馬券にどんな秘密があったというのか・・・?


刑事「いいですかー?TILTOWAIT(仮)さん、これが検査薬です。これから出る証拠にアナタも立ち会って頂きます。」
TIL「えう・・・」


刑事「この検査薬を馬券に付けて、馬のロゴマークがゴリラに
   変わったら、コレはオフレコ馬券です。」

TIL「えう・・・」

刑事「はい、解ります?ゴリラになりました。」
TIL「えう・・・えうう・・・」



オフレコ馬券・・・世の素人の間に蔓延する、非常に厄介な馬券である。
素人の思考回路を麻痺させ、入手するだけで当たった気分になってしまう特質を持つ
結果、この馬券は競馬予想の上達ではなく

素人になぞなぞやクイズを解く強さを与えるだけに
なってしまうのだ。


逆に、そのヒントを解けず廃人になった者も数知れない。
その配布者は未だに検挙されることなく、素人にヒントを与え続けている。
解っているのは白いゴリラであるということだけで、これだけでは警察も全く手も足も出ない状態だ。


TILTOWAIT(仮)は自身のブログ内で常々こう言ってきた。
「自分の予想でもなんでもない、他人から与えられた予想で馬券を取って面白いか?」と・・・
その発言を覆す所業を、自らの手で犯してしまったのだ。
ブログやツイートで明記されていなかった為に診断に反映されなかった点は素人医療の盲点と言えよう。


刑事「もう言い逃れはできないな、おとなしくするんだ。」
TIL「えう・・・」
弟子「えうう!!えうう!!」
刑事「そんな裏切り者呼ばわりしなさんな、弟子(仮)さん。」
弟子「えうっ・・・えうっ・・・えううーっ!!」
刑事「こんだけ長々と競馬予想やってるのにロクに結果が出せず、こんなものに手を出しちまった。こういうヤツを絡め取る
   甘い罠に、見事にハマっちまったんだ・・・おい、TILTOWAIT(仮)、弟子(仮)さんをガッカリさせる様なことをもう二度と
   するんじゃないぞ?」
TIL「えう・・・」
弟子「えうぅ・・・」
刑事「しっかり頭を冷やしてもらうから覚悟しろよ。おい、無線よこせ。」


警官「はい(カチッ ヴ―――――)」
刑事「小ネタはいいから。」




2016年 3月10日 PM11:28  TILTOWAIT(仮) オフレコ馬券所持の現行犯で逮捕



・・・こうして、一つの悲しい事件の幕は降りた。
自分を信じることができなくなった者が辿る末路、それを暴くことに刑事は時として虚しさを覚える。


・・・刑事はこう語る。


「素人は素人なりに、それでも楽しければいいと思うか、それでは自分はイヤだと次に歩を進めるか、
 どちらも正解だと思うね。ただし自分の型だけは持ってなくちゃいけねぇ。例えねじ曲げても、それまで
 通りでも、それが自分の型であるならいいんだ。

 的中欠乏症は恐ろしい病気だ、しかしそれを回復させるのは己だけでしかない。
 心が弱くなると自分を信じることができなくなる、そこに甘い言葉を投げかけられるとコロッと自分が
 落ちてしまう。それじゃあダメなんだ、それは最早、己でもなんでもないんだからな。操り人形さ。」


連行されるTILTOWAIT(仮)と、残された弟子(仮)の別れを見ながら刑事はタバコに火をつける。
寒空の、細かい雨が降りしきる中、白い煙が別れる2人の間をすり抜けていった。
切なさに苛まれながら、刑事は鑑識に訪ねた。


刑事「・・・おい、押収したオフレコ馬券。」
鑑識「はい。」
刑事「アレの末端価格はどれくらいになったんだ?」



鑑識「全部ハズれてますね。ワイドを買えば相手ヌケ、複勝を
   買えばよりによって着外・・・払い戻し0円です。」

刑事「世知辛ぇな・・・」






※↓こいつにしょっぴかれました(クリック先でその続き)


↑PLEASE 1DAY 1CLICK EVERYDAY!!

[ 2016/03/11 00:58 ] その他 | TB(0) | CM(5)

まさか2日目があるとは…

しかし弟子ちゃんの「だこ語」はお師匠しか理解出来ないと言うのに、「えうー語」を理解する人間があれ程存在する世界ってどんなんやねん?w

しっかり笑わせてもらいましたよん。
しかしまあ今日の夜はどうなりますやら?今までの予想スタイルを保ったままか、はたまた大胆な変更が有るのか?楽しみですな。


ところで東日本大震災の発生から5年の今日ですが、ミラーズクエストは元気にしているそうですよ。同じ農家で他の8頭と共に相馬野馬追で活躍をしてもらう為に、大切にしてもらってるそうです。

[ 2016/03/11 19:23 ] [ 編集 ]

おい

生々しいwまだ暖かいって・・・
[ 2016/03/11 21:21 ] [ 編集 ]

ところで

明日の中日新聞杯は、やはりつーか、ケツァルテナンゴ推しかなぁ。。。
[ 2016/03/11 22:18 ] [ 編集 ]

1か月以内に馬券を的中させないと、素人病院に連れて行かれるだけでなく、
なんやかんやで強制家宅捜索まで食らっちゃう厳しい世界だったとは…w

馬券警察、恐るべし。
[ 2016/03/12 00:01 ] [ 編集 ]

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[ 2016/03/12 00:57 ] [ 編集 ]
立札4

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