★週末は日本ダービーですが俺「昨夜にもツイートしたことなんですけどね。」
弟子「なんでしょう?」
俺「週末はダービー、日本競馬の祭典ですよ。このレースは今後とかを占うものでも無ければ、最高賞金がかかったレースでも
ない。ただこのタイトルにかける競馬関係者の思いは他のレースと全然違うんだよね、つまり意味的な特別さが強いレースと
言えるんだな。」
弟「その辺りの、
なぜダービーはそんなに特別なのかって話は以前にしましたよね。」
俺「ただのG1レースじゃないんだよね。これはどの国のダービーにも言えることなんだろうな。」
弟「
ホースマンの夢だもんなぁ。」
俺「だからかもしれないけど、参加してる側と見てる側での温度差も生じやすい。つまり、ダービーの何がそんなに特別なのかを
理解してなければ一介のG1レースに見れてしまう。理解したところで
『で?』ってなってしまう人も居るだろうしな。俺だってね、
ホースマン側の立場には居ないワケよ。だからダービーの特別さは知識的に知っているだけで、真の特別さを感じられるって
ことにはならないんだ。」
弟「それはしょうがないかもしれないけれど、その特別さを情報で理解しているから、やっぱり他のレースに比べても特別に感じ
られますよ。」
俺「もちろんそうだね。そういうホースマンの意思を尊重したいから、ホースマン達のお祭りとしてのダービーを大事にしたいのが
我々としてのスタンスだ。それが身に染み付いて今に至るのね。」
弟「メディアの取り上げ方も、きっとそういう関係者の熱い思いを反映してるから他のレースと変わってくるんだと思う。むしろ記者
さん達もある意味ではホースマンと言えるでしょうから。」
俺「でもさ、
んなこた関係ねぇよって人の言い分も解らなくはない。ダービーだろうが未勝利戦だろうが賭博対象さ、俺としては
そこまでに達したくはないけど、そういう人は居る。ダービーは当てる自信が無いから買わないが、当日の未勝利戦はアツい
ぞって人も居るハズなのね。それはそれでアリだよ、合理的だ。祭りに乗っからないで自分のスタンスを貫いてるんだから。」
弟「ふむふむ、そこまでいくとプロ感が出ますな。ダービーデイにダービーの馬券を買わないという。」
俺「想像するだけで、俺らとは付き合い辛そうな人なんだろうけどね。」
弟「だろうねぇ。」
俺「でも、そこまでいくと認めざるを得ないんだ。コレがロマン派とリアリストの差、対極であり相容れないながらも、どちらも正解と
言える状況になる。」
弟「うん、そこまでいくと多分ボクらの方が正しいか否かで論破されちゃうんだろうね。そういう人が相手だと。」
俺「前置きが長くなりましたが、以上の点を踏まえて物申す。」
弟「コレ前置きだったの・・・」
俺「『ダービーよりも目黒記念が俺の本番』って言いたがる中途半端
なヤツはなんとかならんのか!?」
弟「ああああ、この話ね・・・」俺「いやあのね、別にイイよ!?そう思ってもいいんだよ、でもさ、
それをわざわざアピールするのって恥ずかしくね!?」
弟「こういう部分に面白い食いつきを見せるんですよ、この人。」
俺「ダービーの対抗馬に当日最終レースの重賞を据えちゃダメでしょー。そういう人間としての底の浅さを暴く為に、目黒記念は
ダービーと同日の最終レースにあるんじゃないですかねぇ?」
弟「違うと思うなぁ。」
俺「生意気ぬかしおるな、このコムスメは。そう反論するには理由があるのだろう?」
弟「ダービーの日にもう一個重賞があったら、多分土曜にやるより
売上げが伸びるんだよ。中央は賢いのだ。」
俺「ああ、うん・・・正解っぽい・・・」弟「通な方々を躍らせる策略です。ダービー同日の最終レースにすえられた時点で、
そう言いたい方々の需要を満たす存在に
なると同時に
売上も確保できる。一大イベントの影だからこその目黒記念ではないのでしょうか。」
俺「デシちゃん・・・イヤな大人になってしまったね、そういうことを思いついてしまうなんて・・・」
弟「実にかしこい戦略だと思いますよ。有馬記念が中央競馬の年末最後のレースと思いきや、その後に
最終レースもあるでよー と口を開き、
そうだ、有馬記念で負けてもここで取り戻せばいいんだ!!という方々と、
よぉし、有馬記念で勝ったお金を更に 増やしちゃうぞ!!という方々を共に飲み込む年末中山最終レースと同じですよ。」
俺「・・・えーと、有馬の場合は有馬記念の結果ありきだよな。」
弟「そうなりますね。2013年は有馬記念の翌日が祭日になるローテだった為に、阪神カップが有馬記念の後に行われるという
イレギュラーな開催になりましたが、アレはローテとして失敗ですよ。同日に行うべきでしたね。」
俺「つまり、目黒記念がダービーの後に行われる理由ってのは・・・」
弟「ダービーの勝者も敗者も消費者として消費させる為でしょう。」
俺「デシちゃんさんはそうお考えであると。」
弟「勝負レースにすえたと言ってる時点で『JRAの踊り子』ですね。」
俺「お前もなかなかなコトを言う様になったよなぁ・・・」弟「大一番としてのダービーは熱気を伴うものです。それは馬券購入者も同じですが、ホースマンと比べたら購入者は冷静です。
なぜならばダービーが終わっても目黒記念があるから。これが日をまたいで行われるレースだったらどうでしょう、勝者の熱気
も敗者の悔しさも薄れてしまう。鉄を熱いうちに打ってかかるレースが目黒記念なのです!!」
俺「じゃあ何故、有馬記念の後に重賞を置かないのだろうか?2013年の阪神カップは失敗と言い張ってるけども。」
弟「そこがホースマンと一般消費者の違いなのでしょう。ホースマンにとってはダービーが一番大事なのかもしれないけれど、
一般消費者から見たら暦として全く特別性が無い日でしょ?それだけ年末は普通の人とってに特別なもの。重賞は有馬記念
がラストでなければ中央競馬の一年が締まらない。そこは師匠もお解り頂ける部分ではないでしょうか。」
俺「なるほどねぇ、そう言われればそうかも。」
弟「ダービーが如何に特別かは博徒である側には不要な考えかもしれません。でもそれを公言するのも確かにどうかと思います。
なんというか、ダービーという催しに対する否定にも思えますから。」
俺「今日のデシちゃんは辛辣だな。」
弟「師匠はさっき、ダービー<目黒記念って言う人を毛嫌いしましたけど。」
俺「毛嫌いっつーか、中途半端だなぁって・・・」
弟「ダービーの売上を更に伸ばすJRAの宣伝部と
考えたら優秀だと思います。」
俺「どうしちゃったの、デシちゃん!!」弟「
ダービーが終わっても、この後にまだ大きなレースがあるんだよっていう広報じゃないですか。」
俺「仕事の鬼みたいになってきた。」
弟「このレーススケジュールは実にビジネスライクなものです。それもダービーデイにしかできない手段と言えるでしょう、さっきも
言った通り有馬記念の日には成り立たないと思います。」
俺「あの・・・じゃあ、目黒記念こそ本番って言う人は、ダービーを祝祭と見ている人に対して、空気を読まず通ぶってる人ってワケ
じゃないんだ?」
弟「バッキバキに踊ってくれている人です。」
俺「お前は目黒記念になんか恨みでもあるのか!?」弟「師匠にとってはダービーよりも大事なレースかもしれない、それは昨年の出来事があったから凄くよく解りますよ。だから、
師匠がダービーよりも目黒記念の方が大事だって言う分にはしょうがないでしょう、今年も
ヒットくんが走るからね。」
俺「う、うん・・・もちろん目黒記念は大事だよ。」
弟「そういう部分が無く、単純に予想的なハナシでダービー後の目黒記念が勝負だと言ってる人が、そう言いたいだけの人と
するのならば、むしろ愛らしいと見るべきではないでしょうか。」
俺「天邪鬼みたいなものか。」
弟「競馬好きって、そもそもがそういうトコがある人が多いと思いますよ。まず人気馬は疑うところから始まり、どんな人気薄が来る
かという理由を求めて、オッズを高める予想をする。そこをレースに当てはめたら
一番人気=ダービー、二番人気=目黒記念 になるワケです。そう見たらダービー<目黒記念って言う人が多くてもしょうがないでしょ。」
俺「・・・人気者がキライなのね。」
弟「そこまで言ったつもりはないです・・・」俺「どっちも面白いレースになると思うけどなー。」
弟「そう思える方が幸せでしょうねぇ。」
俺「ま、そんな週末が目前に迫ってますけどね。日本ダービーは木曜に枠順も出て、出馬表が固まりました。そうなると毎年恒例
になっている
あのコーナーをやって、毎年恒例になっている
当日のアレとなるハズなんですけど。」
弟「ハズです。」
俺「・・・あのコーナー、できなくても許してね。」
弟「!!!!!!!!!!!!!!!!」※やるつもりではあります・・・何故か今年、この時期の用事が多いんです・・・
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