強い馬、速い馬、上手い馬

俺「うー、無念なり・・・」
弟子「まぁまぁ。よく頑張ったんじゃないですかね、この相手で5着ですから。」
俺「いや、ちょっと今までと負け方が違うんだよ。完全に今までのヒットくんなら勝ててた射程距離だよ。」
弟「8歳だからねぇ・・・」
俺「まぁ、ペースが緩くてスローのヨーイドン競馬になって前も止まらなかったけど、それでも凌駕できる末脚が今回は不発だった
  んだよねー・・・」
弟「ありゃりゃ、ヒットくん信者としてはそんなにショックな敗戦なのですか。」
俺「ヒットくんはね、本気になればラスト1F10秒切れるんだよ。」
弟「新潟直線コースでもないと見れない数字だぞ・・・」

俺「マイル通過が1分40秒で、そこから急激なペースアップになったので、ヨーイドンした距離が短かかった部分も響いてるのかも
  しれないけど・・・走破タイム見れば速いとは言いにくいだろ。」
弟「そうだねぇ、2分25秒5って時計は近年では遅い方です。」
俺「それだけマイルまでが遅い流れだったワケだ。そこから800mで一気に消耗戦仕掛けて結局前残り。ああいうレース運びする
  ユタカさんも流石だけど、それに応えられるキタサンブラックも賢い馬だよねぇ。」
弟「今回のレースは横綱感がありましたよ。」


京都大賞典 結果
1着 キタサンブラック → 俺▲弟子◎
2着 アドマイヤデウス
3着 ラブリーデイ → 俺▲弟子〇


俺「先行したアドマイヤデウスが残した通り、しぶとい馬によるレースになってるんだな。ペース上がるのが遅すぎた。」
弟「アドマイヤデウス抜けちゃった・・・」
俺「いやー・・・位置取るのも凄く上手だったし、今回は来るぞって思ったんだけどなー・・・」
弟「なかなか向いた条件が揃うことがないだけに、チャンスはものにしたかったでしょうけど、ヒットくんは頑張ってたよ!!」


俺「まぁゼンノロブロイも京都大賞典は負けて秋G1
  三連勝してるんだけどさぁー・・・」

弟「良かった、元気だ。」



俺「まぁ、サブちゃん誕生日だったみたいだし。今回は華持たせてやんよ。」
弟「強気ですねぇ・・・」
俺「京都大賞典はサブちゃんで南部杯はコパさんか。なんか祝日って感じするな。」


MCS南部杯 結果
1着 コパノリッキー → 弟子◎
2着 ベストウォーリア → 俺〇弟子◎
3着 ホッコータルマエ → 俺〇弟子▲

弟子 三連単アタリ 配当770円


弟「準備運動でレコードタイムは出ないでしょう。」
俺「流石に無茶な予想だったか・・・」


弟「やっぱりコパノリッキーホッコータルマエが揃うとペースがえげつなくなるね。」
俺「しかしある意味、思ったよりもレース自体がハイレベルになった分、ここから先のダートグレードが面白くなるって期待が持て
  るようになったね。ここのレース見る限りではまだまだ別路線組と対等って言えるよ。」
弟「地方馬の望みが薄くなっちゃいますがね・・・」
俺「中距離はしょうがないだろうなぁ、実力差の開きが大きすぎる。それでいて脚質もバラエティに富んでいるから地方馬の突け
  入るスキが無い。おそらく今年後半のダートグレード中距離路線は固い決着が続くだろうね。」
弟「日曜祝日は重賞で1番人気馬が勝利、スプリンターズSのビッグアーサーで連続勝利が途切れたけれど、今年の秋はここまで
  優勝馬は人気馬になることが多いですね。強い馬が順当に勝ってるってことかな。」
俺「強い馬か。俺は今日のレースを見終わっても、キタサンブラックって強さ以上に上手さが目立つ馬だと思うんだけど。」
弟「よく言いますよね、それ。」
俺「せっかくだから今日は俺のよく口にする主観、強い、速い、上手いについて説明させてもらいましょう。」


★強い馬、速い馬、上手い馬

俺「強い馬、速い馬、上手い馬。さてこの中で一番強いのはどれでしょう?」
弟「そりゃ強い馬になるんじゃないですか。」
俺「そうですね、強い馬は強いです。」
弟「なんなんでしょう、このおバカさんと話してる感覚。」

俺「強い馬の強さって、なかなか壊されないものなんだよね。だから勝てるんです。」
弟「なんというか、もっと理路整然とした話をするかと思ったらフワッフワした話なんですね・・・」
俺「弱点の少ない馬と言えばいいのかなぁ。馬場状態だったり、コースだったり、ペースだったり、そういうものに左右されにくい
  馬が強い馬。敗因があるとしたら出し抜かれるか自滅みたいな感じで、他に責任を求められないっていう。」
弟「常に自身の強さを発揮できる馬ですね。」
俺「なかなかそこまでパーフェクトな馬は居ないんだけど、そういう部分がある馬ね。今の現役で強いなって思えるのはゴールド
  アクター
が筆頭。」
弟「よく言ってますもんね、ゴールドアクターは強いって。」
俺「あの馬は勝ち方が強い。ゴール前でキッチリ前を捕らえるんだよな、着差の派手さはないけど勝ち方がイイんだよ。」
弟「オルフェーヴルゴールドシップはどうなるの?」
俺「ああ、その2頭は典型的な強い馬。ただし自己責任の負けも多かったのがゴールドシップな。」

弟「強いのにレースをしないという。」
俺「彼は強いのに不真面目な馬です。」


弟「まぁ、この2頭に関しては確かに速いよりも強いって言葉がしっくりくる。」
俺「なんとなくの部分もあるんだよ。例えば距離で言えばスプリントの馬は速いと言った方が的確かもしれないけど、そういうわけ
  でもない。ロードカナロアなんかは速い馬っていうよりも強い馬だ。」
弟「おお、なんかわかる。」
俺「モーリスもそうだな。」
弟「ふむふむ、じゃあ速い馬というのはどういう馬なんでしょう。」

俺「速い馬はねぇ、速いんだよ。」
弟「このやりとりはここでもう終わりにしましょう。」


俺「速い馬は、速さを活かした競馬をする馬だ。ロードカナロアとの比較で考えたらハクサンムーンは速い馬って印象。」
弟「出脚の鋭さは速いって言えますもんね。」
俺「でも、俺の言い方だと速い馬は『速さが活かせないこともある馬』でもある。俺の言う速い馬は重馬場が苦手だね。」
弟「ああ、馬場が渋ると速さが活かせないんだ。じゃあヒットくんは速い馬ってことか。」
俺「速さにも色々あって、瞬間的なものか否か、出脚か末脚かなどの種類がある。ヒットくんの速さって瞬間的なんだよね。」
弟「ふむふむ。」
俺「あとディープ産駒は大体が速い馬にカテゴライズされている。府中や京都の良馬場で素軽く差してくる感じには、強さよりも
  速さを感じるんだよな。平たく言えば重厚感の無い伸びのことが速さとも言えるだろう。」


弟「擬音だと、強い馬は『グイグイ』で、速い馬は
  『ピュー』ってことでいいですか?」

俺「悔しいけど大体合ってるわ・・・」



弟「とてもわかりやすいでしょう。」
俺「それを感じさせる走り方ってのもあるよ。ピッチ走法かストライド走法かでも別れるけど、どっちが速いか強いかは馬による。
  なんというか、そのアクションの出し方だよな。」
弟「よく師匠はオルフェーヴルの走り方を『バカ犬の全力疾走』って言ってたけど。」

俺「バカ犬の全力疾走は強いぜ。」
弟「もはや速さも強さも感じないんですけど。」


俺「バカ犬の全力疾走はかなりのグイグイ感があるだろうが。」
弟「飼い主をひきずる勢いかよ・・・」
俺「コレは変な印象になるんだけど、速い馬の方がフォームはキレイなんだよな。俺の主観では。」
弟「それはオルフェーヴルやゴールドシップの走り方がやかましいだけでは・・・」
俺「ピッチにしろストライドにしろ、前脚をしなやかにピーンって真正面に延ばす馬は速い馬。」
弟「じゃあ強い馬は?」


俺「ガニ股チック。」
弟「色々問題がある見方だな・・・」



俺「なんつーかさ、前脚もしっかり使えてる馬が強いんじゃないかって気もするんだよ。前脚のカキ込みね。速い馬はトモを頼りに
  している馬が多いんだよな。前脚の推進力が欠けてる分、必死さが見えないから走りの見栄えは優雅なの。」
弟「ほへぇ、面白い見方だな・・・」
俺「だから強い馬は見た目がマッシヴなことが多いの。速い馬は線が細くてキレイ。だからかもしれないけど、俺の印象の強いと
  速いにはこんな差もあるんだよ。」


こんな印象持ってます →  



弟「おお、走り方でそういう風に見れる部分ってあるかもね。」
俺「その部分も合わせて強いっていう感じ。だから前脚の推進力も強くて胸前もマッシヴなのでは。」
弟「合ってるかどうかは定かじゃないけど、見方としては面白い部分かもしれない。」
俺「で、ダート強豪馬はそうなると基本的に強い馬って表現になるんじゃないかってことになるよね。そもそも芝とダートで別れて
  いる時点で、芝の速さに対応できない馬がダートを走るみたいなイメージもあるだろうし。」
弟「ちょっと失礼ではあるけど、その部分も解らなくはないね。」
俺「でも俺の中ではダートの逃げ馬って速い馬のイメージなのよ。スマートファルコン、エスポワールシチー、トランセンドは特に
  速い感じがした。なんというか、やっぱり逃げって戦法には軽さがあるんだよな。」
弟「軽快に逃げるって言うからね。」
俺「強さでねじ伏せるのではなく、速さで圧倒するって表現がしっくり来るんだよな。」
弟「じゃあ戦法として逃げを選ぶ馬は、大体が師匠の見方では速いにカテゴライズされると。」
俺「そうだね、ほぼそうなる。速い馬は逃げか追い込み、強い馬は差し先行って印象。追い込みでもマクっていく様な追い込みに
  なると強さを感じるね、直線一発の追い込みでは速さを感じる。」
弟「師匠の感じる強いと速いの差は大体解った。でもそうなると一番厄介なのが、最後に残った上手い馬ですよ。」
俺「これの説明は簡単だよ。」

弟「上手いんだよって言わなくていいからね。」
俺「ケッ」


弟「釘刺したのに言おうとしていたらしい。」
俺「まぁ、上手い馬が一番珍しいというか。今日のキタサンブラックにしてもさっき言ったけど、操作性が高い馬と言えばいいの
  かな。これの代表格がキタサンブラックとロゴタイプだと思うんだ。」
弟「ジョッキーの思い通りに動く馬ってことですか。」
俺「枠や展開をに応じて言うことを聞き、時としてレースそのものを掴む様な存在。抜きん出た瞬発力やパワーは持っていない
  けど、それを補う頭の良さを感じさせてくれる馬だと思う。」
弟「ほほー・・・」
俺「だから上手いなって思える馬は大体先行馬なんだよな。何故かと言ったら後方からの競馬で勝てる瞬発力を持っていない
  馬がそうなるから。時として主導権握ってレースコントロールができちゃう逃げ馬になり、ある時はペースを乱そうとする逃げ
  馬を静かにスルーして流れを読める。」
弟「話聞いてたら上手い馬が一番強そうに思えてきた。」
俺「でも、どうしてもこういうタイプってさっき言った通り抜きん出た身体能力を持ってないタイプになるんだよな。だから力任せの
  強い馬にねじ伏せられることがほとんど。メイショウドトウなんかが正にこの印象で、凄くレースが上手かったけど、テイエム
  オペラオー
の強さに何度も屈服させられてた。」
弟「なるほどぉ・・・」
俺「要するに、強い馬は上手い必要があまり無いんだ。そうだったとしても感じさせない。」
弟「強さが先に見えてしまいますからね。」
俺「面白いのはキタサンブラックが上手いと見え続けることなんだよな。今日のレースは確かに強かったけれど、それよりも唸ら
  されるのは『この馬はレースが上手いよなぁ~』って部分なんだよ。」
弟「じゃあ両方持ってる馬なんだ、スゴイじゃないか。」
俺「上手い馬は強い馬や速い馬のレースを封じ、速い馬は一瞬で強い馬や上手い馬を出し抜き、強い馬は速い馬や上手い馬を
  ねじ伏せるレースをする。そこに騎手の手腕やコースや馬場が絡むんだ、予想が簡単なワケがないよね。」
弟「そういう駆け引きを考えられるから予想が面白いんでしょうね。」
俺「さて、次の週末からはクラシック最終戦が続く。果たして勝つのは強い馬か、速い馬か、それとも上手い馬かな。」
弟「シンハライト不在の秋華賞、京都の2000mならば・・・速い馬かな!!」


俺「それともカワイイ馬かな、コワイ馬かな、
  面白い馬かな。それともそれとも・・・」

弟「ややこしいこと言い出しそうなので、今日はこの辺で。」





※ヒットくんはカワイイ馬でもあります



↑PLEASE 1DAY 1CLICK EVERYDAY!!

[ 2016/10/10 23:50 ] 結果 | TB(0) | CM(3)

わかる

わかりますが、全部が当てはまりにくいから、競馬は面白い。

かなりふるいですが、ビワハヤヒデはうまい、ナリタタイシンは早いだけどウイニングチケットはなんだろうとか、セイウンスカイは早い、スペシャルウィークはなんだろう、エルコンドルパサーやグラスワンダーはなんだろうとか。

だからこそ、ふわっとした表現でわけてるんだろうなあと。

厳密に3つに分けたいんじゃなく、わけることによって、イメージしやすくするという感じで。
[ 2016/10/11 06:37 ] [ 編集 ]

ゴールドシップは本当はS級だけどめんどくさいからB級ってことにするときがある、みたいなイメージ
[ 2016/10/11 19:59 ] [ 編集 ]

>イクロウさん

自分の中の「くくり」を作りたくなるんですよねー。
それで種類を分けて、自分の概念を当てはめて考える。

いいことなんだか、悪いことなんだかって感じだね。まぁ、こうやって考えた方が個人的には面白く予想できるかな。
[ 2016/10/12 01:27 ] [ 編集 ]
立札4

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