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覚悟

彼がレースに出走登録をすると、毎回の様に祈らなければならない。
ここ最近は、その祈りは全く届かなかったどころか、彼にとって不遇な状況にしかならなかった。

正直言って辛かったわー・・・
スマホでさ、馬番が発表された出馬表を確認するでしょ。上から順に1枠から並んでるでしょ。
スクロールしても出てこないんだよ、彼の名前が全然。
そして天気。もう枠順も天気も悪いとなると絶望感しかない。出走日の天気もここ最近は曖昧で、
蓋を開けてみればレースまでに馬場が乾いてないとか、レース直前に雨に降られたりとか。
好走条件がこれだけ絞られてる彼を見守る者として、8歳以降の彼を待ち受ける状況が最早イジメに
すら感じられたものだ。

鞍上、馬の状態、そして出走する競馬場は管理陣営で選び、パーツを組み合わせることができる。
でも彼にとって一番大事な要素は、偶発的に決まる枠と馬場。
だからこそなんだけど、2年前の有馬記念。

「なんでここで1枠2番とか引いちゃうかなぁ!?」

・・・暮れの中山、決して高速とは言えない力の要る芝の状態、そして直線に立ちはだかる急坂。
要は、陣営としてはダメ元でのレース選択になるのが、彼にとっての有馬記念。
最初から彼の不得意が顔を揃えた環境下なんだよね、このレース。そこで1枠って君ねぇ・・・
幸い雨には襲われなかったし、割といい位置で直線を向くことができたけれど坂登りで他馬にどんどん
抜かされる結果。大体ねぇ、彼の中山成績知ってる?5回走って全部2ケタですよ?

内枠巧者というのは周知の事実だけど、それと併せて覚えておきたいのが平坦巧者でもあるってこと。
得意な競馬場、得意な馬場、得意な枠。それがあるってことは裏返せば、そうじゃなきゃダメってことだ。
どう考えても選り好みが激しすぎるだろ。他の馬はこんなにワガママ言わないんだよ。


もうあの京都大賞典から4年が経つんだね。


その前から、私は彼のことを「強い馬だ」と言い続けてきた。あの京都大賞典の後はゼンノロブロイの
様に秋のG1三連戦をグランドスラムじゃー
とはしゃいだものです。
その翌々年の目黒記念、初めての小牧騎手とのコンビ。ダービーデイの府中最終、内を縫う様に突き抜けた
彼の姿には本当に元気がもらえた。ここでも言ったけど、あの時はブログをやめることを本気で考えてた
時期でさ。ずっと応援していた彼の勝利には、逆に応援された気になっちゃって。
あの時はね、本当に涙が出たんだよ。うれしくて。
結局まだG1は勝ててないままだけど、あの頃の彼は応援してて楽しかった。


今はね、結構辛いよ。さっき言った枠運や天気運の無さもそうだけど、もう「強かった」っていう過去形に
せざるを得ないのかな、そんな風に思ってしまう結果が続き過ぎた。

でも、ここに関して私が考えてること、多分当たってると思うんだよね。
もう9歳も終わる。最近は2桁の着順ばかりだ。何故引退という判断にならないんだ?
それは、ずっと彼を見てきた陣営、そしてファンならば解ると思う。


諦めきれないんだよ、この運の無い枠と馬場続きでは。


彼の出るレースで予想しているときに「もしや」と思ったことが何度もある。スマホの出馬表を
スクロールして、下の方に現れた彼の名にガックリしていたのは私だけじゃない。多分陣営も枠番を
聞いてはガックリしていただろう。
枠と天気予報に陣営のモチベーションも左右されていたと思う。

悪い言い方だけど、その時点でレースを捨てていたという可能性、無くはないんじゃないか?
9歳ではそんなことも言ってられないだろう、レースを捨てるなんて場合ではないだろう、普通の馬の
ファンならそう考えるところだろうが、彼に限って言えば、欲しい条件が足りないだけでそうなっても
全然おかしくないんだよな。
カードが揃わない状態での勝負を徹底的に逃げてきた、そんな見え方もできてしまう。


そして、今年の京都大賞典。4年前に制した舞台に、完璧とは言えないまでも欲しいカードが揃った。
いや、揃ってしまったと言っていいだろう。


土曜まで降っていた雨のせいで渋った京都の馬場は日曜に乾いた。これが日曜のレースなら水気が残って
しまっていたかもしれないが、天気がいたずらしなければ月曜はより乾いた馬場で迎えられる。
珍しく日程と天気が彼に味方したんだ。
そして、最大の問題となる枠。あの有馬記念以降、彼は9番よりも小さい数字を引き当てられなかった。
今回彼が収まる枠は、4枠6番。
できればもっと小さい数字が良かった、しかしこの数字は陣営やファンにとって「いける」と思わせて
くれるに充分なものだろう。何故なら、その彼の背には小牧太が居るのだから。
何人もの騎手を背にしてきたが、彼の手綱を誰に任せたいかと問われたら真っ先にその名を言うだろう。
小牧騎手ならば9番枠まではなんとか捌ける。昨年の目黒記念では10番枠の彼で一度は先頭に立ったが、
外のマリアライト、クリプトグラムのキャロット2頭のしぶとい伸びに屈してしまった。
とにかく内に入れることにかけて、彼のハンドリングを任せて小牧騎手ほど心強い男はいない。それが故に
枠が外過ぎるとアッサリ引いてしまう部分もあった様に思える。それこそ、レースを捨てているんじゃないか
と私に思わせたのもこのコンビだったりする。この枠なら、小牧騎手はレースを捨てない。

直線が平坦な京都、開幕週の素軽い良馬場、欲しかった内側の枠、乗ってほしかった騎手。
最近の彼に無かった運が、溜め込まれて放出されたような状況。
カードが揃ってしまった。


・・・これでもう、言い訳はできないということだ。


もちろん、彼を応援し続けてきた私にとっても、これほど期待できる状況は久々なんだよね。
まず鞍上小牧がアナウンスされた時点で軽くガッツポーズしちゃったもん。
このローテーションも4年前と同じで縁起がいい。11頭立ての宝塚記念でシンガリ負けした後に、この
レースでゴールドシップらを打ち破ったんだよ。その時とは年齢が4つも違うけどさ。
秋初戦とは言え先の本番では相手もより強くなるだろう、だとしたら彼にとって、ここが本番なのでは?

実際そうだと思う。ここで、この状況で大敗したらもう「次は」とは言えないだろう。

かつてトウカイトリックが10歳でステイヤーズSを制し、南関でフジノウェーブが11歳で東京スプリング
盃の4連覇を達成した。でも彼はちょっと同じ括りにはできない。そういう老練さが無いんだよなぁ。

実は私自身、彼は衰えてきてしまっていると感じている。
外枠でレース捨ててるとしたら、最近のレースはノーカンと見れるのでは?そう言われるかもしれない。
実は私が彼の衰えを感じてしまったのが、昨年の京都大賞典だったりするんだよ。レース回顧を見れば
解ってもらえると思う。
確かに去年のこのレースでも不運なことにピンク枠。でも10頭立ての9番ならば捌きやすいハズだと予想し、
それに応えてくれるかの様に小牧騎手は見事な判断でインの6番手を取ってくれた。
先頭からもそこまで差のないポジション、これで直線を向けば彼の末脚の前にキタサンブラックだって
成す術もなく交わされるだろうと。
結果は5着だった。8歳なのにキタサンブラックからコンマ4秒差で掲示板確保ならば褒められたものだろう、
そういう声も多かったが、そんな中で私は落胆していたんだ。
ペースが上がった時に、前について行けなかったんだよ。
結局のところ、あのレースでは5着と言っても先に出たアクションスターをぎりぎり鼻差捕らえてのもの。
スローで前の脚色が鈍らず、一斉スパートになった時にあの反応では厳しい。ゴール前の100mくらいでは
いい脚になってるんだけどさ。

今年の状況としては、キタサンブラックみたいな横綱級は居ないし、去年よりも内側だし、馬場も昨年と
同様に軽い馬場になるんだろうなと想定すると希望は持てる。
そんな希望が持ててしまうだけに、結果が怖い。


このメンバー、この状況で大敗を喫してしまう様なら、もう諦めた方がいいのかもしれない。


私がそんな事を考えてもしょうがないんだけど、やっぱりそういうイメージをしてしまうと苦しいよ。
強かった彼の弱々しい姿はできれば見たくない。その言い訳が今まではできたけれど、このレースでは
それができない。
もちろん、ここならって信じて全力で応援するさ。それでもシビアな考えも生まれてしまう。
彼のことが大好きだし、希望もまだ持ってるから、逆の場合のネガティブが不安を駆り立てるんだ。

高齢な競走馬に対して向けられるのは、基本、暖かい声援が多い。
でも厳しい意見も多く目に付く。彼に対してもそうだ。

「引退させてやれ」
「まだ走っていたのか」
「もう無理でしょう」
「枠の無駄」

これを単に心無い言葉とするわけにはいかない、彼に関しては特にそうだからだ。そう言われて当然の
成績を近走で残してしまっている。得意条件が云々と反論することはできない。
ただ、このレースが終わるまでそう言い放つのは待ってくれ。その誰でも解る正論が痛いんだ。
彼には、その誰でも解る正論を跳ね返してほしい。


そしてもしも、いや、多分勝ってくれると思うけど。
この京都大賞典を彼が制したならば。
ここを「有終の美」としてあげてもいいのではなかろうか。


オーナー、陣営の判断に任せることになるけど、私はその結末でいいと思うんだ。
確かにここを勝てるようなら天皇賞も見える。しかしまた条件が揃うか?彼はここが賭けになってしまう。
G1を勝つところを見たいって気持ちは未だに持ってるけれど、ここを勝てたらそれで充分だよ、私は。

どんな結果が待ち受けているかは終わってみないと解らないけれど、
私の様な彼のファンにとっては「覚悟」が必要な一戦になるだろう。

改めて出走メンバーを見ると一筋縄ではいかない。まず、内枠ならばと言ったところで本当に彼に求め
られるのが「好位の内ラチ沿いに無理なく取り付く」こと。
そう考えると、彼の内側に居る馬が攻略対象になってくる。厄介なのがサウンズオブアースだろう。この
馬が2番枠で控えるかどうか。控えるパターンで来るのであればこの馬より前のラチ沿いを取りたい。
恐らくシュヴァルグラン、スマートレイアーはある程度前目に位置しようとするハズ。スローが予測される
メンバーでこの2頭は下げないだろう。読めないのがミッキーロケットだ、連れて前に行ってくれれば助かる
ところだけど、控えて彼と位置がカブる様になると内に入れなくなってしまうかもしれない。
内にばかり気を取られてもいけない。すぐ外に居るフェイムゲーム、コイツが最高に厄介なのだ。この馬に
外からカブらされてインの前を取られたらレースはほぼ終了と言っていい。まず出所を失う。
内側に有力馬が揃ったことで外側の馬達が牽制を後目に奇策に走る可能性もある。内目の馬達が揃って後方に
なってしまうパターンになると最悪。カレンミロティックとハッピーモーメント辺りが外枠勢を連れてインに
カブせる様に先行してきたら、彼のポジションは相当後方になってしまう。

欲しいカードが揃ったところで、やはり障壁の多いレースになるだろうと予測できる。
あとは彼自身の気力と体力、そして小牧騎手の手綱に託すしかない。そう、小牧太に。


どうせ騎乗停止で天皇賞には騎乗できないんだから
ここで天皇賞の分まで出し尽くしてもらうしかない。

(何してくれてんだよ、おじき…それもあってここが「有終の美」でもいいって言ってるんだぞ!)


彼に対して、こうやって一人語りで思いを綴るなんてことになるとは思わなかったな。
彼が4歳の頃から惚れ込んで応援し続けてるけど、まさか重賞連続出走記録なんてものを作ることに
なるとは想像もしてなかったよ。多分現役馬の中では最も多くの騎手を乗せて走ったことのある馬にも
なるんじゃないかな?
本当に現時点でこれだけ怪我もなく長く走り続けてこれただけで凄い。
でも、多分もうすぐ引退の時はやってくるんだろうな。

断言できる。馬券とか抜きに、今まで競馬見てきた中で一番好きな馬だよ。
今までで一番、好きになれて良かった馬だ。

勝手に今回を最後のチャンスっぽく話してしまったけど、とにかく月曜日は彼を全力で応援します。
できることなら、もう一度喜びの涙を流したいな。
では、最後に直球をブン投げさせていただきます・・・



勝っておしまいなさい、
ヒットくん!!!!!





「悪い見本」管理人:TILTOWAIT



[ 2017/10/09 01:03 ] 雑感 独り言 | TB(0) | CM(2)

わたしも応援します!
読んでいて、うんうん、そうなんだよ って思う部分たくさんありました!

頑張って欲しいです!
[ 2017/10/09 01:22 ] [ 編集 ]

No title

私もずっと追い続けています!
今回は枠もそこそこ!小牧ならいける!
軸流しでいったります!
ヒット君頑張れー!
[ 2017/10/09 07:10 ] [ 編集 ]
立札4

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