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憶測の中の憂鬱

俺「ヴィルシーナが勝って二日連続ハズカシイです。」
弟子「・・・」
俺「うん、楽しく振り返れないね。」
弟「・・・辛いですよね、大舞台での事故は。」
俺「そうだね。」

フミノイマージン 競走中止 右第1指関節脱臼で予後不良

弟「頑張り屋さんでした。」
俺「慣れてるつもりでも慣れないわ、こういう別れは。」
弟「7歳まで頑張ったのにこんな終わり方しちゃうなんてね・・・」
俺「牡馬と戦ってこその馬だと思ってた。牝馬同士の戦いをナメてるような風情に強い個性を感じた子だよ、札幌
  記念でダークシャドウやヒルノダムールを完封してさ、牝馬限定戦になったら掲示板も取れないんだから。」
弟「強い子でしたよね。」
俺「やっぱりこういうシーンは避けられないものだ、もうせめて安らかに眠ってくれとしか言えない。だから正直競走
  中止に関する話はしたくないんだよな。」
弟「サウンドオブハートも怪我しちゃったみたいで・・・」

サウンドオブハート 14着入線後に故障が判明 競走能力喪失と診断

俺「先週はレース後にインパルスヒーローが骨折してしまった。プリンシパルSではサーストンニュースが直線で
  故障し予後不良に、中山の皐月賞ではレース後にカミノタサハラが屈腱炎を発症、こうなると当然固い馬場の
  せい
にしたがる人も多いだろう。コレに関しては俺はそうは思わない。」
弟「ここは何度も言ってますよね、師匠は。」

俺「レベルの高いレースだから脚を痛めてしまうんだ。」

弟「平場では故障してませんもんね・・・」
俺「重賞ってレースはタイムだけでは計り知れない過酷さがある。どの馬も最高のパフォーマンスをするために張り
  詰めた状態で望み、各々のスタイルでの実力を発揮させようとする。その最高のパフォーマンスが最も脚に負担
  を掛ける原因だ、皮肉なものだよ。ちんたら走ってたらそりゃ脚は痛まないさ。」
弟「競馬関係者だって馬を大事に見るのは当然ですもんね。」
俺「当然、競走馬の競争中の事故は人災だ。走らせてるのが人である時点で人災なんだ。だが何かのせいにしよう
  とした時の矛先を、一点に絞ることは正直不可能なんだよ。馬場造園課は犯人にされやすい。ならここまで犯人
  扱いされて何故直さない?簡単だよ、競馬関係者からの訴えは少なく、一般人の意見ばかりだからだ。」
弟「どういうこと・・・?」

俺「調教師や騎手は、敗因を馬場のせいにしても故障原因を馬場のせいにはしないだろ。関係者や上層部から
  馬場に対する意見があれば動くよ。そして現実その意見は少ないわけだ、なぜか。
  知ってる人はそこまで馬場を悪者にできないからだよ。」

弟「そうなりますね・・・」
俺「ハンデ、馬場など競走馬の故障原因として考えられている物は多くある。そんなハンデを背負わされて出走し
  たら怪我をする、こんな固い馬場では脚に負担がかかる、そう言う人は多いけれども、競走馬が脚を痛める
  本当の原因は、蓄積されたダメージと競走馬の頑張りによるものが主だ。そしてその蓄積されたダメージに
  人はなかなか気付くことができない。悲しいものだね。」
弟「・・・」
俺「まぁ馬場や調教師を悪者にして気が済むならそうすればいいとも思うけど。少なくとも整備不良的な観点を馬場
  に対しすることは、俺にはできないな。」
弟「よくタイムが出た方が面白いから高速馬場にしてるなんて意見があるけど、それはどうなの?」
俺「確かに速い時計が出る状態は盛り上がりに繋がるかもしれないけど、そこばかり考えて馬場整備をしているワケ
  無いじゃないの。」
弟「・・・それはそうですよね。」
俺「人間だって水泳や陸上のタイムが年々更新されてるんだぞ、それはトラックやプールのせいか?違うでしょ、
  トレーニング内容の進化でしょ。競走馬に関しても同じことは言えると思う。ただ、脚を強くする科学は今のところ
  無いというのが残念ではある。速くする調教はできても脚を丈夫にする育成が無いんだよな。」
弟「何だか無茶苦茶言ってる様な、的を得ているような・・・」
俺「だから、フミノイマージンを応援してたファンの人は、今までよく頑張ってくれた、お疲れ様という気持ちを
  とにかく大事にすればいいと思う。うがった目で犯人を決めつけようとすると、競馬そのものが嫌いになるだけ
  だと思うから。札幌記念の強いイマージンは印象深いからね、あそこでファンになった人も多いと思う。強い
  イマージンがもう一度見たかったけど、今はせめて安らかに眠ってほしい。」
弟「やっぱり悲しいですよ、もっと元気な姿が見たかった。」
俺「そう言ってもらえるだけでもこの子は幸せなんじゃないかな。最期は本当に唐突で残念だった、こんなこと誰も
  想像してないに決まっている。でも必ず競馬を見ていると迎えてしまうものなんだ、こういう瞬間てのは。」
弟「・・・」
俺「愛されてたよ、フミノイマージンは。ツイッターや掲示板を見てもみんな心配していたからね。」
弟「はい・・・」
俺「だからこそ、公式からの正式発表無しの段階での決めつけに左右されちゃダメなんだ。」
弟「・・・?」
俺「心配だから情報を早く知りたい。その気持ちは解る。中には競争を中止した時点で『あの怪我では・・・』
  判断できてしまう場合もあるし。」
弟「・・・なんですか、それは。」
俺「人ってさ、如何に早く知り得た情報を伝えられるかってトコを競いたがるじゃない。」
弟「うん、あるかも。」
俺「競走中止=予後不良、これは確率として高いものだけれども、一般情報から最悪をイメージしてしまうのは
  よくないなぁって、身に染みて今回思ったんだ。要するに風説の粋を脱していない情報な。」
弟「デマってことですか?」
俺「デマになるかならないかは結果次第。今回フミノイマージンが競走を中止した直後から、様々な情報が錯綜
  しまくってたんだ。そこに俺も正直乗っかっちゃってしまってね・・・」

・ブルーシートが張られた

弟「どういうことです?」
俺「目隠しってことだよ、見せちゃいけないことをしているって意味だ。」
弟「・・・」
俺「俺としては非常にリアルな表現に映ってしまった。この時点で期待が消えてしまったんだ、申し訳ないと思う。」
弟「・・・」
俺「俺も心配だったから早く情報が知りたかったんだよな、でもその段階で得る情報ってのは本当に信用できない。
  このブルーシートが本当だろうがウソだろうが断定材料にはならんのよ。
  ブルーシートってさ、使い道いっぱいあるじゃん。」
弟「その判断は何かが違う気がする・・・」
俺「でもここで自分の中で判断しちゃったんだよな。」
弟「フライングみたいなものですよね。」
俺「というより憶測だよな。」
弟「自分で勝手に憶測してしまうってことか。」
俺「で、その後にこんな情報が流れ出して混乱状態に。」

・自分で歩いて馬運車に乗った
・靭帯断裂で予後不良に至ってはいない


俺「まぁ希望が持てる内容だよね。」
弟「そうですね・・・」
俺「問題は憶測を信じ振り回された人間と、憶測を流した人間が、公式発表後にどうなるか。」

・予後不良を報道した者=「俺の言った通りじゃないか」と何故か得意げに
・無事を報道した者=なぜか周囲に「期待したのに」と言われる始末


俺「醜い・・・」
弟「・・・」
俺「毎回居るんだよ、競走中止が発生した直後に絶望的な観測するヤツって。コスモオオゾラが心房細動で競走
  中止した金杯の時も居た。競走中止=予後不良じゃねぇんだからさぁ。」
弟「悪趣味ですよね・・・」
俺「本人も悪趣味理解した上でやってんだろ、そういうヤツは予後不良で喜んじゃうんだから。当たったって。」
弟「最っ低!!」
俺「程度低いわな。」

弟「なんでそんな人が居るの!?」
俺「知らないってば、脳の作りが違うヤツの考えなんか理解できるか。居るものはしょーがねーだろ。」
弟「駆逐したい・・・!!」
俺「無理だよ・・・」
弟「そういうトコでドライだね、師匠は。もっとこういうヤツ許せない!!って言えばいいのに!!」

俺「ゴキブリなんてこの世から居なくなれば
  いいのに!!」


弟「・・・」
俺「同じだろ。そして無理だろ。相手するだけ大事なカロリー失うだけだぞ。」
弟「説得力と脱力感がヒドイ・・・」
俺「でもねー、やっぱり早く知りたいから調べてしまい、こういう憶測を目にしてしまい、それを信じてしまう。それに
  振り回されてしまう。コレはよくないよなぁ。」
弟「そうですねぇ。」
俺「この間に自分が本当にできることって言ったらフミノイマージンの無事を祈ることぐらいなんだよな。ヘタな
  憶測を信じてしまったが為、祈ることすら諦めてしまった俺が恥ずかしいよ。公式以外何も信じなきゃいいのに。」
弟「うーん・・・早く知りたい時に得る情報って、得てして憶測である場合が多いですもんねぇ・・・」
俺「公式発表以前の情報は全て憶測なんだよな。関係者が流した情報ではない、一般人の予測。それは信じるべき
  でもなければ流すべきでもない。情報とは言えない予測材料なんだもん。」
弟「でも、『そう思う』を流しちゃうのが人間ってもんなんですよねぇ・・・」
俺「そうなんだよね。結局は見栄みたいなものなんだけど。」
弟「結局、そういう憶測が錯綜する中で混乱する人が居て、更に焚きつけるヤツとかが居たりするんですよね。」
俺「だから、そのどちらにもならない様にするのが大事だなぁって思った。」
弟「そっか。」
俺「本当に今日のレースは、ヴィルシーナが悲願のG1制覇、内田騎手が呪いを払拭、ホエールキャプチャの激走と
  盛りだくさんだったのに楽しく振り返れず残念だけど、フミノイマージンは色々教えてくれたよ。」
弟「うん・・・」


俺「・・・公式発表は流石にガセじゃないよな。」
弟「ガセであってほしいけど流石に・・・」



俺「ロゴタイプもさ、この前骨折説が出回ったんだぜ。ガセだったんだけど腹立つよな。」
弟「そんなのあったの!?」
俺「憶測やデマに振り回されると、その振り回された本人自体が醜くなるものだよね。」
弟「確かにそうですねぇ。」
俺「さらに辿れば過去のタップダンスシチー行方不明事件だって記者の憶測が波紋の元凶だ。」
弟「そう考えると、競馬ってガセや憶測の情報が多いんですね。」

俺「裏とか闇とかな。」
弟「それニュアンス違うから・・・」


俺「来週はオークスだ、今日のフミノイマージンは悲しいけれど来週は楽しく見れるといいな。」
弟「今度からはみんな無事に走りきれることをお祈りして馬券を買おう。」
俺「そうだな、それがいい。」
弟「うん。」
俺「しかしまぁ・・・ここまでの話の流れを台無しにしちゃうかもしんないんだけどさ・・・」
弟「ヤメてよ、変なコト言うの。」
俺「いや、皮肉だよなぁって思うことがあってさ・・・」


盛岡9R シアンモア記念
1着 トウホクビジン



俺「この子の頑丈さ、できることなら少し分けてやって
  ほしかったな・・・」

弟「ビジンちゃん!!!!!」

俺「今年に入って11戦目、通算119戦目だとさ・・・」
弟「ビジンちゃんは頑丈過ぎますよ・・・」
俺「言っておくがコレはガセじゃないぞ。」
弟「わかってますよ・・・」




※やはり競走中止は見てて辛いですね・・・



まぁ、とりあえずクリックすると喜びます

[ 2013/05/12 23:38 ] その他 | TB(0) | CM(6)

ゴール前では柴田騎手を大声で叫んでました

直線に入った時に、柴田~!!いけるぞ!!2週連続

っと思って応援しちゃった・・・・

今日のニュースでサウンドが競争能力消失はかなりビック知りました。
じゃぁフミノは?と探しましたがまさか予後不良とは・・・
軽いキャンターだったので軽い故障かと思ったのに・・・・

師匠の意見ももっともですね~
競馬のレベルが上がってるからか。。。
確かにそう考えると今まで幾度となく、牡馬相手に善戦してきたフミノが
故障したのもうかがえます。

この間の障害レースの記事じゃないですけど、日本もそろそろ斤量面でも世界に合わせた方が
いいのかなぁ
重さをかければ重症までましてや予後不良は避けらるかもしれないですし
[ 2013/05/13 13:13 ] [ 編集 ]

こういうことがあると横山先生の後方ポツンも仕方ないのかなぁと考えさせられますね…
[ 2013/05/13 19:16 ] [ 編集 ]

公式がガセ・・・旧石器捏造事件の歴史学会じゃあるまいし多分ないでしょうw
競馬のガセ(釣りネタ)といえば・・・伝説のグルメフロンティア現役復帰事件なんかありましたね。

それはともかく、屈腱炎の発生などについては簡単な検索で出てくるのに、
馬場や予後不良に関する統計データはネットの検索だけではなかなか見つかりませんね。
あったとしても孫引きソースだったりしていまいち信頼性に欠けるのが・・・。
これでは、憶測がいっぱい出てきてもしょうがない気もします。

あと、参考になるのか怪しいですが関係ありそうなものを・・・
ttp://www.jairs.jp/contents/newsprot/2013/15/4.html
ttp://www.equinescienceupdate.com/articles/eid10.html
【アメリカの】競馬においては・・・
・故障発生率はダートが芝より高い。
・ダートに関しては2歳馬の方が古馬より予後不良事故のリスクが低い。
・牝馬は牝馬相手でも牡馬相手でもレースにおける予後不良事故のリスクは同じ。
・走行距離や斤量によって予後不良事故のリスクは変化しない?。

ttp://www.equinst.go.jp/JP/arakaruto/siryou/j8-4.pdf 
【昔の日本競馬】では選択淘汰されたOP馬のほうが故障率が低かった(今は不明)。

なんというか・・・案外専門家でも正確な要因は解明できてない可能性もあるかもしれませんね。
[ 2013/05/13 21:40 ] [ 編集 ]

>ニコフさん

大知くん、確かに惜しかった!!でも会心の騎乗だったんじゃないかなぁ、本人も
「あれで負けたら仕方無い」ってコメントしてたみたいですね。

結局斤量を上げてもセーブができなきゃ意味が無いってのもありますからねぇ、大昔に
テンポイント号が66kg背負って予後不良になったのが、斤量という物のインパクトを強めているって
感じは強いですね。まぁ平地で66kgなんか今背負わせたら問題になっちゃうだろうけど。
[ 2013/05/13 23:38 ] [ 編集 ]

>馬超さん

俺はヤラズという行為には比較的肯定的なんですよ、伸びない子は無理に追わない。
そういうのは大事だと思うんです。伸びるけど色々あって追わないだと問題あるけどね。

追わないというのは、「勝つのを諦めるコト」「八百長行為」そして「馬の調子」にあると思います。
この中で一番可能性が高いのが「馬の調子」なんじゃないかなーと考えてます。
要するにノリさんのお散歩馬券を選んじゃった際は「馬が調子悪かったんだな・・・」と自分の下手さを
痛感しちゃうコトが多いですね。
[ 2013/05/13 23:44 ] [ 編集 ]

>通りすがりの馬主さん

憶測や持論は危険なんですよねー、俺の意見もある意味根拠の無い持論ですし。
それが拡大化しちゃうのがどうもねぇ・・・

ババガーはバカの一つ覚えの様に見えて楽しいもんです。
お、ババガー大量発生だ!!みたいにニヤニヤしながらババガーのよく解らない理屈をじっくり読み
「解せねー!!」って言うのがスキです。ハイ、悪趣味です。
[ 2013/05/13 23:48 ] [ 編集 ]
立札4

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