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You can do it,St Nicholas Abbey!!

戸塚記念 結果
1着 トラバージョ → 俺◎弟子○
2着 ドリームキングダム
3着 カイカヨソウ → 弟子◎

俺「マァ微妙!!」
弟子「トラバージョ強いなぁ・・・」

俺「いやーそう見えるわなー。俺は単純にカイカちゃんの走りが嬉しかった。」
弟「頑張ったよ!!」
俺「使って順調な馬であるトラバージョとは差があるよ、中間のトラブルだってあるんだし。良馬場でやれて良かった
  なぁって思うし、馬体も増えててそこまで無理せずに3着に入れたのは単純に地力だと思う。巻き返しは充分に
  期待できるよ!!」
弟「つーか、お互い何でドリームキングダムをスルーしてたん
  だろうね・・・」

俺「わざわざ地雷に足を伸ばさないでくれまいか・・・」
弟「・・・何て言うか、目に入ってこない感じだったんですよ。」
俺「最内枠だったからかな?」
弟「アンタ1枠から見るでしょーが。」
俺「だから8枠の頃には忘れちゃうの。」


弟「・・・でもトラバージョ。この子はひょっとしたらひょっとするかもよ、南関でワイルドラッシュ産駒と言えばもう
  ナイキマドリードクラーベセクレタ!!中央なら師匠の好きだったトランセンド!!」
俺「大物感のある子かもしんないね。やっぱこれくらいの距離で中央とやり合える子が居ないと面白くないよ、今年の
  南関3歳世代は面白いところ、中央に対して戦えるところを見せて欲しいね!!」
弟「そうですね!!で、師匠が一番注目してる南関3歳馬は現時点でどの子ですか!?」

俺「ソルテ!!」
弟「・・・」


俺「なんで黙るんだよ。」
弟「・・・」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

俺「ちょっと今回は、いつものノリを続けるワケにはいかないんだよな。この前トウカイテイオーの訃報に触れた
  けど、それ以上に俺は『苦しみながら生きている馬』にスポットを当てる方が辛い。」
弟「・・・」
俺「でも、話の最後の方で、どう思ってこの話をしているか、ちゃんと言おうと思う。」


★何よりも応援しなければならない、一頭の馬

俺「何度もココで病状の経過を報告し、大丈夫そうだと思われていた『アビーさん』ことセントニコラスアビー
  順調に回復していると、ホッと一息ついた矢先のニュースでした・・・最も聞きたくない、恐れていた病気の文字が
  飛び込んで来てしまいました。」
弟「・・・」
俺「重大な合併症が認められた、との事です。」
弟「アビーさんはどうなっちゃうんですか・・・?」
俺「とりあえず、この合併症とは何かを説明させてもらおう。」


※競走馬における合併症とは・・・

そもそもの意味としては「ある病気が原因となって起こる別の病気」または「手術や検査などの後、それらが
もとになって起こることがある病気」の二つの意味を持つ医学用語である合併症。競走馬の場合は主に老衰、
そして骨折治療中に起こり得る病であり、この合併症という文字が表す意味は大体が治癒不可能というレベルの
病気とされることが多い。
代表的なものが蹄葉炎(ていようえん)。骨折などにより故障した脚を庇ったが為に、他の脚に負担が掛かり、その
負担により蹄が炎症を起こしてしまう。長期の骨折治療において最も恐れられる病気で、進行も早く馬が感じる痛み
も激しい。つまり、故障箇所が増えていくに等しいもので、過去にこの病により生存能力を失い予後不良の診断を下さ
れた競走馬も多い。
大腸炎や肺炎なども合併症とされるが、その場合は病名を具体的に告知するパターンが多く合併症という表記は
あまりされることがない為、病気に詳しい競馬ファンは『治療中に合併症を発症した』と聞くと絶望感を感じる。


弟「やめてよ!!」
俺「・・・」
弟「こんなに頑張ったんだよ!?」
俺「まぁ待て。何も俺だって『諦めよう』って言ってるわけじゃない。」
弟「脅かしている様なものじゃないか!!」
俺「・・・ごめん。」
弟「・・・」
俺「クールモアからの発表によると、この様なものだ。」


月曜午後にセントニコラスアビー号に合併症を認めました。
ギプス越しの骨に挿入していたピンが折れたのです。
獣医師チームはピンを抜くことを決定し、当日夜に抜去手術し再びギプスを装着をしました。
現在、セントニコラスアビーは骨折肢に負重しているそうです。

獣医師チームはじめ関係者にとって、今後数日~数週間は重要な期間になると思われます。



俺「ここまで見た限りでも蹄葉炎の可能性が高い。脚の加重に触れているからな。」
弟「いやだよ・・・ここまで見守ってきて、ここまででも充分頑張ったって思っていたんですよ。」
俺「断定されたわけでも無ければ、蹄葉炎だとしても治癒の可能性がゼロってわけでもない。ここまでだって不可能を
  可能にしてきたアビーさんと、その医療チームなんだ。」
弟「師匠が脅かしたんじゃないか。」

俺「いいか、日本だったらとっくに予後不良だったんだ。」

弟「・・・」
俺「まだ医療チームも諦めていない、アビーさんも頑張っている。」
弟「そうであってほしいですよ。」
俺「もちろん、俺だって応援している。」
弟「・・・」
俺「いいかい、中にはこう言う人も居るだろう。『もう充分だ、早く楽にしてあげてよ』と。『ここまでよく頑張った』
  と。この気持ち、解らなくもないよ。このチームが結成されていなかったらアビーさんはもうこの世には居なかった
  だろう、だからこそ無理矢理生かされている様に思えてしまう、ただただ延命させられ苦しんでいる様に思えて
  しまう人も居るだろう。」
弟「・・・」

俺「俺が思うことは『頼むから生き延びてくれ』だ。」

弟「!!」
俺「合併症がなんだ、蹄葉炎がなんだ。ああ、俺は確かに死地を彷徨う大病を患ったことなどないよ。だからアビー
  さんの気持ちなんか解らないよ!!どれだけ今苦しいかなんて計り知れないよ!!」
弟「・・・」

俺「俺なんか味わったことの無い痛みと苦しみの中で、
  彼は4本の脚で立っているんだろう。」


弟「・・・」
俺「想像するだけで苦悶してしまうよ、筋肉痛とはワケが違うんだ。俺は骨折すらしたことがない、骨が折れる痛みを
  知らない。だから俺の発言って凄い自分勝手なものなんだろうなって自覚はあるよ。」
弟「いつでも師匠は自分勝手じゃないか。」
俺「らしいこと言える様になったじゃないの。」

弟「・・・」
俺「アビーさんの思うことなんか俺には解らないよ、アビーさんがどれだけ痛くて苦しいかだって解らないよ。でも俺が
  信じたいのはね、ここまで頑張れてるのはアビーさんだからだし、アビーさんならここも乗り越えられるって
  コトなの。」
弟「うん・・・そうであってほしいです。」
俺「だったら応援しないと。さっきはイヤな事を言って悪かったな、でもそれを乗り越えられるだよ、アビーさんは。」
弟「初めてですね。」
俺「・・・何が?」
弟「師匠が競走馬に対して、牡馬とか子じゃなくてって言うの。」
俺「そうだったかな。」

弟「漢はあったけども。」
俺「ソレ、藤田騎手な。」


弟「へへ。」
俺「ようやくいつものお前らしくなったね、よかった。」
弟「ボクもアビーさんに頑張って欲しいですからね、さっきまで脅かされたけど『だからなんだ』って跳ね返します。
  そしてアビーさんが元気になってくれる様に応援します。」
俺「俺が思うには、アビーさんの生きたいという意思は存在してると思うんだ。医療実験みたいなコトを言う人もいる
  けど、延命するにしたってそもそも強引であれば心が折れるよ。そう、馬だって苦しくて生きてるのがイヤになれば
  自分から消えることを望み、そこに既に病があれば凄まじい速度で蝕まれるはずだ。」
弟「アビーさんがそんなこと思うハズがない。生きたいに決まってます。」
俺「似たような大怪我を負い、立ち直る寸前で消えてしまった馬も居る。米国の無敗二冠馬だったBarbaroだ。全米
  のスターだった彼は三冠目となるプリークネスSで故障を発生、アビーさん同様の予後不良レベルの大怪我を負い
  ながらも手術に耐え、一度は蹄葉炎を乗り越え、退院直前というところで蹄葉炎が再発し最終的に故障箇所以外
  の3本の脚が蹄葉炎を引き起こしてしまい命を失った。」
弟「・・・」
俺「このBarbaroの悲劇をアビーさんに重ね合わす人も多いだろう。
  しかしこれはあくまでBarbaroの話であり、St Nicholas Abbey
  の物語ではないんだ。」

弟「そうだよね。」
俺「実は今回のアビーさんの執刀を行ったのは、このBarbaroの手術も執刀したドクターであるリチャードソン医師
  なんだよ。彼にとってBarbaroは、最大のショックであると同時に最大の医師経験になったはずだ。二度と同じ
  思いは彼だってしたくないだろう。Barbaroの経験がアビーさんを守ってくれると、そう思いたい。」
弟「ドクターの皆さんにも、本当に頑張ってほしいです。」
俺「何よりも彼には多くのファンがいる。アビーさんは日本のレースで走ったことはないし、ドバイSCでは日本の期待を
  背負って走ったジェンティルドンナを打ち破った憎い存在だ、しかし彼はこの日本でも愛されている。海外の馬が
  日本でここまで愛され、心配されるというのも珍しいよ。」
弟「そうかもしれないな、何せ世界を渡り歩いて勝利を重ねてきた名優ですもんね。」
俺「ツイッターで、セントニコラスアビーで検索をかけると多くの『頑張れ!!』というメッセージを見ることができる。
  彼はフランケルやブラックキャヴィアの様なスーパースターホースではないし、多くのG1競走を勝ってはいるものの
  日本では海外G1=凱旋門賞かドバイWCという印象が強く、今年のドバイでジェンティルドンナに勝ったことのみの
  印象の方も居るだろう。しかし国際競走を多く見てる人にとって、アビーさんという馬はもっと違う見え方に映って
  いる。」
弟「アビーさんは何カ国を走ったんですか?」
俺「アイルランド、イギリス、フランス、アメリカ、ドバイの5カ国だな。この中でアメリカのBCターフ、ドバイのシーマ
  クラシックを制しているってことが凄いんだよね、世界に出てこその馬だったんだ。」
弟「ステイゴールドみたいだ。」
俺「だからこそ、世界中に彼のファンが居るんだ。日本馬がなかなかこうならないのは世界転戦が難しいから。基本
  日本をホームとしてアウェイ戦が大一番となる場合が多い。アビーさんはそうではない、世界のG1を転戦して
  いた。この5カ国は2012年だけで回っているんだからね。まさに旅する馬という印象が強かったのが昨年だよ。」
弟「その、世界で戦う姿が愛されたんだね。」
俺「物凄い乱暴な言い方をしちゃうとだね・・・」
弟「・・・?」

俺「アビーさんは今現在で、世界一強い馬だと思う。」

弟「・・・」
俺「どういう意味か、わかるかな?」
弟「『レースに於いての最強馬』という意味ではなく、『様々な要素での強さ』ってコトですね。」
俺「そうだね。だから愛され方も何か、スーパースターホース達とは違う。とてつもない物、と言うよりは『愛着』
  でも言うのかな、日本のファンもそういう目で見ているんだと思う。ナカヤマフェスタ、ヒルノダムール、ディープ
  ブリランテ、オルフェーヴル・・・世界で日本馬が走る際にこっそり脇に居たアビーさんはなんとなく記憶に残る
  存在だった。そして今年トレイルブレイザーとジェンティルドンナを打ち負かしたんだ。」



弟「師匠はあの時、アビーさんに◎を打ってたんだよね。」
俺「当然ジェンティルも応援してたけどね、この結果はそれはそれで嬉しかったよ。つーか、ナメられ過ぎだよね、
  アビーさんを無名馬扱いしてる競馬ファンが多すぎて『おいおい』って思ったもん。」
弟「あの時はボクは悔しかったなぁ・・・」
俺「『アビーーーーーーー!!!』って言ってたもんね。」

ドバイの結果感想の記事

弟「でも、このレースがあったから、その後のアビーさんのコロネーションC三連覇は凄い嬉しかったよ。」
俺「そうなんだよね、『この馬になら負けても仕方無いよね』って思わせてくれる。実際そうなんだよな。」
弟「あの怪我からもう一ヶ月以上経つんだな・・・まだアビーさんは戦っているんだね・・・」

俺「世界で戦い、そして今は難病と戦い続けている。
  でもアビーさんならここでも勝てるよ。」


弟「そう信じます。」
俺「『絶対大丈夫だ』とは言わないよ、そんな無責任なプレッシャーは掛けたくない。ある程度の覚悟は未だに
  持っておく必要がある。だがそれ以上に持っておく必要があるのが『希望』だ、アビーさんにはそれを掛ける
  価値が十分にある。」
弟「うん!!」
俺「実はね、経過が気になってちょくちょくツイッターをチェックしているんだけど。先程この様な情報が流れてきた
  んだ、どうやらクールモアの新しい発表らしい。」


「危険な時期を越えるにはまだ数週間かかるも経過は良好」との事


俺「まだ安心はできない。それは担当医であるリチャードソン氏が一番身にしみて解っていることだろう。幾度となく
  今後も危機と向き合わなければならないのだろう。我々にできるコトは祈り、応援することだ。それが無意味か
  どうかの判断は誰にもできない。俺はそうしたいからしているだけで他人に強要するものでもないと思っている。
  そこを承知の上で読んでいる人達にお願いしたい。冒頭に述べた思いというのはこのコトなんだ、
  どうか、アビーさんの回復を祈ってやってはくれないか。」

弟「・・・」
俺「何も見返りなんて無いよ、アビーさんが元気になったら一緒に涙でも流して喜べるぐらいさ。」
弟「充分だと思うよ、回復したらここでお祝いしよう。」
俺「そんで、凱旋門賞見てさ、『アビーさんが居たらどうなってたか解らなかったぞぉ』とか言おうよ。」
弟「うんうん!!」

俺「アビーさんはロンシャン苦手だったけども。」
弟「余計なコト言うな!!!!!」

俺「きっと彼は『祈って良かった』と思わせてくれるよ、きっとね。」
弟「頑張って、アビーさん!!」
俺「最後に、もう一人お願いしたい方がいる。」
弟「もう一人?」

俺「モンジューさん、アビーがそっちに行きそう
  になったら全力で追い返して下さい!!」


弟「ああ、この方はそういう力があるんじゃないかなぁ・・・」
俺「キャメロットと同じ感じで頼みます!!」




※頑張れ、セントニコラスアビー!!





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[ 2013/09/05 03:07 ] その他 | TB(0) | CM(6)

一緒に涙でも流して喜ばさせて頂きます。
ファイトだ、アビーさん!
[ 2013/09/05 15:43 ] [ 編集 ]

日本だったらというより、クールモアの資金力とリチャードソン氏が
いなければとっくに予後不良だったというレベルな気が…。
世界にはこんな手術できる医師がいるのか! → やっぱりリチャードソンか~
ってな流れが獣医師のブログで展開されてましたし。

蹄葉炎発症だったらlaminitisってはっきり書きそうな気もするから、
a major complicationは「ピンが折れたこと」そして
「そのせいで故障個所への荷重が増えたこと」の説明のような気もします。
一応1984年発表の論文では蹄葉炎と共にorthopedic implant failure
なんかもmajor complicationsの一例として挙げられてましたので…。
(h)ttp://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/6725105

たとえ、蹄葉炎だったとしても、最近では3本脚の蹄葉炎発症から現役復帰した
Paynterみたいな例もありますので、あきらめないで祈り続けたい
ところですね。
[ 2013/09/05 21:36 ] [ 編集 ]

>虎犬さん

本気でありがとうね。今までで一番嬉しいコメントかもしんない。
こんなにストレートな同意をもらえるとは・・・

虎犬さんは俺の一番くすぐったいトコを攻めてくるのが上手です。
[ 2013/09/06 02:20 ] [ 編集 ]

>通りすがりのザリガニさん

さすがは物知りです!!

正直和訳英訳が凄い自信無くて・・・
海外競馬の情報を見るのであればもっと英語力が欲しいトコなんですけどね。まぁ色々駆使すれば
賄えるトコなんですけど、やっぱり即座に応えようとすると・・・(即座じゃないんだけどね)

正しい理解の補足は有難いですよ、マジで。

蹄葉炎3本脚で競走馬復帰ってスゲェなぁ・・・医療の進歩を感じます。
[ 2013/09/06 02:30 ] [ 編集 ]

この通りすがりのなんとかって人 知識上乗せして揚げ足取ってるだけですよね毎回
必要かもしれないけどいい話を台無しにしてくれてますよね毎回
毎回居るのでもうコメント欄見ない様にしますね
[ 2013/09/06 10:12 ] [ 編集 ]

>セゲトさん

まぁまぁそう言わんと。

管理人としては補足情報を貰えてる感じで、揚げ足取られてるって気持ちは無いですよ。
今回のPaynterの話なんかはアビーさんの希望が大きくなる様な話じゃないですか、
そんな前例は俺は知らなかったですもの。それに英語部分もポジティヴな方へ転じている
でしょ?だから今回に関しては俺が未熟で言葉足らずだったとお思い下さいな。
[ 2013/09/07 01:58 ] [ 編集 ]
立札4

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