七夕の乱

弟子「あの・・・師匠・・・ちょっといいですか?」
俺「なんだ?かしこまって。」
弟「あの・・・」
俺「?」
弟「・・・」
俺「なんだよぉ。」
弟「・・・・・・ひぐっ」
俺「!?」


弟「ふぐっ・・・ふえぇえぇん!!」
俺「!?!?!!??」



弟「ひぐっひぐぐっ、ひっく!!」
俺「どうしたのさ!?いきなり泣き出して!!」
弟「ひぐっ・・・ごべんなざい・・・」
俺「何か失敗したの?それとも俺が何かやっちゃったか?」
弟「そういうのじゃないのです・・・」
俺「ちゃんと言ってくれなきゃ解らないよ、ちょっと落ち着こう。」
弟「・・・自分で決めたことですから・・・ちゃんと言わないといけないんです・・・」
俺「?????」
弟「『善は急げ』って言うし・・・」
俺「ますます解らないよぉ。」
弟「(深呼吸)・・・師匠。」
俺「・・・はい。」


弟「・・・今まで本当にお世話になりました。」
俺「!!!!!!!!!!」
弟「ボクは・・・ここを離れなければならない。」
俺「!!!!!!!!!!」


弟「急でごめんなさい・・・」
俺「へ!?なんで!?」
弟「・・・」
俺「理由!!理由を言ってよぉ!!」
弟「・・・」
俺「仕事か・・・?ちょっと最近辛かったけど・・・」
弟「違うの・・・」
俺「なんだよぉ!!急だよ本当に!!なんか相談ぐらいしてくれてもいいじゃないか!!」
弟「相談・・・できないよ・・・」
俺「なんで!?」
弟「師匠じゃ相談相手にならないコトなんです。」
俺「そんな決め付けるコトないじゃないか!!」
弟「・・・師匠、師匠とお別れするのは、ボクもイヤです。仕事もキライじゃないです。」
俺「弟子ちゃぁぁん・・・」
弟「色々なコトを教えてくれてありがとうございました、師匠が教えてくれたことは忘れません。」
俺「ひぐっ・・・どうしてなの・・・?せめてそれくらい教えてよ・・・」
弟「・・・」
俺「・・・」


弟「・・・ボク、結婚します。」
俺「!!!!!!!!!!」



弟「・・・すいません、だから相談できなかったの。」
俺「へ!?いつの間に!?そんな相手ドコに居たの!?」
弟「・・・」

俺「シビルウォー!?」
弟「違います!!」


俺「ええええ!?そんな・・・付き合ってる人居たんだ・・・ちっとも気付かなかった・・・」
弟「・・・」
俺「デシちゃん。」
弟「・・・はい。」
俺「それはね、めでたいことだよ。」
弟「!!」

俺「結婚しての門出なら最も喜ばしいコトだよ。それなら仕方ないよ、先越されちゃったなぁ。」
弟「師匠・・・」
俺「処女だ処女だと小馬鹿にしてきたけど、デシちゃんの方が何枚も上手だったってことか・・・ふぐっ・・・参ったなぁ。」
弟「・・・」
俺「でもね、そうだとしてももうちょっと仕事はしてもらうよ。正直俺は君が居なくなったら困っちゃうんだ、後継ぎを募集して、
  その子に君の代わりになってもらわなきゃならない。いやー、大変な時期にやってくれたもんだよ!!」
弟「ごめんなさい・・・」
俺「謝るコトは何一つ無いよ!!いいことじゃないか!!敢えて言えばさ、結婚してココ続けることはできないの?」
弟「うん・・・静岡は離れることになっちゃう・・・」
俺「そっか・・・県を離れるとなると通うのキツイもんね・・・ひぐっ・・・」
弟「師匠・・・」
俺「お相手はドコの人なの?」
弟「東京在住です。」
俺「おお、大都会東京ですね!!そんな人といつの間にか縁談進めてるとは・・・デシちゃんもスミに置けないね!!」
弟「ごめんなさい・・・」
俺「なんで謝るのさ?ははぁん、俺より先に嫁ぐってことに優越感を持ってやがるな、コノヤロー!!」
弟「そんなんじゃないよぉ。ただ・・・まぁ・・・ちょっと図星かも。鋭いな、師匠は。予想もこれぐらい鋭いといいのにね。」
俺「うわぁムカツク!!・・・ひっく・・・」
弟「・・・」
俺「・・・行っちゃうんだね。」
弟「・・・うん。」

俺「・・・式はやるの?」
弟「・・・まだ決まってないです。」
俺「そっか・・・最近略式で済ましてお金使わないって方が流行ってるもんね。でも、俺はデシちゃんのウエディングドレス
  姿が見たいな。披露宴やってほしいよ。」
弟「ウエディングドレスかぁ・・・」
俺「着たいでしょ?せっかく結婚するんだからさー。いいよ、式費用は俺の予算でなんとかしよう、せっかくのデシちゃんの
  晴れ舞台だもの。俺がそこに彩りを添えずにいつ添えるんだって!!」
弟「いやソレは流石に旦那に申し訳が・・・」

俺「旦那って言いよったで!!」
弟「ばかぁ、ばかぁぁぁ!!!」


俺「何よ、申し訳って。お前も結構貯めてそうだけど遠慮しなくていいって。それとも旦那さんが結構イイお給料の持ち主
  とか?」
弟「自分のメンツとか気にしそうなので。」
俺「おや。」
弟「ここで師匠に頼っちゃうのは良しとしないんじゃないかなぁ、そういうタイプだと思う。」
俺「今時珍しいなぁ。随分頼り甲斐がある方なんだ。」
弟「うん。」
俺「いやでも本当にビックリだよ、ぶっちゃけいつからお付き合いしてたの?」
弟「んーとね・・・」
俺「もったいぶるなよぉ。」
弟「実はですね・・・」
俺「実は?」



弟「まだ付き合ってないんです。」
俺「・・・はぁあ!?!?」




弟「でも結婚するの。」
俺「え・・・ちょっと待って。なんか雲行き怪しいんだけど・・・どういうこと?政略結婚か何か?いやでも・・・お前と結婚する
  ことに何の政略も発生しないし・・・」
弟「それはボクの意思ですよ、ボクも望んでのコトです。」
俺「・・・一方的にお前が望んでるってパターンじゃなくて?」
弟「間違いなく相思相愛の関係ではあるんです。」
俺「付き合ってもいないのに?」
弟「はい。」
俺「いきなり結婚?」
弟「んー・・・ちょっと結婚は飛躍しちゃったかもしれない。でも、今すぐという話ではあるんです。」
俺「なんだかよく解らなくなってきちゃったよぉ。付き合ってもいないのに相思相愛で、結婚はまだかもしれないけど今すぐに
  ここを離れなければならないなんて状況、俺には考えられないよ。本当に大丈夫なの?」
弟「さっきも言ったけど、『善は急げ』なんです。」
俺「えっと、つまりだ。結婚に向けて相思相愛の相手にとって重要なタイミングが今だってコトか?」
弟「この期を逃すワケにはいかないのです。」
俺「そういうこともあるかもしんないけど・・・まず付き合ってもいないんだろ?そこにはちょっとドン引きなんですけど。」
弟「・・・さっき祝ってくれるって言ってくれたのに!!」
俺「状況がおかしくなってるから怪しんでるの!!」

弟「そんなに変?」
俺「変だよ、盲目的すぎる。なんかお前だけが妙に焦ってるって感じに見える。」
弟「・・・」
俺「大体付き合ってもいないのに相思相愛だってどーゆーことさ?SNS恋愛か?そりゃちょっと深く考えた方がいいぞ。」
弟「ボク、SNSは一つもやってないですよ。」
俺「・・・本当に何の繋がりも無いじゃないか。」

弟「でも相思相愛だもん、そこは間違いないんです。」
俺「まがいなりの意思交換も通わせてないってコトだろーが。」
弟「相手の意思はしっかり受け止められたもん!!」
俺「どうやってだよ?」
弟「ハッキリと言ってくれたんです。それも、とても強い思いを感じるアプローチでボクに向けて言ってくれたの。」
俺「・・・」
弟「それまではボクの片想いでしたけど、その言葉を目にした瞬間に本当に嬉しかった。ボクは彼の想いに応えたい。」
俺「・・・言ってるコトは大層立派に聞こえなくもないけど、どうも釈然としないな。でも片想いではあったんだね?」
弟「うん。」
俺「いいかいデシちゃん、俺は今、君のことを本当に心配しているんだよ。どうも話をよく聞くと突飛な方向に進んできている
  様に思える。今君との話を一緒に聞いている読者さんも困惑しているだろう。」
弟「・・・」
俺「片想いが激しすぎて、暴走している風にしか見えないよ。」
弟「でも・・・」
俺「ちょっと聞いてて怖いもの。」
弟「でも・・・彼はボクを呼んでいるんです。間違いなくそうなのです。」
俺「・・・ますます怖いよ、完全に暴走じゃないか。」
弟「わかりましたよ、その証拠をご覧にいれます!!」
俺「そんなのあるんかい。」


みかぽんの願い


弟「大井がボクを呼んでいる。」
俺「いってらっしゃい。」



弟「御神本さんが天の川に託した想い、ボクが叶えますから!!」
俺「・・・俺の涙を返せ。」
弟「ボクは本気なんだぞ!!」
俺「お前がいくら本気でもね、かなり無理があると。」

弟「ふぐぅ!!」
俺「大体なんでみかぽんの短冊が『お前に向けてのメッセージ』になるんだ!?自意識過剰にも程があるだろ!!」

弟「だって御神本さん、ここの読者だし。」
俺「騎手人気高いんだな、ここは。」


弟「ここを見ているからこそ、最近のボクの想いが伝わって、そんなボクにキッカケを与えてくれたんだよ。」
俺「・・・」
弟「『さぁおいで弟子ちゃん』って言ってくれてるの。」

俺「実際みかぽんファンに多そうで怖いパターンだな・・・」
弟「ボクだけに言ってくれてるんだもん!!」


俺「・・・なんかこう、色々損した気分なんですけど。」
弟「待っててください、御神本さん。今逢いに行きます。」
俺「あのねぇ、君ねぇ、もうちょっと地に足着けて物事を考えられないのか?」
弟「ボクはいたって正常ですよ!!」
俺「まったくみかぽんも罪作りな男だね、ホントに。短冊一枚で狂っちゃうヤツが出ちゃうんだから。」
弟「急がなければ!!」
俺「なんで急がなきゃなんないのさ。」

弟「他の織姫達に先を越されてしまう!!」
俺「織姫が自分だけじゃないって判断できてるじゃねーか!!」

弟「はなせー!!大井に行くんだー!!(ジタバタジタバタ)」
俺「いいから落ち着け!!お前は今、完全に自分を見失っている!!みかぽんの短冊に催眠かけられてるんだよ!!」
弟「呼んでるんだもん!!彼女になるんだもん!!結婚するんだもん!!(ジタバタジタバタ)」
俺「どうすれば目を覚ましてくれるんだよぉぉ・・・」
弟「そうだ、ボクも短冊を書こう!!『御神本さんと結婚できますように』って!!」
俺「お前、この前『だこーって書く』って言ってたじゃないか!?」
弟「優先順位が大きく変わってしまった!!だこー、ごめん!!」
俺「もうダメだ、止められない・・・!!」

弟「短冊書いたら万全です、急がねば!!」
俺「・・・まぁ行って玉砕して帰ってくりゃいいか。」
弟「玉砕しないもん!!」
俺「わかった・・・もう止めない。行ってこい。ただし、一つだけ条件がある。」
弟「うぇ?なんで師匠が条件を出すの?」
俺「もしも付き合うことになったら、あの人の彼女としての、嫁としての役割を、きちんと果たしなさい。」
弟「役割・・・?」



俺「彼女になるからには、『君の力でみかぽんを
  しっかりと更生させ、しっかりと制御をしろ』と
  言っているんだ!!」

弟「目が覚めた。無理だ。」





★おまけ

俺「・・・コレでも見て心を静めるがいい。」
弟「おお・・・」


フミオさんの願い オリィの願い


俺「ブレないという美しさをかみしめるがよい。」
弟「ボクは浮き足立っていたのだ・・・」






※この短冊は先週の川崎開催で誘導馬コスチュームに付けられたもの。他の南関ジョッキー達の短冊もあるよ。
 見たい人はコチラ → 川崎競馬倶楽部ブログ 騎手たちの願いを乗せて~誘導馬の七夕バージョン~

 

↑ PLEASE 1DAY 1CLICK EVERYDAY!! ↑

[ 2014/07/08 01:10 ] その他 | TB(0) | CM(18)

ブログ閉鎖!!?でも目出度いおめでとう!!って思った気持ち返せ(笑)オリィのぶれなさはもうカッコいい域ですね^_^
[ 2014/07/08 01:22 ] [ 編集 ]

いやいや…

マジでビックリしたぞ…(´-ω-`)
デシちゃんの愛は届いて欲しいが更正は無理だな…(T-T)
[ 2014/07/08 01:29 ] [ 編集 ]

弟子ちゃん

大井乱入で

ネコ馬場の次は

弟子馬場だねww




[ 2014/07/08 01:40 ] [ 編集 ]

ひこひこ

ブログ終わるんかと!笑
七夕マジックだね!

九州は台風に怯え上がってます(^^;;
[ 2014/07/08 01:58 ] [ 編集 ]

途中、ツウさんのもとに旅立つのかと思った・・・


ここまでくるとオリィかっこいい♪
[ 2014/07/08 02:59 ] [ 編集 ]

今日はエイプリルフールだっけ?
ちょっとジーンとしてたのに。
本当になるように弟子ちゃん頑張ってね☆
[ 2014/07/08 03:31 ] [ 編集 ]

ええーい!
 
弟子ちゃん妄想が激しすぎるわ!(▽▽メ
 
ミカぽんも『C希望(照)』ぐらい書いとけよ!
 
的場のおっちゃんはリアルに続けてそうで怖い(;゜谷゜
[ 2014/07/08 03:54 ] [ 編集 ]

ビックリ

弟子ちゃんの乱というか、妄想には、ビックリしました。
七夕の願いが叶うといいですね?

展開的に本気だと思ったので、本当に驚きました。
大嫌いなエイプリルフールに似ているようなジョークですね。

まあ、落ちまでよんで安心?しましたが
[ 2014/07/08 05:29 ] [ 編集 ]

そっかー結婚するんかー
って、しみじみ読んでたのに
ちゃうんかいw
やっぱオチあったんかいw

色々考えながら読んでたのにー



騎手達の願いを熨せて
って何か気になってたけど
短冊やったのね
オリーのぶれない事w
[ 2014/07/08 07:37 ] [ 編集 ]

今日は朝読んだから朝っぱらから物凄いヘビーなネタを・・・って絶句してたら・・・。
なんだろう、この物凄いがっかり感(笑)
もう、いっその事本当にみかぽんを乗りこなしてしまえばいい!頑張れ弟子ちゃん!!師匠、取り越し苦労で良かったね。
[ 2014/07/08 08:05 ] [ 編集 ]

可愛いっちゅうか(^^;)

弟子チャンの決意はそんなもんなの?

本当に好きだったら

更生させます!って言わなきゃ(笑)

でも弟子チャンも一図なようで浮気性っぽいしなぁ

TILサンんの男前ぶりが目立ちましたわ

今度の台風って本州直撃したら

週末ぐらいに静岡付近かな?

お気をつけあそばせm(__)m
[ 2014/07/08 08:59 ] [ 編集 ]

焦。

すんげーオチ!!

弟子さん本気なのですね!

これで本当にカップル→結婚になるかも!!
[ 2014/07/08 17:25 ] [ 編集 ]

さすがは安心と信頼のゴッドオリィ…、期待を裏切りませんね!w
大井の帝王様のほうは、Roy Brooksという騎手が70歳でも現役を続けて
クオーターホース競走で勝利を挙げた例があるので、頑張れば願いをかなえられそうですね。

そして、オチwww
しかし、本気の弟子ちゃんでも"うろつき童子"の制御はできないのねw
とりあえず、シリアスな空気をつくった罰として、弟子ちゃんは最近はやっている"えもふり"の刑に処す!w
[ 2014/07/08 21:26 ] [ 編集 ]

ワンダーランド

女子2人組ってのはこーやってある日突然解散をむかえるのであるなぁ•••しみじみ。でも結婚なんてそんなものかもしれないしおめでたいけどなんだ?この寂しさ?BaBe?Wink?あみん?こずえみどり?ストロベリースウィッチブレイド?ベニーK?いやいやいやいや解散してないし!よかった(^-^)/
[ 2014/07/08 22:30 ] [ 編集 ]

ちきしょお。
一瞬でも少しでもほんとの可能性を考えた時点で負けだ…。

ところで七夕って新暦でも旧暦でも結構雨の多い時期ですよね。
なんか神様って性格ねじまがってるなあとか思った今日このごろです。
[ 2014/07/08 22:53 ] [ 編集 ]

初めまして いつも 笑かしてくれますな(^o^)
[ 2014/07/09 02:03 ] [ 編集 ]

初コメ失礼します。

みかぽんって千葉の小林牧場だったような・・・

小林牧場の所の道は何度も通ったことがありますけど、


田舎ですよ♪
[ 2014/07/09 02:15 ] [ 編集 ]

開催されているワールドカップでも差別撲滅が叫ばれている。
日本でも一部のサポーターが起こしてしまった差別的表現とも取れる横断幕が掲げられたのは、記憶に新しいところではある。
今となってもなお、彼は同胞が犯してしまった事と向き合い、考え、行動する。
短冊に込められた願いからは、彼の慈悲深さが容易に想像出来るだろう。


世界よ、これが日本のオリィだ!!


p.s先に短冊の内容を知ってしまっていたので、弟子ちゃんのオチが読めてしまったorz

モウシワケネー。
[ 2014/07/10 00:10 ] [ 編集 ]
立札4

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