血は争えない・・・

俺「結構意外なんだけどさ。」
弟子「何がです?」
俺「俺昨日、父上と母上に焼肉ご馳走してきたワケ。」
弟「うんうん、師匠はそういうトコでおマメさんなのです。」
俺「確かにねー、マメな方ではあるって思うんだけどさー、今日仕事の合間にそういう話をしたんだけどさー。」
弟「ふむ。」

俺「同年代では、そういうコトする方がレアみたい
  なんだよな。」


弟「ええー、そういうものなんですかねぇ・・・?」
俺「まぁバレンタインだからって考えりゃレアだろうよ、でもそうじゃなくて。」
弟「要するに、両親に対しての行動として、ってことでしょう?」
俺「そう。父の日とか母の日とか、あと誕生日とか。」
弟「大事だと思うけどね。」
俺「何かさ、そういう話をしてると同年代とか下の年代の連中の
  雰囲気がおかしくなるんだよね。」

弟「へぇぇ・・・」
俺「別にねぇ、『そういうコトはやった方がいいよ』って押し付けてるつもり無いんだよ。なのになんだか、自己嫌悪なのか
  知らないけど『はいはい、どーせ私はやってませんよ、チルさんはイイ子ですねー』みたいな感じになっちゃってさ。」
弟「そうなっちゃうんですか?」
俺「なんだろうね、イイ子アピールに捉えられてしまってる感じになるの。」
弟「ふぇえ、親孝行はイイことですよ。」
俺「自分としては親孝行なんて言い方すらも大げさだと思うんだよ。メシ奢っただけだぞ?」
弟「まぁね。」
俺「昨日の更新じゃ茶化して『どうです、イイ子でしょう』なんて言ってみたけどねー、実際にそういう感じで真に受けられ
  ちゃうんだなーと。上の人には『そういうとこあるんだ、エライじゃん』みたいに言われたけど、どーもねぇ・・・」
弟「ほへぇ・・・」

俺「両親の誕生日知ってるって言ったらビックリ
  されたぞ。」

弟「ええええええ・・・」


俺「そーゆーもんなんだなぁと。俺は知ってて当たり前だと思ってたから。」
弟「そーゆーもんなんですねぇ・・・」
俺「こういう話すると居心地悪そうにする人ってのは少なくないんだろうな。」
弟「親と不仲な人が多いってこと?」
俺「不仲と言うより疎遠と言うか。あとは、親に頼ってる部分がまだ大きいから、親に何かプレゼントするってことを考え
  られないってパターンもあると思う。それか自分の家庭を維持するのに手一杯で、そういうことに手が回らないって
  人も居るだろうね。」
弟「ああ、師匠はひとりもんだから余裕あるもんね。」
俺「お前もアイツらと一緒なのかよぉ・・・」

弟「ごめんなさい。」
俺「間違っちゃいないんだろうけどね・・・」
弟「でも、そんな周りの反応に愚痴こぼす様な問題じゃないと思うんだけどね。」
俺「そういうコトを大事にしたいって言うより、それが普通だと思ってたから、なんかそういう反応が妙にショックで。」
弟「なるほどねぇ・・・で?ご両親にはご満足して頂いたのですか?」
俺「・・・」
弟「・・・何か聞いちゃいけなかったです?」
俺「あの野郎・・・!!」
弟「!?」


俺「俺の上カルビ、3枚も余分に
  食いやがって・・・!!」

弟「ご両親はご満足した模様で。」


俺「父上め・・・俺の上カルビをぉぉ・・・!!」
弟「師匠の父上ですか。」
俺「俺が目の前で焼いていた愛らしい上カルビを3度に渡り強奪したのだ・・・人の親のすることじゃねぇよ・・・!!」
弟「そういうことする風には見えないけどなぁ。」
俺「そういうことするんだよ、アイツは。」
弟「アイツってアンタねぇ・・・でも、ボクの知ってる師匠の父上は物静かで渋い人って印象ですよ。」
俺「あんまし喋ったことないだろ、ココに土産持ってきてくれた時に会ったぐらいでしょ。」
弟「そうだね。」
俺「外面はいいんだよ。」
弟「そういうこと言わないであげて下さいよ。」


俺「だって俺の父上なんだぞ。」
弟「説得力がある・・・」



俺「もうねー、父上見てると確実に『俺はこの人の子だ』って理解できちゃうもん。」
弟「そうなんだ、自分で似てるって解っちゃうんだ。」
俺「悔しいぐらいに親子しちゃってる。」
弟「例えばどんなトコです?」


俺「スケベで競輪が当たらない。」
弟「さすが父上である。」



俺「スゲーんだよ、俺の比じゃねーぞ。こんな俺に『なんでコレで競輪続けていられるの』って言われるぐらいだぞ。」
弟「そんな父上を見て師匠もよく競馬やってますね・・・」
俺「最早天才だもん。父上見てると自分がお上手に思えてくるもん。」
弟「そこまで言いますかね・・・」
俺「焼肉食いに行った日さー、静岡競輪場でG1レースがあったんだよ。当然父上も買ってたらしいんだけどさ。」
弟「我々も京都記念と共同通信杯ハズしてますけど。」
俺「俺が『どうせ負けたんだろ』って言ったらニヤァって笑って『手を出せ』って言うの。あら珍しい、当ててお小遣いなんか
  貰えちゃうのかなって思ったら、アイツ俺に何よこしたと思う?」
弟「とりあえずお金ではないことは解りますけど。」


俺「現地で食ったアジフライのしっぽだぞ?」
弟「間違いなく親子ですね・・・」



俺「見事に負けてた。しかも途中で結構イイ車券当ててたのに突っ込んだらしい。そんで『決勝取ってりゃお前に奢らせ
  なくて済んだんだけどな』とかぬかしおってからに・・・」
弟「突っ込んじゃうタイプなんだね、もったいないな。でもスケベってのは意外だなー、そんな風に見えない。」
俺「よくそう言われるんだよ。でも酒入るとフニャフニャになるんだよ、絶対にお前と一緒に飲ませたくない。」
弟「マジですか。」
俺「地獄絵図が簡単に予測できるもの。」
弟「それはおっかないですね。」

俺「・・・お前に対しても皮肉言ったつもりなんですけど。」
弟「ボクは大丈夫なので。でも父上はお酒が弱いんですか、確か母上はお酒飲めないんですよね。師匠は強いと思う
  けど、そこは誰に似たんだろ?」
俺「そりゃ間違いなく父方のじいちゃん。」
弟「ほー、強かったんですね。隔世遺伝ってヤツだ。」


俺「肝臓ヤッて死んでしもた。」
弟「気をつけろよ!?」



俺「きおつけまする。」
弟「まったくもう・・・」
俺「でもねー、こういうお調子者的な部分も本当に父上に似てるんだよ。性格の部分は母親似じゃなくて父親似だと思う。」
弟「そうかな?母上にも似てると思うけど。」
俺「母上とは何度も顔合わせてるもんな、お前。」
弟「面白いよね、師匠の母上。」


俺「面白い生き物なのは間違いないと思う。」
弟「生き物って言うなよ・・・」


俺「性格はあんまし似てないと思ってるんだけどなー。母上は大雑把だもん。」
弟「ああ、大雑把っぽいね。」
俺「料理なんか教わりゃ解るよ。我が母ながら料理は上手だと自慢できるんだけどさ。」
弟「うん!!たまにお土産で師匠が持って帰ってきてくれる母上のお料理はオイシイですよ!!」
俺「ウチの台所、計量カップとか大さじ小さじとかタイマーが無いんだよ。」
弟「計らないのか。」
俺「『ここで醤油をワーッと入れて、イイ感じになったら火を細くして
  もっとイイ感じにすれば完成よ』って説明で何ができるのかと。」

弟「・・・」
俺「ブルース・リーが料理してるんじゃねぇんだから。『考えるな、感じろ』ってヤツかと。」
弟「でもその説明で師匠は料理を教わったんでしょ。」
俺「だから俺も料理の説明ができないんだよ・・・ワーッて入れてイイ感じにしてるんだから・・・」
弟「理解できちゃってるじゃん。」
俺「俺ね、初めて母上に料理習った時にさ、みりんと酒の役割を知らなかったのよ。味付けに大して関わってくるものじゃ
  ないでしょ、指に付けてなめてもあんまし味しないし。」
弟「ふむ。」
俺「『ねぇ母上、なんで煮物にはみりんを入れるの?』
弟「母上なら知ってて当たり前・・・」


俺「母上にそう聞いたら『言われてみればなんでだろうね・・・』
  って返ってきたんですけど。」

弟「さすが母上である。」


俺「結局自分で調べたわ、みりんの甘味とか用途とか。それを母上に言ったら『へぇ~!!』って言われたわ。」
弟「すげぇな母上・・・」
俺「こんなんだから俺と性格はあまり似てないと思うんだけど。」
弟「そうでもないですよ。」
俺「じゃあドコが似てるって言うのさ?」

弟「人の話を聞かないじゃないですか。」
俺「ヒトの母親になんてこと言いやがる・・・」


弟「話が急カーブするんですよね。」
俺「解るけどもね・・・本当に人の話を聞いてないから・・・」
弟「何度も母上とはお話しさせてもらってるから、そこは凄い解る。」
俺「あんまし解ってほしくないです・・・」

弟「師匠も都合悪くなると急カーブさせるじゃん。」
俺「俺がそうする場合はワザと!!母上は天然!!」


弟「そーかなぁ?」
俺「ここまでだって会話がキャッチボールとして成り立ってるだろ!?母上の場合はそうはいかないの!!いきなり
  カーブしたり脱線したりするの!!そういう人なの!!」
弟「なかなかヒドイこと言ってますよ・・・」


俺「こっちが投げた球に見向きもしないで、懐から突然レモンを
  取り出し顔面めがけて投げつけてくるような会話するの!!」

弟「あのね師匠、スゲー解る。」


俺「・・・母上と似てるのは顔じゃないかなぁ。あと声。」
弟「ああ、そうかも。声似てる。」
俺「昔の写真は俺に似てるんだよ。身長は俺の方が全然高いんだけど。」
弟「へぇ、そうなんだね。」

俺「母上に『ちんちくりん』て言うとスゲー怒るよ。
  今度お前も言ってみ。」

弟「怒らせる為に言ってるんでしょ・・・」


俺「顔合わせば文句の言い合いになるんだよねぇ・・・」
弟「まぁでも、そんだけ堂々とご両親に対し憎まれ口叩けるだけ仲が良いということなんじゃないですかね。」
俺「そういうことになるのかなぁ、あんまり特別に仲が良いと思っちゃいないんだけど。でも周りにもよくそう言われるって
  ことはそうなんだろうな。」
弟「悪くはないでしょ。」
俺「確かにね。」
弟「これからも引き続き仲良し親子で居られればいいんですよ。」
俺「まーな。それに越したことはないよね。」
弟「これからも師匠はご両親をお食事に連れ出したりしてあげて下さいよ。」
俺「・・・」
弟「師匠・・・?」
俺「えぐっ・・・」
弟「えぇ!?なんだかボク、マズいこと言っちゃいましたか!?そうだとしたらごめんなさいですけど・・・」



俺「あのバカ親父、『次は海鮮食いてぇ』とか
  贅沢ぬかしおってからに・・・」

弟「さすが父上である。」
俺「『じゃあ北海道だー♪』じゃねぇんだよ、都合
  考えてくれよ、かーちゃん・・・」

弟「さすが母上である。」



俺「・・・とにかく元気でなによりですけど。」
弟「ガンバレ師匠。がんばってご両親を大事にするのだ。」






※なかよく健康で有り続けたいものです

 

↑PLEASE 1DAY 1CLICK EVERYDAY!!

[ 2015/02/17 01:19 ] その他 | TB(0) | CM(18)

うん

何かしらほっこりとしました。

あの京都のあとだからかな
[ 2015/02/17 05:00 ] [ 編集 ]

へー
父上はそんな人なんやー
母上はそんな人なんやー
って読んでてレモンに笑ったw

[ 2015/02/17 07:16 ] [ 編集 ]

うる星やつらに出て来そうなキャラですね(^^)
[ 2015/02/17 07:39 ] [ 編集 ]

親孝行

えぇ人間として独り立ちしたら、TILさんみたいに何か親孝行したいと思います。
僕は誕生日覚えてるのは当たり前だと思うんですけどねぇ…
年齢は未だにはっきり覚えてませんが笑

ところでTILさんというのは、父上のアレな部分と母上のアレな部分が見事に融合された生き物と考えてよろしいでしょうか?
[ 2015/02/17 07:58 ] [ 編集 ]

当たり前が当たり前ないんですねぇ

自分が普通と思ってる事をやってりゃいいんですよ^ ^

親子ってのは悲しいかな見た目とか嗜好(思考)とか似てるもんです

恐るべきDNAの力・・・

只、そのDNAがディープの物か

ばんえい競馬の物かが選べないw

料理上手な人は計量カップとかつかいません

只、説明が上手いか下手かはその人によりけりですけどね(^^;)

親孝行したい時に親はなし

墓に布団はかけてあげられへん

ってよく言われますから頑張って

ほっかいどう競馬で当てて連れて行ってあげてください!
[ 2015/02/17 08:41 ] [ 編集 ]

感覚

師匠さん、弟子さんおはようございます。
師匠さん親孝行お疲れ様?です。
自分は、わかりませんが、普通に社会人になってから親の誕生日プレゼントなどはあげてます。
こういうのは教わるものでもないし、感覚なんでしょうが。
まあ、若い人はこれから?かな。
師匠さんのご両親ネタも面白かったです。
なんかハートフルてすね。
[ 2015/02/17 09:24 ] [ 編集 ]

親孝行大事

ですね、静岡競輪場で行われた全日本選抜競輪決勝ね。なかなか買えないけど買えないこともない。北でのワンツーでしたね。ギヤ規制一発目のG1でしたしね。最近、賭けなきゃ増えないけど減らないことに気付きまして。つまらん人生になってんなー
[ 2015/02/17 14:32 ] [ 編集 ]

北海道ぐらい連れてってあげればいーじゃないですか。そんなの師匠の得意な競馬でまんばけんをポンポン当てればすぐ済む話です。(←適当)

私は、両親の誕生日は知ってましたが、特別何かしたという記憶はないですねぇ。今となってはやっときゃ良かったなぁと後悔してますが…。亡き親父から言われた一言で、『ウチの家系はギャンブルに滅法弱いから気を付けろよ』というのがあります。…どうやら間違いない模様です。チキショー!!
[ 2015/02/17 23:37 ] [ 編集 ]

親孝行しましたね。

しかし上カルビ3枚のくだりは笑いましたわ。他にも楽しいエピソードがあり羨ましいくらい。自分にも楽しかった思い出はありますが、他人に話して面白く思ってもらえる話はほとんど無いんですよね。特に親父は生真面目なタイプなもんですから…。

親の誕生日を知っているっていうのは自分にとっては当たり前な話なんで、今の若い世代の人達の感覚はちょっと不可思議に思いましたね。

これからもご両親とは仲良くなさってください。



[ 2015/02/18 00:04 ] [ 編集 ]

>ネゴタさん

なかなか自分の家族関係を話すってのはハズカシイですね。
[ 2015/02/18 01:47 ] [ 編集 ]

>のん吉さん

そんな人たちから産まれたんすよ・・・
[ 2015/02/18 01:48 ] [ 編集 ]

>シュシュさん

そうなん?知らないんだよねー・・・
[ 2015/02/18 01:48 ] [ 編集 ]

>まささびさん

別に立派にならんでもできるもんですよ、現実アタイは立派じゃねーし。

人の両親をアレ呼ばわりするんじゃねええええ!!!!!
[ 2015/02/18 01:50 ] [ 編集 ]

>ドスケベさん

そうなんですけどねー・・・なんか「しないのが普通」みたいなのが残念って
感じがしてねー・・・「いつかやればいい」みたいになっちゃってんのかなぁ。


でも門別は二度とやんねぇけど。
[ 2015/02/18 01:53 ] [ 編集 ]

>トリゴボウさん

こんなこと言っておきながら「旅行ギライ」な我が父上。
お酒持ってって相手するだけで喜んでくれるんだから疲れるってコトはないですよ。

そういう行為よりも通常の会話が一番疲れるんだからさ・・・
[ 2015/02/18 01:56 ] [ 編集 ]

>鷹匠王さん

競輪ワカラン・・・
[ 2015/02/18 01:57 ] [ 編集 ]

>ササニシキさん

賭け事に弱いのも遺伝すんのかな、やっぱり・・・
[ 2015/02/18 01:58 ] [ 編集 ]

>飛天龍翔さん

うん、結構ビックリした>親の誕生日
プレゼントはしないまでも知ってるのが普通だと思ってたんで・・・

人から「自分の父は生真面目」って言われるとそれが羨ましく感じられちゃいますよ。
隣の畑ってヤツですね。
[ 2015/02/18 02:01 ] [ 編集 ]
立札4

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