俺「勘違いしてた。」
弟子「ダメですよ、大事なことなんだから。」
俺「
大井でのラストランってコトだったんだね、隅田川オープンは。」
弟「うん、でも残念だったね・・・」
俺「水曜の船橋メイン、船橋ナイターカウントダウン!オープンで
ラストランを飾る予定だったんだね、マズルブラスト。」弟「ケガで除外になっちゃいましたけどね・・・」俺「まぁ、大事には至らなかったみたいで良かった。」
弟「ラストランを見たかった人は残念だったでしょうけど、無事であることが何よりですからね。」
俺「前に彼の引退に触れた時は軽く
『お疲れ様』って感じで済ませちゃったけど、今回が本当のラストランの予定だった
ってコトで、改めて
頑張りまずるさんのコトを振り返ろう。」
マズルブラスト 牡13歳 青鹿毛
誕生日:2002年 5月13日
父:ホワイトマズル 母:セーヌリバー(父:ノーリュート)
俺「南関ファンにはおなじみの
『頑張りまずる』のメンコ。晩年はこのメンコにチークピーシズ&シャドーロールというゴテゴテ
な武装でレースしてましたね。」
弟「まずるさんはひらがながよく似合うのだ。」
俺「お前が
南関三大老と呼んでいた3頭の最後の一角として13歳まで走り続けてきた。12歳で南関オープンを2勝できる
なんて、こんな馬はもう現れないだろうなぁ。」
弟「仙人様、ボンちゃん、まずるさん・・・三者三様の凄さがありましたね。」
俺「その3頭が同期なんだからスゴイ世代だよなー。中央ではトウカイトリックさんも同期にあたる。」
弟「長く活躍できた世代なんだな。」
俺「クドイ様だがディープインパクトの同期でもある。」弟「解りやすいけども。」俺「南関三大老はそれぞれ歩む路線が違ったからな。マズルブラストは中央交流戦よりも地元戦を主に戦ってきたから、
どうしても中央相手に戦っていたボンちゃんことボンネビルレコードに比べ影が薄くなってしまう。」
弟「フジノウェーブは短距離路線で、中央相手のレースも多かったし。」
俺「東京ダービーまではボンちゃんとまずるさんでは、まずるさんの方が上と見られていたんだよ。」
弟「そうだったのか。」
俺「ジャパンダートダービーでボンちゃんが3着、まずるさんがまさかのブービー大敗という結果になり、彼らの立場は逆転
したんだ。」
弟「クラシックではしのぎを削りあってたんですねぇ。」
俺「まだ内田騎手がバリバリの南関ジョッキーだった頃だよ。」
弟「・・・歴史感じるなぁ。」俺「だからなんだけど、ひょっとしたら当時はまずるさんのファンとボンちゃんのファンは、どっちが上かって感じで仲が
良くなかったかもしんないね。まぁ当時は彼らがこれだけ長く南関の舞台を走り続けることになるだろうなんて思って
なかっただろうけどさ。」
弟「・・・正直、ボクだって彼らが高齢でも頑張っていたから知って、愛着を持ったんだもの。仙人様だってそうだよ。」
俺「やっぱり10歳を越えて頑張ってる彼らの姿からは、他の馬には無い魅力があったもんな。」
弟「でも、さっき師匠が言ってた通り、南関三大老の中では三番目って見方しちゃってたな。」
俺「そうだね、ボンちゃんと仙人様は晩年も南関重賞を走っていたのに対し、まずるさんの主な狙いはここで予想をやって
いないオープン特別だったから。それは仕方ないかもしれないなぁ。」
弟「でも3頭の中で一番長く現役を続けられたのがまずるさんなんだから。」
俺「そう、そこが三大老の中でまずるさんが一番すごいトコロなの。」
弟「関係者様方の尽力もあって、ここまで頑張ってこれたんですね。」
俺「日増しに大きくなるまずるさんへの声援に、関係者の皆さんが応えようとしてくれたおかげです。」
弟「師匠はまずるさんのレースでドレが一番印象深いですか?」
俺「やっぱり晩年のレースなんだよね。俺も実は南関歴が浅いから、彼らのクラシック戦はリアルタイムで見てないんだ。」
弟「なのになんでそんなにえらそうなの?」
俺「今はそこスルーしてくれないかな。」弟「なんだ、ボクとあんまし差が無いじゃん。」
俺「・・・このブログ始めたのが2012年の6月だろ、そこから遡って3年無いくらいだよ、地方競馬も見始めたのって。彼らが
クラシック走ってたのって2005年だぞ。」
弟「おおお・・・そういう言い方するとますます歴史感じる。」
俺「2005年っつったら、俺はまだ赤ちゃんだよ。」
弟「誰でも解るウソをつくな。」俺「・・・ともかく、俺もまずるさんの競走の歴史を最初から見てたワケではないんだ。そりゃ見返すと面白いレースはたくさん
あるんだけどリアルタイムで経験してないからなー・・・」
弟「要するに、彼らが高齢馬にという扱いになってから応援し始めたと。」
俺「根っからのファンからしてみりゃミーハーなものだろうけど、やっぱり
だからこそって部分あるじゃん。」
弟「うん、否定しないよ。ボクも同じだもん。」
俺「まぁ、だから、12歳になっての勝利が印象に残ってるんだけど。印象が強いのは約2年振りの勝利になった年明けの
大師オープンの方かな。」
弟「覚えてる・・・鞍上アイツだったんだよね。」
俺「アイツはもうアイツになっちゃったんだね・・・」弟「ふぐぅ・・・こんなにいいレースができるのに・・・」
俺「ヤブヘビになってしまったかな・・・」
弟「ふぐぅぅ・・・」
俺「まぁ、まずるさんは川島厩舎の生き字引みたいな存在でさ。クラシック時期での主戦は内田騎手で、内田騎手が中央
移籍したら今度は戸崎騎手が主戦になって、中央入りを果たした元南関の両巨頭に背中を預けてきたわけですよ。」
弟「・・・ひょっとしたらまずるさんが二人を中央ジョッキーにしてくれたのかもね。」
俺「ああ、イイこと言うじゃん。そうかもしれないな。」
弟「これだけ長く走っていれば、騎乗した騎手もたくさん居るんだろうなー。なんかね、まずるさんは見始めてからの印象に
なっちゃうんだけど、
主戦騎手は誰なんだろうってイメージあるの。」
俺「なるほど、お前が南関を見始めてからは確かに鞍上が定まってないな。」
弟「
ボンちゃんはフミオさん、仙人様はアイツって決まってるのに。」
俺「・・・もう名前言わないんだね。」
弟「今野騎手のイメージがあるなぁ。」
俺「晩年で多く騎乗してたな、今野騎手は。ラストランは正太郎坊ちゃんの予定だったんだけど。」
弟「川島ファミリーの結晶としてのラストランになるはずだったのに、改めて残念だなぁ・・・」
俺「まーそれでも。粋な計らいしてくれましたね。」
弟「?」
俺「引退式は無かったけど、それ以上の引退撮影会を全レース
終了後にパドックでやったんだって。」弟「引退式以上・・・?」
俺「正式な引退式がやれれば良かったんだろうけどさ。でもまぁ、結果的にはこういうカタチで良かったんじゃないかな、
コースでやるよりお客さんとの距離も近いし、形式をしっかりしたものよりもラフな感じで。」
弟「何をやったんです?」
俺「記念撮影会だって。」
弟「だから、それが引退式以上ってどういうコト?」
俺「戸崎騎手と内田騎手が来たんだよ。」
弟「!!!!!!!!!!!!!」俺「騎乗が無いのに来てくれたんだって。彼らがそうしてくれるってコトは、やっぱりまずるさんへの恩義があるのかもね。」
弟「それはファンも喜びますね!!」
俺「当然、川島正行調教師との思い出もまずるさんにはたくさん詰まってるハズだし。」
弟「そうだろうねぇ・・・」
俺「ケガの具合もハ行が出たってコトで、こういう撮影会ができたんだから大したコトはないだろうし安心したよ。」
弟「ラストランを走れなかったのは残念だけど、これからの第二の馬生が順風満帆であることを願います!!」
俺「引退後はノーザンホースパークで乗馬になる予定だそうです。」
弟「・・・でも、やっぱり
アイツは来てなかったってコトですよね?戸崎騎手と内田騎手は来ても。」
俺「・・・そう思うよね?」
弟「ゑ!?」俺「ちょうどいいタイミングでconorさんから現地写真を頂けた。使わせてもらいますよ、ありがたう!!」
弟「ま、まさか・・・(フルフル)」
俺「来たんだぜ、アイツ。」
弟「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」俺「見たい?」
弟「ほ、本当に!?来ちゃっていいの!?見たい見たい!!」
俺「なんだかんだ言ってもデシちゃんはアイツが心配なんだね・・・ではご覧頂きましょう。」

弟「・・・居ないじゃん。」
俺「居るじゃん。」
弟「正太郎騎手でしょ、今野騎手でしょ、乗ってるのは戸崎騎手で、向こうに居るのが張田元騎手と内田騎手でしょ、
ドコにもアイツ居ないじゃん。」
俺「お前は勝負服着てないと騎手の見分けがつかないのか。」
弟「ええー・・・ドコに居るんだ?」
俺「しょうがない、わかりやすくしてやる。」
俺「これなら解るデショ♥」
弟「たぁかぁしぃぃぃぃぃ!!!」俺「・・・勝負服脱いだら下からアイツの勝負服が出てきたそうだ、張田師なりのメッセージだと思うけどね。」
弟「なんてパンチの効いたコトしてくれるんですか、このお方は・・・!!」
俺「こういうコトができちゃうのも、堅苦しくない場だからこそだと思うよ。その雰囲気の中心にまずるさんが居るってのは
なんだかステキじゃないの。」
弟「物は言いようだねぇ・・・」
俺「いつもピカピカな黒々とした雄大な馬体、本当に大事にされてきたんだなぁって思えたものです。お尻のクローバー
マークもキレイだったなぁ。」
弟「長い間、南関のトップクラスの馬たちを相手に本当によく戦い続けてくれました。12歳での2勝はお見事!!」
俺「同期でライバルのボンちゃんも頑張ってることだし、まずるさんの第二の馬生も幸多きことを望んでおります。」
弟「仙人様はちゃんとまずるさんを見守るよーに!!」
俺&弟子「おつされさまずる!!!!!」
張田さん「オレもなんかつかれちゃった♥」弟「たぁかぁしぃぃぃぃぃ!!!」※ハイ、皆さんも『おつかれさまずる』!!!!!
↑PLEASE 1DAY 1CLICK EVERYDAY!!
http://tiltowait0hit.blog.fc2.com/blog-entry-914.htmlおつかれさまずる!!
おつかれさまずる!!
マズルブラスト君。
本当にお疲れ様です。馬柱に馬齢13歳と記載されていた馬。
本当にすごいと考えます。
75戦17勝だったそうで。すばらしい。
最後除外だったのは少し残念ですが、本当に無事でよかった。
内田さん、戸崎さんも船橋に来場されたなんてなんか、じーんとしますね。
今後は乗馬うまとなるそうで、第2の人生も楽しんで?ください。
※こういうのを取り上げてくれるブログもありがとうございました。
素敵なお話をありがとうございました。
ついに、マズル爺も引退ですか。
産まれ故郷に帰れるのですね。
本当によかった。
今までありがとう。
おつかれまずる。
マズルブラストさん引退ですか・・
本当におつかれさまずるですね♪
今後は乗馬なんですかね。
これからはゆっくり過ごしてほしいものです。
そういえば気づけばザサンデーフサイチも
引退してたみたいでそれも種牡馬とか・・
フォゲは確か乗馬だったかと思うのに
何故でしょうね?
13際、ディープインパクトと同級生
下手すりゃ孫と走ってるようなもんですもんねぇ
お疲れさまでしたm(_ _)m
誤字った方に対してのコメ返ですか(^_^;)
おぅ飼ってやんよ!
何をするかって?
愛玩するに決まってるさ!!!
(友達100人できるかな♪のメロディーで)
モーリス何本入るかな♪
まだまだ地方競馬知らん事だらけです
内田騎手が南関の騎手やったのも初めて知りましたし、ボンネビルレコードもそうです。
これからも沢山情報広めて下さいね
マズルは当初前走で引退して船橋は引退式を行う形で調整してたようなんですが、その後セレモニー兼ねて走るってことになって、えっ…って思ってました。
今回の除外は内田騎手の進言だったみたいで(この馬のことは僕が一番わかっていると言ったとか…)、馬場も悪かったし残念だけど英断だったと思います。ほんとにお疲れさマズルですね!
こういうイキなことをやってくれる、南関東競馬を私は大好きです!
それにしても、最近は吉井竜一騎手の勝負服があの人と見間違えてしまう・・・
南関に限らず中央もですが、騎手&調教師は苗字も名前も一発で読めない人が多いのはなぜなのか。
「張田京」を一発で読めたら南関通。
騎手だけの撮影では☆の勝負服でしたが、
関係者の皆様との撮影の際には、
やっぱりまずいよな?と言いながら、ご自分の勝負服を着た張田師。
撮影後にはまた脱ぐ。
粋なはからいの張田師を応援いたします。
☆が船橋所属なら、もう少しなんとかなったのかも、いや、ならなかったかも。
素敵なブログに写真をご使用頂き、ありがとうございまずる!
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